『お義母さま、どこか痛むところはありませんか?』
綾ちゃんは背中をさすりながら(きっと床ずれで痛いだろうと
思ったので)尋ねるとすぐに反応があった。
『あのね、足が痛くて痛くて仕方がないのよ。』
そうか、足だ。なるほど。
こいつはお安い御用。なんたって綾ちゃんは4年半も漢方医学の
職場で働いていたんだ。ツボだって知ってる。
足をそっと触ってみると案の定氷のように冷たい。
綾ちゃん、息子に指導して二人で左右から足もみを開始。
生命力が弱っているのでそっとそっと優しくなでるように。
例えばふくらはぎというのは自然療法の世界では
「第二の心臓」と呼ばれている。下降した血流を上手く上昇させて
あげればそれだけでも生命力をアップさせることができるはずだ。
綾ちゃんたちは2時間ほど足マッサージを続けた。
姑の足は随分暖かくなった。
綾ちゃんはちょっとした確信を持った。
きっと明日はずっと具合が良くなっているんじゃないのかなって。
どこまでも大阪グルメ
贅沢なネタの数々
どすこい
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