2016年8月31日水曜日

多言語生活の苦労


                      綾ちゃん自身も初対面の人からは必ず、なに人なのか尋ねられる。
     (ま、正確には、当然中国人だと思っていたら名札がヘンだしドクターとも
     ドイツ語で会話しているから、あれれと思われて訊かれる)相手の
     そういうことが分からないと不安なものなんだ、ヒトっていうのは。
     でもさ、お母さん中国人なら中国語できるはずじゃないのかな?



      『私の母はタイとベトナムに長くいた中国人なので(?どういう
      経緯なんだろうね?)三つの言語がチャンポンなんです。
      この三つのうち、一番分かるのはベトナム語ですがこれも完璧では
      ありません。タイ語もなんとなくわかります。全部それぞれ似てるんです。
      中国語は部分的にしかわからないのでドクターとお話しするのは
      無理なんです。』



     うん、うん、わかるよ。うちの子だって日本語とドイツ語二つの両立で
    ものすごく苦労したんだ。学校での成績はいつもひいひいだったしね。
    バイリンガルなんて本当の意味でのパーフェクトな人はそうそういないし
    下手するとどっちとらずになってしまう公算の方が高かったりする。



       『子供の頃から言語的に複雑な環境で学校の成績もとても
       悪かったんです。良い学校に行けなくてハウプトシューレ(現在は
       無し)に行ったから随分いじめられました。


     ふーん、そうなんだ。大変だったんだね。んー。でも、これだけの
    情報じゃあ、ドクターが彼女にビビる理由にまではたどり着いていないかな? 





     
         抹茶セーキとか抹茶サワーとか甘いソーダ系と抹茶は
        相性がいいわけだから、今回はラドラーというビールの
        レモネード割りと合わせてみた。これはなかなかイケたが
        おやつ感覚。食事には合わない。
        今日のご飯は手抜きでお寿司を買ってきた。近所のスーパー内に
        その場で握って売ってくれるコーナーができたんだ。お試し。
        お味はなかなかグーでした。種類は少ないけど便利です。






                        

2016年8月30日火曜日

なに人なのかわからない

                    


       『  はじめまして、アシスタントのヨシオカです。
        よろしくお願いいたします。』




                       失礼ですけどどちらからおいでですか?お名前がドイツの名字ですもの、
     こちらの方とご結婚してらっしゃるんですね。



                       いやー、しのごの詮索せずにあっさり直球で訊くのが一番さ。
     多分彼女はしょっちゅうこの質問を受けるんだと思う。ま、会話の
     とっかかりだからね。



                           『 私はドイツで生まれ育ったのです。母は中国人ですがタイと
       ベトナムでそれぞれ育ち、父はロシア、トルコ、イランのクオーターで
       私の夫はドイツとクロアチアのハーフなんです。』


                                   え?ええー??
           それじゃあ、もはやなに人なのかわからない?






ノーモア チャンレンジと誓った抹茶ビール
性懲りも無くまた作った。
でも今回は結構うまくいった。




                   



2016年8月27日土曜日

なんとなく付き合いづらい

                  


      公私の両方で精力的に遊び続ける(いや、「公」では遊んでないって)
     綾ちゃんですが、もちろん、日々色々なことが病院でも起こっています。



                      この間、東洋系の女性が患者さんでやって来た。なに人なんだろう?
     ぱっと見た目は南方の中国人か?ベトナムとかタイっぽい匂いもするが
     ちょっと違う。綺麗っぽい女性でお若いけれどファッションがほんの少しだけ
     「すれた」感じがする。名前を見ると立派なドイツ人の名前。名字も名前も
     こちら風、ということはドイツ人と結婚した中国人ってことか?ふーん、
     だとすると、これまでの経験だとドイツ語が全然出来ない可能性大。
     困ったな。ペラペラか全くダメかどっちかのパターンが多いんだ。
     ま、中国語ネイティブならドクターや奥様に丸投げだな、こりゃ。


                        綾ちゃんは別の仕事があって受付はやらなかった。あとから何となく
     見ていると彼女、ドクターとはドイツ語で会話している。ペラペラネイティブ
     だ。つまり中国語は出来ないってことか。でもなーんかおかしい、っていうか
     怪しい。いや、彼女じゃなくて、ドクターの方。



                        綾ちゃん、ドクターとは四年近く毎日働いていて、かなりいろんな感情が
     読み取れるようになってきた。大体ハズレて無いと思う。もしかして
     この女性にビビってる?表面はちょっと偉そうにお医者さん然としてるけど
     なんとなくやりにくそうなんんだ。






                  何かあるな。





お友達のIさんにいただいたトマトの苗。この暑さで
なんども干からびてしまいそうになりながらようやく美しく
第一号を収穫。重さで枝が折れてしまいましたね。
ただいま冷蔵庫で冷え冷えになっているところです!






2016年8月25日木曜日

アンマー湖とアンデクス修道院あれこれ




昨日の午後のお散歩。写真あれこれです。



アンマー湖のため息が出るような美しさ。バイエルン チケットすら要らない
Sバーン圏内で出会える風景なんてちょっと感激ですね。

遊覧船に乗ろうか山に登ろうかちょっと悩んで、、、



アンデクス修道院へ向けて山登り気分。4km登って行きます。
ちなみにバスも出てます。行きはバスで帰りは山道もアリです。




見えてきたー!ここはバイエルン州第二の巡礼の地です。
観光客に混じって杖をつきながらよろよろと登ってくる方もおいでになって
厳粛な気持ちにさせられます。


内部




なんとバイエルンの作曲家カール オルフの墓石発見!ここに眠っていたんだ!
オルフなんて知らない!っていう人も代表作カルミナ ブラーナの有名な
一節はドラマとかで定番で出てくるから聴けばきっと知ってるよ。




そしてお約束。ここの修道院直営ビールはとても大きくて
ミュンヘンだけでなく全国各地に直営店があります。




セルフのビアガーデンもありますが綾ちゃんはゆっくりとレストランへ。
実は思いつきで来ちゃったので現金を持っていなかったから
こっちにしたのですが眺めはこっちのほうがよかった。
なんか綾ちゃん、いつも海老食べてますね。シーザーサラダ。




綾ちゃんの席からの眺め。


お昼の12時に空港からSバーンに飛び乗って、これだけ堪能して
いっぱい歩いて19時には家に帰り着きました。
お風呂に入ってブログアップしてバタンキューでした。




2016年8月24日水曜日

今日から一人暮らし




                       世間の誰もが夏休みの8月、病院も少し暇になる。



                     だらだら働くのが嫌なのかドクターは8月の金曜日を基本、お休みにして
    しまって患者さんの予約を整理することにした。家族小旅行を何度もしようと
    いうこと。



                    色々アクシデントに見舞われて上手く長期休暇が取れなかった綾ちゃん。
    こんな時、ドイツ人ならさ、いやー休むものは休みますって休暇入れちゃうん
    だろうけどね。さすがにプラーナーにぞろっと並んだ患者さんの名前見てると
    出来ないなあ。んで、お天気の良い日にちょびっとお出かけするとか
    その程度で満足しています。そこはミュンヘン、市内も近郊も半日だって
    結構色々できちゃう。



                  今日は朝、二男を空港に送りに行って、、、、そう、綾ちゃんは一人。
    夫は日本。長男も日本。二男も日本へ旅立って行った!いやっほう。綾ちゃん、
    これから二週間、新学期が始まるまで花の(!)独身(未亡人の間違いじゃないか?)
    一人暮らし!ま、休みは今日だけで明日から仕事するけどね。



行ってきまーす!
        
                     お気楽綾ちゃん、息子を見送ったらその足で郊外電車に飛び乗り
       ヘルシングへ。空港行きの郊外電車のもう片方の終点はここ。
       アンマー湖のほとりのヴァカンスの街。
                      空港に行くことがわかっていたので今日は郊外電車Sバーン一
       乗り放題券を買っているからね。




今日はピーカン。アンマー湖、絶景、絶景。




2016年8月23日火曜日

一年ぶりのラ・ステラ



                                    今日はグルメネタ。


                       ザルツブルクに来たら絶対ここ。去年来て感激したお店、ラ・ステラ
     シュテルン ビアガーデンの続きにあります。ステラという名前はお隣の
     シュテルン(Stern 星)と語呂も合っているしゲーテの戯曲の名前でもある。
     語呂が合ってるだけでなく意味も同じ(Sternドイツ語 Stellaイタリア語)。



去年食べて感激した海老のアヒージョ。あれれ?
多分コックさんが変わったんだな。今年はものすごい量のポロ葱に
海老が埋もれている。
これはこれで美味しい。息子と二人でシェアしてもたっぷりな前菜。



     


息子のメインはもちろんカルボナーラ。うん、素晴らしい。



綾ちゃんの海老のスパゲッティー、去年の写真と比べてみてくださーい。
いろいろ変化があるものの、やはりこれもブオーノー!!
・・・ていうか綾ちゃん、前菜のアヒージョだけでビールがほとんど
終わってしまってる!!やっぱりオーストリアに来たからには
オーストリアワインも飲みたいもんね。実はこの後、最終日の
コンサートだったのですが酔いも手伝って最高に(おいおい)
堪能できました。



実はもう一軒、気になってるお店があったのだけれど今年は
ここに泊まったわけではなかったのでザルツブルクでの食事は
最終日の一回だけでした。

その報告は次回来た時までのお楽しみ。



ザルツブルク万歳!







2016年8月22日月曜日

夏休みが夏休みっぽくならなくなった理由




        今年はなぜ夏休みが潰れてしまったかというと、、、


     例年訪れているオーストリア チロルの保養地ゼーフェルトでの
    チェロのコースが中止になってしまったからなんだ。
    もちろん綾ちゃんたちは(もはや強制的に?)申し込みを済ませて
    いたしお宿も確保していたんだけれどね。



     いきなり夏休み直前に主催者から知らせを受けて茫然自失の綾ちゃん。
    慌ててチェロの先生と連絡を取って急遽、去年訪れたザルツブルク 
    モーツアルテウム音大のサマーコースの申し込みをした。(去年は
    ゼーフェルトとザルツブルクの両方のコースを受けたけれど、予算的に
    大変だったので今年は受けないつもりだった)本当に滑り込み
    セーフで綾ちゃんが申し込みをしたコースは翌々日には満員御礼(早いもの
    順)で締め切りとなった。もちろん去年のように学生寮など空きがあるわけも
    なくさりとて観光地ザルツブルクの安宿などハイシーズンに望むべくもなく
    郊外(ドイツ国内)のバート ライヒェンハルのホテルを取った。息子一人。
    音大まで40分かかるがミュンヒェンから毎日通うよりはマシだ。
    綾ちゃんは病院が暇な日だけ時々通う。ミュンヘンからね。




モーツアルテウム音大はザルツブルクの中心地、ミラベル公園の隣にあります。


でも結局ラッキーだったかも。


講師は去年と同じく、日系チェリスト、今、一番熱く燃える



石坂団十郎先生です。



承諾を得てちょっぴり授業風景を拝見。




サンサーンスのコンチェルト ものすごい音楽性
二人とも日本語できますが観衆がいるのでレッスンはドイツ語です。
ちなみに先生の楽器はストラディヴァリウス「フォイアーマン」。


急な日程でなんだかんだで有給休暇を取り損ねた綾ちゃん。
でも久々に見るザルツブルクの街はやっぱりミュンヘンとは違った
趣がある。お城や岩のせりたった様子がああ、オーストリアだなあって
思わせるんだ。



車窓から最初に飛び込んでくるザルツブルク城。
小さくてわかりづらいかな?綾ちゃんが来た日だけ晴れ。
あとは全部雨模様だったらしい。母親の恐るべき晴れ女パワーに
息子は恐れおののいて(?)いた。







2016年8月20日土曜日

あるようなないような夏休み

          


            世の学校はざ・夏休み絶賛公開中で綾ちゃんのお子様たちもそれぞれ予定が
  あるし、日本からもお客さんがどんどんやってくる。



              一緒に付き合っていると随分遊び回っているようだが、病院は休みではないし
   綾ちゃんも有給休暇を取ってはいない。息子のお供が必要な日のみ単発で
   お休みをもらっている感じだ。



               うちのドクターはお嬢さんのご都合でこの夏は遠出をせず、近場で週末旅行を
    精力的に行っている。



                 そう、そろそろ夏も終わりだもんなあ。最初の頃はこのサイクルに戸惑って
    いたけれど、、、。



                                  どうもドイツでは「夏」というのは7月のことらしい。



                   だいたいシャフスケルテが過ぎる6月の後半、突然夏日っぽくなって
    (ミュンヘン マラソンがこの頃行われる。うちの男供もやってたなあ)、
    その勢いで7月が来る。ひゃあー、ドイツにもこんな暑い日があったんだー、
    日差しが暑ーい、日差しが痛ーい。なーんてひいひい言いながら、こりゃあ、
    8月になったらもっとすさまじい暑さが来るんじゃないかと(暑さ大国ニッポンを
    想像して)暑気対策なんてやってていざ8月が来ると梯子を外されたかのごとき
    寒さがやって来る。そんなあ、聞いてない(?)よう、ってね。



                     去年は例外的に8月過ぎても暑い日が続いたけどマリア昇天祭(今年は
    8月15日)を過ぎるともうすっかり秋。汗ばむほどの暑い日もどこか爽やか。
    こっから先はオクトーバーフェストに向けて一直線。そしたらクリスマス。

                      いや、この間年が明けたみたいだったのにね。月日の経つのの早いこと。
     綾ちゃん、すぐにおばあちゃんになってしまいそう。



麻布十番あげもち屋の塩レモンあげ餅。
別々のお客様から同時期に頂いた。流行り物なんだろうな。
ドイツ人はこれを食べて「激ウマだー!」って感動してた。



2016年8月19日金曜日

作ってみた、、、抹茶ビール




グタグタで何もする気の起こらないお休みの日に
だらだら動画を見ていたら、「孤独のグルメ」で五郎がお茶屋さんに
入るシーンがあってそこで隣席の人たちが抹茶ビールなるものを
飲んでいた。え?何?抹茶ビールう?


で、綾ちゃん、つい、乗り出してその場面をガン見してシャカシャカ
検索してみると、、ほほう、世の中にはそのような飲み物が出現しているらしい。
レシピもわずかに公開されている。それぞれ作り方違うけど。



いや、これは試してみるでしょう。ハマったらどうしよう。




作っちゃった。すごい色。コップね、これしかなかったの。



コップはヴァイスビアだけど中身は普通の缶ビール(ヘレス)。




ミニピザ(エビとオクラ)に合わせてみた。


結論は無残でした。粉が多すぎたか?これ、わざわざ夫に頼んで
京都から買ってきてもらった高級茶だったのでちょっともったいなかった。





金雲という名の抹茶です。




これはね、普通に立てたお抹茶の状態。このお茶はお茶として素晴らしく
美味しかったんだけど金箔入りでまさしく金の雲。金運とも語呂が重なっていて
めでたい正月の飲み物ですな。



でさ、ビールにも金雲が立ち込めているの、わかるー?
うーん、商品化しているものはもっとそれらしく美味しいんだろうな。
これはワンモートライなし。


へんてこなことをしたお休みの日でした。






2016年8月17日水曜日

3日目




     最終日、本来綾ちゃんは別の用事があった。自宅にドイツ人の
    仲良しファミリーを日本食に招待していたんだ。でも先輩も一緒でも
    いいかも。詳しい説明は省くけどこのファミリーの息子さん、先輩と
    うちの子供は二週間後に日本で落ち合う手筈になっている。先に
    紹介しちゃった方が気安くなれるんじゃないかな?ということで先輩も
    交えて夜ご飯を綾ちゃんちで開催。




息子と先輩




U君とママ。来週、福岡で一緒にキャンプする約束。
紙ナプキンに注目。これ、近所のスーパーマーケットALDIに本当に
あったんです。


ドイツ語訳付きお品書きは息子が作成。


お飲み物は梅酒のゼクト割(これ、以前TENNOでいただいて美味しかったので
真似てみました。ドイツ人絶賛!大成功!)その他。


突き出しに焼き茄子、えのきの梅和え、ルコラの白和え
お椀は冷製茶碗蒸し、柚子胡椒あんかけ
メインにお刺身三種盛りとうなぎのお寿司にいくらの軍艦
デザートは白桃(Bergpfirsisch)ゼリーと抹茶アイス



くー!綾ちゃん、お料理(と、お掃除、前2日間先輩と遊んでたからね)頑張ったー!
それで燃え尽きて(?)写真撮り忘れてしまった。



白和えと抹茶アイスが大好評でした。
ドイツ人はあんまり豆腐料理のヴァリエーションを知らないから
こういうの教えてあげるとものすごく喜んでくれる。



夜中まで話題は尽きることなく楽しい時間を過ごしました。









         

2016年8月16日火曜日

へんてこりんな観光ツアー




     観光ハイシーズンの8月。聞くところによるとノイシュバンシュタイン城
    観光には2日前までにネット予約が要るとか。当日いきなり出向いても
    ミュンヘンからだと到着までに2時間以上。それから並んでも早くて
    夕方の入場券しか手に入らないとネットには出ているぞ。



     唯一の手段は観光ツアーだな。ネットでは当日受付はやっていない。
    2日目の早朝、ツアーバスのフリーダイヤルに電話する綾ちゃん。
    うまくいけば今日か明日のツアーに潜り込めるかも。
    中央駅前発のバス会社からは、今日の分は満席だけれど明日の分なら
    わずかに残席ありとのこと。直接出向いて買いに行ってくれと言われて
    朝一番で出かけて行った。が、残念なことに翌日分もやはり売り切れ。
    カウンターで、よその会社のツアーがまだ大丈夫かもしれないから
    駅のツーリストインフォーに行くように言われた。



      ツーリストインフォー??そんなもの行ったことない(!)ぞ。




     ええっとーっと駅構内に入ったところ、いきなりお城ののぼりを掲げた
    ツアーキャッチの女性に遭遇。これから1時間後に出発、もちろん
    待ち時間なしでお城に入れますよ。ここで集合ね、と英語で言われて
    よくわからずにホイホイお金を払って予約券を購入した綾ちゃんたち。
    思っていたより随分安いぞ。よくわからんが弱小ツアーなのか?
    トイレを済ませて飲み物を買っておけ、と言われたので言われた通りに
    して時間に集合したところ、雪山登山のような格好をしたヘンテコな
    おじちゃんがガイドとしてやってきた。


     はーい、みなさーん、出発しまーす!と英語で言われて(総勢8名)
    おじさんの後をついていくと、なんと、観光バスではなく、駅のホームに
    連れて行かれ、一般乗客とともに普通列車に乗り込む、という極めて
    へんてこりんなツアー(と言えるのか?)だと判明し、慌ててパンフを
    読み返したりした。(そしたら本当にそう書いてあった!!)
    しかもおじさんは列車の車両内で一般乗客がいるにもかかわらず大声で
    英語でガイドをおっぱじめる。傍目には気の狂ったおじさん(と、
    とっ捕まった哀れな外人観光客)だと思われたことと思う。まあ、似たような
    もんだけど。
    


     でもおかげでお城内部には到着と同時に入り込めた。もちろん綾ちゃんは
    ガイドなしでもお城まで一人でたどり着けるのだけれど入場券はどうにも
    都合できない。原価計算してみると、このガイドのおじさんに一人アタマ、
    20ユーロ払った計算になる。待ち時間なしで入れたことを思うとかなり
    お得だったと思う。このツアー、自由すぎて案外いいかも。
    先輩は、あまりの出来事に、「いい土産話ができた」と名物おじさん
    (モンゴル人なんだって)の写真を隠し撮りしたりして
    楽しんでいた。ポジティブに捉えてくれてありがとうございまーす!






       M先輩とノイシュバンシュタイン城。うう、お顔を公開できないのが
      残念!綾ちゃんは自撮りにことごとく失敗。っていうかもう何をしても
      無駄状態?自撮りだと顔がデカくなってしまってなんども撮り直し
      結局全て破棄。いや、元が悪いんだって。











2016年8月14日日曜日

観光客気分の3日間




          おー、本当だあ!相変わらずお美しいー!




      綾ちゃんは初めて出会った頃の感激を思い出しつつエスコート。
     すごいなあ、綺麗な人ならこの世にあまた存在するだろうけど、先輩は
     別格だもんなあ。相も変わらずシンプルなブルージーンズ。化粧も
     ほとんどなし。会えばいきなり20年前に戻れる関係。いいな、いいな。



M先輩と綾ちゃん。ありゃあ、綾ちゃん、先輩と並ぶとデブ丸出し!!



観光バスの中。つまみの「月木」って???何?
よーく見ると日本語の「日本」で笑ってしまった。


      結局綾ちゃんは先輩と3日ともおつきあいさせていただいた。
    うほほーい、住んでいたってなかなか観光しないミュンヘン。ダブルデッカーに
    乗って市内一周。美味しいご飯。(どっかーんのドイツ料理はパスして
    最近進出してきた小洒落たドイツメシ。メシの趣味は似ていてラッキー。)





ホフブロイハウスを一周してオクトーバーフェスト気分だけ味わったら
外に出て(??うるさいからね、あはは)お隣のシューベックのお店へ。
魚のカルパッチョ。




こっちはアルターホーフのニジマスのグリル。
このお店では料理がハズれた試しがない。
お客様の時にはよく使うお店です。





     でも先輩は何度もドイツにいらしているので普通の観光ではつまらないんじゃ
    ないかと思って、、、




     お天気が良ければドイツ最高峰ツークシュピッツエを案内しようと思って
    いたのですがあいにく曇天。市内は晴れですが山は雲って視界悪し。
    急遽行き先をノイシュバンシュタイン城に変更。え?これってぎとぎと
    ざ・日本人観光スポットまっしぐらじゃーん。でも先輩、白鳥城には
    かれこれ20年以上前に一度来て以来行ってないから見てみたいって。



     言われてみれば綾ちゃんもまるきり同じく。初めてドイツに来た時
    フュッセンに行ってそれきり。そういえばもはや何にも記憶に残っていない。
    よっしゃー!行ってみるかあ!




   でもどうやって?今日の今日、思い立っていけるもんじゃなかったような??

        


2016年8月13日土曜日

美女との再会




                          M先輩から17年ぶりに連絡があった。


                      それが17年前だったとはっきり記憶しているのは、前回お会いした時、
     現在18歳の長男が1歳のお誕生日祝いで帰省した折りだったから。
     二男はまだこの世にいなかった。ネット社会のおかげだな。ドイツ国内を
     何度もお引越ししちゃったから途切れてしまった人間関係も少なくない。



                         先輩は所要でミュンヘンに滞在なさるが期間中、到着日を含めて
     3日間フリーの日があるという。もちろん、お会いしましょう。
     光栄でございます。お声をかけていただいて。



                           先輩には自然、こちらがははあー、っとかしずきたくなるオーラがある。
      全く気取らない自然体の女性なんだけれどね。そもそも綾ちゃんは先輩と
      「口を聞いていただける」関係になれるなんて出会った時には思いも
      よらなかった。彼女はね、綾ちゃんの出身大学内でむちゃくちゃ有名人
      だったんだ。綾ちゃん自身も彼女に初めてお会いした時の衝撃を
      忘れられないもの。




       その女性はね、綾ちゃんが20歳代の頃に出会った、
      公私共に認める最も美しい女性なんだ。


       この春、やっぱり所用でミュンヘンにやってきた後輩の
     よしえちゃんから(綾ちゃんは独文科専攻だったので先輩も後輩も
     なんだかんだでドイツにやってくる)M先輩の噂をちらりと聞いていた。
     あれから20年以上を経た今でも信じられないほどお美しいままだって。



            うーん、楽しみ。








おお、近づいてきたぞ


2016年8月12日金曜日

時のフィルターに飲み込まれてしまう

               


       この逸話を子供が小学生の頃、たまたまミュンヘンに越して来たばかりで
     子供を連れてポッツイー通りの外人局へ来たとき話した んだ。お母さんね、
     昔、この辺りに住んでたんだよ、それでねって。



                     軽い気持ちだったんだけど、子供達には記憶に残る最も恐ろしいホラー話
     だったってさ。それももう10年位前か。いや、時間の経つのは早いね。



                      屠殺というのはもちろん気持ちの良いものである訳もなく、近隣住民や
     動物愛護団体の反対にあいつつ、しかし、食肉文化の需要がある限り
     どこかに必要とされる施設な訳で、数を統合しつつも現在も尚、そこに
     存在しているらしい。



                         不思議なことに、昼間、あの「声」が聴こえることはない。



                          今回、久しぶりにあの辺りを歩いてみて、いやあ、この辺りもそれでも
      お洒落になったなあって思う。屠殺場では定期的に映画会が行われているし
      壁はスプレー絵画のメッカみたいになってるし。綾ちゃんの住んでた
      アパートも、以前より更に綺麗になったみたい。
      管理会社が頑張ってるんだな。



                   もう一度ここに住みたいとは思わないけどあの頃を思うと胸キュンに
      なる。思い出っていいな。不愉快な過去なんてない。



       大失敗した過去も時のフィルターで「未熟だったワタクシ」の微笑に
      飲み込まれてしまう。
         





ほほ、綾ちゃん、なあんと、この週末、「あの」場所に
行ってきたんですね。




2016年8月11日木曜日

「壁」の向こう




               ミュンヘンにはミュンヘン中央駅(Hbf)それから東駅(Ostbahnhofオストバーン
   ホーフ)というのはあるが北駅とか西駅とかは無い。、、が、確か昔は南駅という
   表記が地図上にあったのを覚えている。今、ネットで検索してもヒットしないから
   自信無いんだけどね。これはニンゲンを乗せるための駅ではなくって、貨物専用。
   現在は ざっくりまんまで貨物駅Güterbahnhof(ギューターバーンホーフ) という
   らしい。





    ポッツイー通り奥の壁の向こうは市場。でね、この界隈は大きなお肉屋さんが
   多いんだ。なぜならここは屠殺場になっているから。



    夜な夜な聞こえていたのは牛さんとか豚さんたちの辞世の雄叫びだったん
   ですね。





              ちいーん。



            お悔やみ申し上げます。


        いや、毎晩聞いていられるもんでもないぜ。








ルフトハンザドイツ航空のCAさん


2016年8月10日水曜日

想像もつかない「落とし穴」

                


      かなり乱暴なやり方で借りたアパートの一人住まい。小さいながらも1DK。
    ちゃんと清潔だしプライバシーも守られ家賃も予算の範囲内。大学の路線駅から
    徒歩5分。これ以上は望めない良い物件といえる。界隈はすこおしくすんだ
    雰囲気と言えばそうとも言えるけれど、暗くもないし大丈夫、大丈夫。


                  もちろん、こんな良い話、思わぬところに落とし穴があるもの。
    綾ちゃん、それがどんな種類の穴だか想像もつかなかった。


                              最初は気が付かなかったんだな。


          いや、気にも留めなかったと言うべきか。



                               夜な夜な、聞こえて来る、「あの」音にね。



                                毎晩、毎晩、人が寝静まった頃、聞こえて来るんだ。
       「音」じゃない。あれは、、、あれは、、、



                                             「泣き声?」


                                                        いや。



                                        「鳴き声」か???


                                きゃああああああああああああ!!!







本日のミュンヘン中央駅のスクリーンセーバーを激写。
ドイツの人たちはこんなに日本のニュースに関心があるということ。
長崎の慰霊祭のニュースが流れていました。





2016年8月6日土曜日

そしてポッツイーへ




                ある日新規住宅情報が貼り出された。家賃を一瞥。電話番号をメモって
   公衆電話へ走る。幸い最寄りのボックスは空いていた。大学メンザ(学生食堂)
   近くに電話ボックスはここしかない。次の最寄り電話は駅かマックだ。
   いやはや携帯の無かった時代をほとんど思い出せないね。このころの努力を
   思うと涙が出そう。綾ちゃんが電話するとすぐに繋がった。内見したい、
   できるだけ早くに、というと今からきていいとのこと。住所をメモしていると
   横目に紙切れ片手に電話ボックスへ向かって走って
   来る学生の姿。綾ちゃんの姿を認めて方向転換する姿。これ全部ライバル?
   おおっとこりゃあ大変。綾ちゃんは受話器を置いて次の学生に会釈すると
   市内地図(常時携帯)で歩きながら場所チェック。おお、何とポッツイー通り!
   便利いいじゃないか。地下鉄に飛び乗り更に住所チェック。うん、駅から
   近いし、あとは清潔であれば言うことないな。駅から飛び降り目的地へ
   駆け出す。住民登録で有名なお役所を横目に見ながら左折。
   現在はストリート絵画(スプレーで壁に描くやつ)で有名な市場の壁を見ながら。



    な、なんと、最終コーナーを回った時、視界の隅にライバル諸氏の駆け込む
   姿が認められるではないか!!鈍足の綾ちゃん、ラストスパートで敷地内に
   滑り込む。



    こ、これはきちんとしたアパート!大丈夫!これなら、、、そう自分の
   第一印象を信じる。管理人室はこちらの表示の通りに事務室に駆け込む。




         『先ほど電話したものです。お部屋、借ります!
         いますぐ契約書を見せてください!』



    内見もへったくれもない。多分ここなら大丈夫だという第六感に従った。
   ぐずぐずしてる間もない。ライバルが追いついたらあとはドイツ語で
   負けてしまう。もう、無我夢中で、それでも契約書は頑張って死に物狂いで
   速読。怪しいところはないのでいきなりサインした。




    サインした瞬間、ライバルの学生たちが3人ほど事務室に駆け込んできた。




    綾ちゃんの勝ち。、、、、、、でも、、、、、。



    それって本当に「勝ち」なの???






これはスチュワートさん??





 

2016年8月5日金曜日

自分の番




                     相変わらず例によって話がどんどん遠回りになってしまいました。てへへ。




      綾ちゃん、後輩の男の子の家探しを手伝ったのち、今度は自分の
     部屋探しを始めることになるんだけどね。


                    結局、新聞作戦は大して益がないので情熱を注いで毎週中央駅通いを
     することはなかった。新聞を最寄り駅のキオスクで買ってチェックして
     いたけど、それよりはるかに実際的だったのは大学構内の住宅(専用)
     掲示板だった。今でもあるかどうかは定かではないが。今は何でも
     ネットだから学内の情報掲示板があることだろう。



      こちらは最初から学生が入居することが前提になった掲示なので
     話を通しやすい。条件もいかにも学生向き。ただし、物件の数は
     多くないので、朝、事務局がオープンする時間に待っていると10分
     くらいして事務の女性が紙を持って現れる。
     それを皆が待ち構えて急いでメモして公衆電話に走る。携帯がなかった
     からね、あの頃は。でもやっぱり良い物件は競争率が高く、なかなか
     一番乗りになれない。



      でもだんだんコツがわかってきた頃、運命の日がやってきた。







一昨日、空港へ行ってきました。



         長男が一人で旅立って行きました。涙のお別れのはずが
        いやあ、今時はすごいね、機内からネットが使えるんだ。
        展望台で離陸する飛行機撮って息子に送ったら「それ違う
        飛行機だって!」とツッコミが帰ってきた。
        その後楽しく息子とLINEしてました。







2016年8月4日木曜日

それが未来への活力を生む

           



      綾ちゃんの知り合いの男の子は留学中、奨学金給付団体からの取り決め、
    即ち、ドイツ語中級を終えて大学の正規学生の登録をすること、大学寮、
    またはそれに準ずる住宅に居住すること、等の条件をクリアすることが
    できぬまま、お茶を濁した状態で(大学には聴講生登録をしてそれと
    語学学校の初級終了証、アパートの契約証で)なんとか奨学金を
    打ち切られずに過ごすことが出来た。




           ただし、彼は本来、裕福な家庭の出身で親御さんから相当額の資金援助を
   受けていた。彼は予算的には私費留学に切り替えても全くやっていけたが、
   もちろん公費留学のステイタスの高さは日本もドイツも変わらない。
   だからできるだけ現状維持でやっていくために随分焦ったし、時間と労力の
   浪費も多かった。まあ、若かったしね。



    でも今になって思うと色々なことがばかばかしく思われる。



               特に家探し。



    不動産屋さんに頼めば一発で良い物件を紹介してもらえたのだ。手数料だって
   家賃の一ヶ月分なのだからそれほど滅茶苦茶とは言えない。家賃だってもっと
   払えた。たった1年の貴重な時間をストレスで台無しにする云われは無かった。



    海外で専門の勉強を深めるという本来の意味からいうと、どたばたして
   あっという間に経った一年で「ドイツでの生活方法」を「学んだ」に過ぎない
   みのり薄い日々だったと思う。


    ただし、彼は何と言っても若かったので、この一年は彼の人生においては
   まるきり無駄どころか大きなモチベーションになって彼に働きかけた。
   その後始まる彼の長い研究生活のすべての端緒はこの日々にあったのだ。


    まあ、失敗ばかりの日々だったけど、それが未来への活力を育んで
   めでたしめでたしだったんだ。




昨日、最寄駅に向かって歩いていたら向かいから
なにやら馬車のような??





       ええー?オクトーバーフェストの行列みたい!!結婚式かな?
      携帯指差して「撮ってもいい?」ポーズしたら「いいよー!」って
      許可いただきましたー!




                


   

2016年8月2日火曜日

ワン、、、一部屋、あとは何もなし





            あの頃と時代が違うとはいえ、メディア媒体が新聞かネットかというだけで
  あとはさして違いがある訳ではない。
  要は電話だ。人はメールなんてまどろっこしいやり方より直接声で応対する
  電話の方がインパクトがあり、現実に届く。いの一番に電話をしたものが
  内見の着順1位になる確率が高いしそこで契約しちゃえばめでたしなのである。



          綾ちゃんは後輩の男の子についていって部屋の内見にも何度か行ったが、
  綾ちゃんがついていくと「彼女」に間違われて「一人住まいって言ってるけど
  すぐに歯ブラシが二つに増えて実質二人に貸してるのと変わらない状態になるん
  でしょ」的な目で見られて得るところがないので途中で止めた。



   んでもって男の子がやっとで探し当てたアパートは当時3万円くらいで
  3畳くらいの1、、、えっと1DKでもなく1Kでもなく、1(ワン)、、、
  なんていったらいいんだ。とにかく1部屋。シャワー、トイレ共用で
  キッチンなし。家具なし。シュワービング地区で場所は悪くない。



   でも当時綾ちゃんが大学寮で彼とほぼ同じ家賃で家具付きの1DKに
  住んでいたことを考えると雲泥の差だった。






これは後輩のA君が注文した臓物煮込み。
こういう料理もこっちっぽい。