九州生まれ育ちの綾ちゃんは日本で「なごり雪」を体験したことが無い。
昭和の名曲。この曲はカラオケで上手に歌うのが極めて難しい一曲だと思うなあ。
でもドイツで暮らすようになってから必ず毎年4月に雪を見る。
復活祭を過ぎてすっかり暖かくなって汗ばむほどの日々のあと
ふうっと寒波が舞い込んで雪が降る。
その時この歌がアタマをよぎる。もちろん日本の都会に降る
切ない儚い脆い雪とは違う。でも綾ちゃん的にはこれが「なごり雪」だ。
過去に置いてきた大切な何かをもう一度愛おしむ一瞬の猶予。
もう一度、置き去りにした季節を振り返る。
ここんとこ随分暖かくなってきたけれど
今年は来ないのかなあ?なごり雪。
暖かさにほころびながらひとひらの雪片を想う。
ローマでお土産になぜかヴェネチアグラスを購入
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