誰もいない聴衆に訴える。
無観客のスポーツ、無観客のコンサート、世の中は無観客だらけ。
これがイマドキ。
目の前に聴衆は「いる」けど「こちらからは見えない」不思議な舞台。
そんな体験をした。している。
綾ちゃんが今いるのは広島県廿日市(はつかいち)市。世界遺産宮島を
抱える美しい町。町のどこからも海が眺められ山が緑で桜が咲き乱れる。
どこも絶景、ため息が出る。厳島神社のみならず町には神社が溢れ
神話に満ちた息吹に心が清められる。
綾ちゃんはここでご縁あって、誰かが誰かに「何かを伝える」
現場に立ちあっている。とても大切な「何か」を。
YouTube や何かでライブをやっている訳ではない。あくまでリアル。
誰も関心のない街角で勝手な訴えをするというのとも違う。
観客はいる。むしろ一生懸命聴いている。
ただしかくれんぼうをしながら息を凝らして必死で聴いている。気配は感じられる。
ちぬ(クロダイ)の刺身。牡蠣殻を食べるから処理が悪いと美味しくないらしい。部位で身の色が異なる。左はぷりりと豊潤で右はコリコリどちらも最高!
毎日心づくしのご馳走
綾ちゃんはね、本当は彼らに伝えたい。「出ておいで」って。
彼らが身を隠しているコンクリートの中から、出ておいで。
そうしたら彼らの伝えたい言葉の真実を見ることが出来るよ。
ね、出ておいで。