2018年4月30日月曜日

過去へ向かってしか流れて行かないもの



音楽はね、過去へ向かってしか流れていかないものなんだ。
                 ポール サイモン



昨晩はミュンヘン市の大イベントの一つ、
「音楽の長い夜(Die lange Nacht der Musik)」に行ってまいりました!!


5年ほど前だったか、うちの息子たちも出演させてもらったことがありまーす。
   
100か所以上のホールで同時にコンサート!もうワクワク。
でも今回は2か所にしか行かなかった。ヴァイオリンの天才少女まあやちゃん
(彼女についてはご存知の方も多いことと思います。また別の機会に書きますね。)
のリサイタルを見に行った後、本命のコンサート会場へ、、、


ここはカールス広場の「芸術家の家(Künstlerhaus)」



舞台

今日のお目当てはDrumaturgia & Friends 

3人のドラマー&ベース、Eヴァイオリン、ピアノの計6人で作り上げる音楽。


し、しかも全て、そ、即興!



百聞は一見に如かず。勝手に写真撮ったりしてた映像の公開を
和太鼓の谷口さんに御快諾いただきました。


ものすごいパワーと緊張感で「そこでしかできない」音楽を作り上げていく。
6人の芸術家たちの戦いのような共同作業でした。
出だしのメロディーやリズム、和音からどのような物語を紡ぎ出すか
駆け引きや阿吽の呼吸で場を盛り上げていく。
聴衆も一体となって熱に浮かされたような高揚感を同時体験。


ご一緒したSさんのお子さんは22時過ぎて帰ろうとした時
「いやだー!最後までいるー!」とごねていました。子供にも伝わる
音楽の説得力と魅了する力。いや、本当にすごかったんです。



音楽はライヴがやっぱり一番。「今」作り上げるテンションを共有して
皆で一つの船に乗って航海するような時間の共有。


二度と戻らない瞬間瞬間を味わいながら、ふと頭の中を
冒頭のポール サイモンの言葉がよぎった。

そう、どれほど録音の技術が向上したって「この一瞬」を未来に遺す
なんてできない。音楽は過去に向かってしか流れていかない。


これが音楽の本質なんだー。


綾ちゃん、最後の24時のセッションまで楽しんで
久々の午前様のご帰宅と相成りました。あー、楽しかったー!


2018年4月28日土曜日

デンタルな日々



ブームというのか引き寄せというのか綾ちゃんの周囲は今デンタルの
波が押し寄せている。デジタルじゃなくてデンタルだ。


先週も今週も一週間に3回歯医者に行った。
ここ数週間こんな感じだ。もちろんお仕事。

正確に言うと必ずしも普通の歯医者というわけではない。
矯正歯科だったり口腔外科だったり、それ以外にも
なんちゃらかんちゃら専門歯科医というのがいて
普通の歯医者さんから紹介状をもらって専門医のところで施術を受ける。
(最近随分詳しくなった。)


ああ。歯医者ほどヤなものはない。


多分、綾ちゃん、飛行機の次に嫌いかも。



ごめんなさい。全国の歯科医の皆様。でもこの気持ちを偽れない。


診察台の上でまな板の鯉状態になる絶望感。
恐ろしい機械の金属音。
そして虫歯などあろうものなら全て患者の不衛生のせいと
自責の念にとらわれてしまう。


いつでも超ポジティブ思考の綾ちゃんも今日はなんだか
暗くてネガティブな記事じゃないかあ。


綾ちゃん、目の前で毎日のように治療を見ていて
だんだん自分のことが不安になってきた。
そろそろ綾ちゃんも検診に行った方がいいんじゃないの?

今回、知人に紹介を受けた病院に検診に行ってきました。


ら、そこの歯医者の入り口のドアのノブ。これ悪趣味じゃない?
おかげさまで特に問題なかったです。



2018年4月23日月曜日

お庭見学会




毎日良いお天気ですねー。


昨日は綾ちゃん、(綾ちゃんちより)郊外に住む友人I宅に
遊びに行きました!こんな時こそ普段ほっぽらかしにしているお庭仕事でも
したいところなんですが、綾ちゃん、自分ちのお庭の手入れもろくすっぽできない。

Iは実によくお庭仕事に精魂傾けている人なのです。
今日はちょっとお庭造りのお勉強です。



うわー!りんごの花が満開でした!






お家の別の面には梨の花。


お庭も実に立派に手入れされていて見事だったのだけれど
プライバシーの問題があるかなと思ったので写真は撮りませんでした。


防虫剤や雑草防止剤などの化学剤はほとんど使わずに
(ナメクジ退治剤だけはどうしても使うのよ、っとおっしゃっていました。)
丁寧に丁寧に雑草取りをしたりコンポストから腐葉土を作ったりと
いやー、実に頑張っていらっしゃる。

ほんのわずかな時間だったけれど強い日差しの中一緒に
作業させてもらって(日焼け止めを忘れてあとでえらいことに
なりました!)おー、しんどーい!やっぱり地道な努力が必要ですね。

帰りに幾つかハーブや育てやすいお花の苗をいただきました!
一緒に行ったYさん(日本人)からは日本の朝顔の種をいただきました。

よーし、ちょっとずつでも頑張ろうっと!


2018年4月19日木曜日

なごり雪が恋しい4月




九州生まれ育ちの綾ちゃんは日本で「なごり雪」を体験したことが無い。




昭和の名曲。この曲はカラオケで上手に歌うのが極めて難しい一曲だと思うなあ。



でもドイツで暮らすようになってから必ず毎年4月に雪を見る。
復活祭を過ぎてすっかり暖かくなって汗ばむほどの日々のあと
ふうっと寒波が舞い込んで雪が降る。


その時この歌がアタマをよぎる。もちろん日本の都会に降る
切ない儚い脆い雪とは違う。でも綾ちゃん的にはこれが「なごり雪」だ。



過去に置いてきた大切な何かをもう一度愛おしむ一瞬の猶予。
もう一度、置き去りにした季節を振り返る。



ここんとこ随分暖かくなってきたけれど
今年は来ないのかなあ?なごり雪。




暖かさにほころびながらひとひらの雪片を想う。




ローマでお土産になぜかヴェネチアグラスを購入


2018年4月15日日曜日

クジラと松の木が古代ローマの夢をいざなう




デイズニーの「ファンタジア2000」は前作「ファンタジア」同様
素敵な映画だと思う。映画館で見てみたいな。IMAXでね。




このクジラの映像に使われているのがレスピーギ作曲の「ローマの松
音楽を聴けばわかる通り行進曲みたいなこの曲調、なんで松??でしょ。


レスピーギ自身が書き残している通り松の木は「時代の証人」としての
古代ローマの代弁者の役割を果たしているんだ。だからむしろ人間くさいと
思われる曲調も多く見られる。





全部お聞きになりたい方はカラヤンのベルリンフィルがオススメ。
美しくて華やかで隅々にまで音の息吹が伝わる名演!



ということで綾ちゃん達のローマ旅行、3つ目の目的は
この「ローマの松」に出会うこと。でも改めて探すまでもない。



ローマに来るととにかく目につくのが松の木。おおー!!これが「ローマの松」!!
かっこいい!さすがヨーロッパの松は違うなあ。


レスピーギはボルゲーゼ荘、カタコンバ、ジャニコロ、アッピア街道と
4つの松の風景を曲にしている。残念ながらそれらを回ることはしなかったんだけど



遺跡の中をそのまま歩いているような錯覚を起こさせる街。
そこに不可欠なのがこの松の木なんだー。

すーっとそびえ立っている感じが何よりかっこよくて
この旅行中一番気に入ったのはこの松の木だったと思う。


2018年4月12日木曜日

やっぱり「天使と悪魔」


来ました、本命!
ミステリー好きの綾ちゃんとしては外せない「天使と悪魔」




世界一のエンターテインメントミステリーの巨匠 ダン ブラウン 
最高傑作だー!ローマまで小説持ってっちゃったよ。




ここはテルミニ駅そばの聖マリア デラ ヴィットリア教会
第3の(正確には第4か?)殺人の現場。


おお、ベルニーニの「聖マリアの法悦」
もう、ダンブラウンの解説通りにしか見られない。



この天使の矢が指し示している方角が次の殺人現場


ダン ブラウンの作品って改めて考えるとどれも典型的な
「湯けむりミステリー」。連続殺人が観光地を舞台におどろおどろしく起こる。
だけど全く「湯けむり」を感じさせない緊張感にあふれていて秀逸なんだ。
この教会、炎に包まれちゃうんだよね。



普段教会とか美術品とか観光に全く興味を示さない息子が
そりゃあもう大興奮でこの小説の舞台を見て回ったから本当にエライよ、ダンちゃん。



こちらはヴァチカン美術館「地図のギャラリー」
ミステリーとは関係ないけどね。圧巻でした。


2018年4月10日火曜日

道連れ



ほとんど綾ちゃんが無理やり引っ張ってきたようなものなんだけど。


初日はRitsukoさんご夫婦と合流。日本への一時帰国からお帰りに
なった直後に「こわいこわいこわい〜!!ローマこわい〜!!」という
綾ちゃんに付き合ってもらう形で合流してもらった。
長男が大学の予定があって早く戻らねばならぬため翌日彼らの車で
連れ帰ってもらったりした。すまん、世話になった。

天気予報では初日と最終日は小雨とのことだが
もちろーん、晴れ女綾ちゃんの威力はローマにも響き渡る。ピーカン!!


パンテオンの前で。右が綾ちゃん。左がRitsukoさん。


パンテオン中心の有名な天窓。朝は小雨だったらしくうまい具合に
中心部が濡れていた。奥がラファエロの墓。荷物を必死で抱える綾ちゃん。




夜中12時にヴァチカン市国前で。総勢5名。



夜はRitsukoさんの見つけてくれたお店Angelino "ai Fori"へ。イースターで
ガイドブックに載ってるようなお店はどこも予約が取れない中骨を折ってもらった。
前菜3種を5人でシェア。タコのカルパッチョや水牛モッツアレラ、生ハムに海鮮サラダ
どれもクオリティ高〜い。


ローマといえばスパゲッティー カルボナーラ
息子の話だとパンチエッタがカリカリで味がしっかり出ていて美味しかったって。




特に左上のプロセッコはキリッと冷えてお味もきりりと引き締まって
感動的に前菜に合っていた。大人数だとボトルで頼めて嬉しい。


Ritsukoさん、ご主人様、ありがとう!楽しかったですう!!




2018年4月8日日曜日

そしてローマの休日



訪れた先はローマ。そう、ローマの休日。
綾ちゃんは事前に家族で「ローマの休日」鑑賞会を行って
オードリー ヘップバーンが一体誰なのかも知らない息子たちに
かの有名な名画を紹介した。息子たち、面白かったって。
うんうん、名作は時代を超える。



こういう整然として、でもごちゃごちゃした街並みって
ドイツにはない。いかにもローマ。




おなじみスペイン広場 ものすご〜い人、人、人。ウオーリーを探せ。



見渡す限り人が座っている。

いやー、すごかった。イースターのローマなんてどこ歩いても
人で溢れかえっていました。
でも皆さんが言う通り、それほど恐ろしい感じはしなかった。
気をつけて歩いていれば基本的には大丈夫そうだ。



ローマの休日といえばこれこれ。真実の口。




お土産屋さんに売ってたミニチュア。全部顔が違う、なぜ?



2018年4月6日金曜日

チョー怖がりの綾ちゃんのお買い物



荒れ果てた未開の地へ行くわけでもない。凄まじい戦闘地へ赴くわけでもない。
普通の観光地だし誰に聞いても「ああ、あそこ?ぜーんぜん大丈夫ですよー!」
普通にスリとかにさえ気を付けていれば何事も起こらないという。


けれど綾ちゃんはヨーロッパに住み始めて20年以上経つのに
まだ超有名なあの観光地に足を踏み入れたことがない。
あそこは観光客が怖い思いをする場所だと昔聞いて以来ずっと敬遠していた。


誰も信じてくれないが綾ちゃんはとんでもない怖がりである。
飛行機も嫌いだしお化けも怖いし。

でもそこへ行くことに決めた。
綾ちゃん的には大した決心である。


そんな綾ちゃんが旅行前にdm(ドラッグストア)で見かけて即購入したのがコレ。





胡椒スプレー 2つお買い上げ


dmの旅行用品グッズの棚にありました!
ただーし!家に帰ってよく読むと、これは動物撃退用だとか
命の危険がない限り対人で使用してはならないとかくだくだくだくだ書いている。


ま、遊びで使っちゃいかんということだな。
ちなみに家の玄関で地面に向けて使ってみた。ら、2メートルほどの距離にいた
猫がにゃあああっと叫んで一目散に飛んで逃げた。
胡椒の匂いしたのかな。




そうして嫌いな飛行機に乗って海を眺めながら到着しました。



もちろん胡椒スプレーはミュンヘン空港の手荷物検査でハネられ
没収の憂き目にあいました。


『何ー!?これ?信じられない!こんなの持ってちゃあダメでしょう!』

え?やっぱりダメ?でも必要なんだけど、、、



『ありえない!絶〜対ダメー!』と検査のお姉さんに言われた。

まあ、飛行機内でこれ使ってパイロットさんとか操縦不能にできるしね。


ふん。



そんなこともあろうかと予備兵力としてこれも購入済みだった。



白髪染めヘアスプレー

これだって十分武器になるはず。真っ黒の液体がぶももーってかかるからね。
よし、襲われたらこれを相手にぶっかけて逃げよう!


勇んで出かけたイースター旅行でした。


え?どこへ行ったかって?それは次回のお楽しみ。