2019年6月24日月曜日

機内上映祭


       半年間で日独5往復というのは綾ちゃん的には大したものだ。


    お仕事その他でしょっちゅう飛行機に乗る人も沢山いらっしゃることだろう。

    だが綾ちゃんときたらとんでもない飛行機ギライ。ドイツ生活していて
   平成の前半10年近く里帰りをしなかったほど腰が重かったヒトな訳で
   (夏休みは孫の顔見に綾ちゃん両親がドイツへ遊びに来ていました!)
   一昨年の姑の逝去の前後から一気に日本が近く感じられるようになった
   綾ちゃんな訳です。


    相変わらず飛行機が怖い(=高所恐怖症)のですが、最近なんとか
   やり過ごせるようになったのは何と言っても機内で鑑賞できる映画のおかげ。
   綾ちゃんは主にANAで飛んでいますが、とにかく座席に腰掛けるや
   否やイヤホン入れて映画を観始めます。なるべく外を見ないようにして
   物語の世界に入っていくと恐怖が紛れていくのでいや、全くありがたいです。


      普段、映画館にも行かないし邦画も見るチャンスないので最近は
    機内上映の邦画が楽しみになってきました。ワンフライトで3本は観るので
    往復6本、この半年で30本(以上!)も観た事になる!


          その中で面白かった映画を挙げますね。




             『翔んで埼玉』魔夜峰央先生バンザイ!
          もうね、機内で笑い転げたのなんのって、、、。
       パタリロ的な世界観保持で壮大なるローカルデイスり大会!大好き!
   相も変わらずBLも健在でアタマ空っぽになって大笑いできるふざけた作品でした。


         

             『コーヒーが冷めないうちに』
    これは綾ちゃんママ急逝の知らせを受けた日に飛び乗ったKLMの機内で観た。
    日本の飛行機じゃないから邦画が少ない。チョイスの余地がなかったから
    なんとなく見始めたのに結論としてすごく良かった。有村架純ってこんなに
    「雰囲気」のある女優さんだったんだ。





      『DESTINY鎌倉ものがたり』このお話の主役は「江ノ電」ですね。

       これは大変な秀作でした。和風ハリポタの舞台は鎌倉。
       これ観たら誰もが鎌倉好きになっちゃいますね。


     他にも面白い映画たくさんありました!機内映画の良いところは
    他にやることないからじっくりゆっくり観れること。お金を払ってまで
 映画館で見ようと食指の動かなかった作品が意外に良い!と発見があることですねえ。


          8月は母の初盆なので再びANAで帰省します。
          どんな映画が観れることか、ささやかな楽しみですね。



    

2019年6月16日日曜日

篠栗参りと茅乃舎本店で発見した福岡の新しい息吹



いやっほう!今日は綾ちゃんの故郷、福岡の写真紹介です。
なんだかんだでここ半年ほどの間に5回も福岡=ミュンヘンを往復しました。
(それなのになぜマイルは貯まらないのだろう???)

これは春の写真なんだけど人に会う約束があって
篠栗という町に行った時のものです。


もうね、桜が満開で美しいことと言ったら!
綾ちゃん、この辺りに高校や大学の友達が結構いたのに
これまで一度も訪れたことがなかった??何故なんだろう??






篠栗といえば地元では有名なお遍路の場所。
四国八十八か所霊場の九州版。綾ちゃんパパも昔、父親の病の快癒祈願で
お参りしたことがあるって懐かしそうに言ってたな。70年以上前だって。

巨大な釈迦涅槃像があります。





4月に第一の霊場、南蔵寺を一人で訪れた綾ちゃん、
鬱蒼とした森と山の麓に冴え渡る荘厳な雰囲気に圧倒された。
(その時は時間の都合でちょっとしか参拝できなかったので)
今回、6月の母の法要の翌日、夫を誘って再びこの地へ。





      水掛地蔵。由緒ある古い霊場なのだけれど建造物は全体にどれも
     新しくピカピカ。巨大な招き猫とかふざけたイマ風のものも随所にあって
     これは好き嫌いが分かれると思う。
     綾ちゃんはこれはこれでいいと思う。無理に古めかしくしてキッチュに
     媚びるより現代のカタチにして時の過ぎゆくままに風化させた方がいい。








 御百度参りの参道
閻魔様?
 正直、商売上手だなあと感心した。
奉納用の灯篭や石像の場所が沢山ある。これはこれでお寺が頑張ってるってことだ。
おかかえ地蔵様。好みの地蔵を選んで抱えてみる。その重さが「あなたの望み」の重さだって。
ありがたい仏のおみ足煎餅
梅雨前の涼しい1日でした。



ふと思いついて夫におねだりしてランチは贅沢させてもらいました。
この近く(と言ってもタクシーで15分くらい)に「あの」あご出汁で
一世風靡した茅乃舎本店があるのです!

こんなチャンス滅多にないもの。一度は訪れてみたかったお店。
電話してみると、ホールは予約でいっぱい、個室(ひえええー!)のみ
一室空いてますとのこと。いやー、これで引き下がってなるものか!って
綾ちゃん、完全に罠にハマった!?


山の中に民家づくりの高級料亭です。




最高級!個室!夜は蛍がお部屋から眺められるそうです。


冷たい抹茶甘酒が我々を待ってくれていました。

いやもう全てが最高級!心から満足いたしました。





     個室は料金がかかる上に会席しか注文できないからお高くつくんだけれど
    この素晴らしいお部屋で最高のおもてなしを体験してしまった後となっては
    これ以外ありえないと思ってしまうほどに、、。

  
   次回は蛍を鑑賞しながらお料理いただけたらいいだろうなあ、なんて思いました。


        篠栗南蔵寺も茅乃舎も福岡で頑張る新しい息吹なんだなあと
       感心した。篠栗って綾ちゃんが子供の頃はじじむさい田舎だと
       思っていたのに新たな福岡の吸引力たるべくこんなに努力している。


            郷里へ帰る楽しみがまた一つ増えました。


2019年6月10日月曜日

思考回路



こんにちわ!またまた日本に行って戻ってまいりました。
早いもので母の四十九日の法要を終えてきました。


日本の記事や写真もぼちぼちあげていきますが
日本の記事ばっかりってのもミュンヘンブログぽくないし
と思うのでとりあえずこちらミュンヘンでの話題から、、、。

さて、、、

綾ちゃんは毎日家でドイツ語のお勉強をしている。


ドイツ語の先生だから当たり前なんだけど
生徒さんによってテキストや進め方が違うのでこれが結構大変。


この間、お恥ずかしながら一つ問題が解けなかった。
ドイツ人の大好きなクロスワードパズル。


この中の3番と9番が解けない!
たった4文字なのにー!
ヒントには「彼は私がやらねばならないことを言う」と書いている。


えええー?わからん!


でも大丈夫。こんな時、綾ちゃんは(多分)バイリンの二人の息子にヘルプする。




二人にSMS送ったら5分もせぬうちに二男の方から返事があった。


『ChefとChefinだと思うよー😀』
ドイツ語ではシェフという単語は必ずしも料理人のことではなく
上司のことも指す。


言われてみればバカみたい。


これにて一件落着!あー、便利なムスコ持っててよかったー!と安心して
そのあとすっかりこの件忘れていた。


そしたらそのあと5〜6時間後、今度は長男から返事があった。


何じゃあ、こりゃあ???






アホかあああああー!!!


アルファベット4文字の文字列全部送ってよこしやがったー!!


ちなみにヤツの専攻は情報工学である。
これが理系脳ってヤツだな。
ちっとは意味から考えろ!

綾ちゃんすぐに返事を打って回答を教えてあげたら

『ああ、なるほど』だってさ。


なーんていうか、これはこれで脳の使い方、面白い。
人と人とのコミュニケーションがすれ違っていく時もこんな風に
脳の回り方が関係しそうだな。
他人を理解したい時の助けになる、、、かな。