野暮用で(って外出制限中に何のヤボ用だ!)街に出た。
トラムで目的の駅まであとひと駅というところでふと
ドイツ人らしい高齢の女性が立ち上がってよろよろと
綾ちゃんに近づいてきた。ん?
と、突然彼女は綾ちゃんを指差して大声で
CORONA!! GEH WEG!!
(コロナめ!出て行け!)
と叫んだ。そしてドアから大急ぎで走って逃げた!
え? え? えええー??
今の何?
トラムの中は騒然。乗客たち(といっても数少ないけど)皆、
総立ちでショック状態。何人かの方々は綾ちゃんを慰めようと
アイコンタクトで「大丈夫だよ」サインを送ってくる。(←ソーシャル
デイスタンスだな。)
みんな綾ちゃんに同情の眼差しを送っていたけれど
綾ちゃんは、長くドイツに住んでいて初めて受けた「正々堂々たる」
(ていっても走って逃げたわけだから罪悪感丸出しだけど)
人種差別的行為に素晴らしく清々しいものを(ええ〜?)感じていた。
ホントだよ。
昨日、この事件のことをFBのストーリーズに書き込んだら
一緒に怒ってくださっている方がいらしたけど、綾ちゃんは
本当に怒りも傷つきもしなかった。正直、かなり面白かった。
前回の記事でちょっと落ち込んでいるみたいなこと書いちゃったけど
鬱々としたコロナ禍を「お祓い」してもらった的なカンジ。
この事件の直後から、な〜んか憑き物が落ちたように気持ちが
スッキリして爽快感に満たされている。へんなの。
こんなカンジ。懐かしいねえ、喪黒福造のどーん!
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