綾ちゃんは今日息子のチェロコースに付き合ってシュタルンベルクに
行きました。息子は5日間合宿ですが綾ちゃんはお仕事があるので
時間の空いた時に様子を見に行く程度です。
相変わらず美しい湖ですが今日はバタバタして写真撮り忘れました。
レッスンの時間にチェロの先生が開口一番
『ハインリヒ シフが亡くなった。私より5歳も年下なのに。
亡くなる一週間前に息子(シフの弟子)が会った時にはピンピン
していたというのに。』
現代を代表するチェリストの一人、優れた指揮者でもあるシフ。
脳梗塞で倒れてから数日でお亡くなりになったとのこと。
なんてこった。綾ちゃんはとうとう間に合わなかった。いつもいつも
彼のコンサートに行きたくて行きたくて。でもいつも予定が合わなくて。
あれは3年とちょっと前、やっとでスケジュールが合って意気揚々と
チケットを買おうとしたら突然の公演中止。なんでもその一週間前に
自転車で転んで宝物の腕を痛めたのだとか。彼の復帰をずっと心待ちに
していたけれどその後彼のポスターを街中で見かけることはなくなった。
会いたかったのに。とても会いたかったのに。
気品のあるオーストリアらしい優しい音と凛とした輝きのある音楽性。
大好きでした。
巡り合わない人がいる。悔やんでも悔やみきれない。
シフがN響と弾いたハイドンの2番。
この曲は一番「天国に近い」チェロ曲だと綾ちゃんは思っている。
ご冥福をお祈りいたします。
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