こんな風に大阪を歩いたことはなかった。
綾ちゃんは大阪に親戚がいたので小さい頃から何度も大阪に行ったことがある。
けれど大阪城や道頓堀、通天閣を回ればそれが大阪で旧所名跡は京都でというのが
これまでの理解だった。
綾ちゃんが滞在したのは大阪のすべて凝縮したような
天王寺区。摂津国、つまり聖徳太子の時代から孝徳天皇、大化の改新
なんていう1500年くらい昔にタイムスリップしちゃうものすごく
歴史の古い町で、もう京都を旅するよりもくらくらしちゃう魅力的な場所でした。
大阪市歌の碑がある。公募による作詞で選者には森鴎外もいたという。
一、
高津 の宮 の昔 より- よよの
栄 を重 ねきて 民 のかまどに たつ煙 - にぎわいまさる
大阪市 - にぎわいまさる
大阪市
二、
- なにわの
春 の朝 ぼらけ 生気 ちまたに みなぎりて物 みな動 く なりわいの力 ぞ強 き大阪市 力 ぞ強 き大阪市
三、
東洋一 の商工地 咲 くやこの花 さきがけて- よもに
香 りを送 るべき 務 ぞ重 き大阪市 務 ぞ重 き大阪市
この市歌、歌詞がすごい!大阪の魅力のすべてが凝縮されているじゃないか。
例えば一番の歌詞に出てくるのは、、、
高津宮にある仁徳天皇の碑。
高台之頌
かの「高き屋にのぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」の碑がある!
日本書紀の中でも秀美の逸話。仁徳天皇が民が豊かになるまで
租税を控え、屋敷はぼろぼろになろうとも民が潤うまで改修しなかったという
お話ですよね。綾ちゃんも小さいころ読んで感激しました。
続きはまた明日。
元祖343で超絶美味の「二枚重ね寿司」を食べました。
なぜか大阪でドイツ語の世界。
ザルツブルク在住の音楽家ご一家と合流。
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