午前の仕事が突然キャンセルになった。
今日はくみこさんのお葬式が予定されていたが
綾ちゃんはお仕事で無理なので未だ夏休みで暇な長男に
名代を頼んでいた。くみこさんの長男と綾ちゃんの長男は
同い年で小さかった頃よく一緒に遊んだものなんだ。
ヤツはその頃くみこさんにも随分お世話になった。
時間ができた。お葬式に行ける。
「呼ばれてる」、即座にそう思った。
ミュンヘン市内の墓地です。ここに斎場があります。
交友の広かった彼女を偲んでたくさんの方が参列に来た。
和装の方もいらしてた。
ドイツ風のお葬式かと思いきや神父さんも賛美歌もない
家族と友人によるしんみりとしたお別れ会みたいなお式だった。
あまりに突然の出来事でほとんどの人が戸惑いを隠せず
たくさんの人が泣いていた。
彼女の所属していたコーラスの方々が駆けつけてくださった。
「ふるさと」の歌声に思わず綾ちゃんも涙をぽろぽろ流してしまいました。
お葬式って故人を偲び、そして残されたものたちが彼女の想い出を胸に
さらに生きていくための大切な儀式なんだなあって
改めて思った。
くみこさん、「呼んで」くれてありがとう。
きちんとお別れをさせてくれてありがとう。
空の上から私たちを見守っていてね。
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