2019年11月29日金曜日

カウントダウンの誕生日


            社交的な二男はしょっちゅう遊び歩く。

           友人がいっぱいいて誕生会の数もハンパない。

        なんだか今日も飛び出していったけれどもまるきりの鉄砲玉で
       随分遅くなったのに帰ってこない。23時を回って心配になった。




23時半に湖ってあそこは暗いし凍るほど寒い。
足でも滑らせたら秒で死ぬぞ。


何やってんだー!



わざわざ空気も凍る湖のそばでカウントダウンして
花火(といってもWunderkerzeといってドイツでは花火に定義されない)で
みんなで文字書いて
ケーキにろうそく灯して、、、わあ、ロマンチック。



こんなお誕生会、一生忘れないだろうなあ。
いっぱい青春してる我が息子でした。



ところで綾ちゃんは今日お誕生日を迎えます。
静かに静かに時間を噛みしめる1日にしたいです。

ハッピーバースデー、トウー ミー




綾ちゃんが綾ちゃんに贈る一曲は大好きなURUさんの
マーメイド ラプソディー


「人と魚の半分ずつ」

相矛盾した二つの側面を世間は理解してくれない。

なんだか今の気持ちにぴったりです。


「きらめく 不自由な ダンスホールにもう一度 会いに来てね。
今宵 純白の ダンスを踊るから。」





2019年11月24日日曜日

贅沢グルメ 第2弾!


           行ってまいりました!! 秋の食事会のことです。

            お嬢様方とミュンヘングルメ、第2弾!!!



         しかも場所はミュンヘン中心部もど真ん中!
        こんなとこあったんだー!!!って目からウロコの場所、
              フラウエン教会のすぐそばです。





 今日は日本では花のJK、ドイツでは大学生のNちゃんの遅ればせながらのお誕生日祝い!


             うちのおぼっちゃま方も参戦!
           先付けで出てきた貝柱のっけマカロンが
            ひっくり返るくらい美味しかった!


     「この店はマカロン屋さんにリニューアルすべき」とは長男の言。



 ハマチ!!




もちろんいっぱい飲みました!!








 デザートにもう一度マカロン!!
 プチフールにお誕生日ケーキ!!

もう!これ以上贅沢ない!!って一晩でした!
さーて!みんな、新学期も頑張ろう!!






2019年11月17日日曜日

フェリー埠頭、、、その後


    (今日の記事をお読みになる前に2年前のこの記事を復習いただけると
               ありがたいざんす。)

        「     わたしフェリーにしたの。
           だって飛行機も汽車もなみだ乾かすには
                 短すぎるでしょう。          」



         綾ちゃんが彼の曲を好きな理由はやはり日本語を大切にする
         歌詞のせい。海が情景に出てくる歌は胸が痛い。




      『お客さーん、お客さんがそこまでいわっしゃあとやったら
         ここはアタシももヒトハダ脱がんとといかんですねえ。』


           福岡に帰ると実によくタクシーに乗る。
        タクシーとの運ちゃんとの会話が結構楽しみな綾ちゃん。


     あるとき(この夏だ)福岡でタクシーに乗って何気なく会話していたら
         運転手さんが長崎出身者であると言うことが判明!!


      もちろん(?)綾ちゃんは「フェリー埠頭問題=海岸通り問題」を
          やおら持ち出して運ちゃんに迫った!(←おいおい) 


  綾ちゃん『運転手さん!ワタシはですね、この間実際に長崎に行ってみて
     「海岸通り」が一般名称じゃなくって「大浦海岸通り」のことやったって
     気が付いた瞬間、ワタシのこの20数年間は全くの無駄やったとさえ
     思ったとですよ!!』←一体なに説教してんだ??



       「    みずに揺れるイルミネイション
           つづれ織りの道を あなたの横顔が
           くぐり抜けていく             」



     『いいですか?つまりですね、あそこの海岸通りは
     くねくね曲がっとってですね、今、もう別れようってカップルの
     彼女が最後に彼氏の顔ば見たか訳ですよ。でもよう見きらんけん
     せめてミラー越しに彼氏の顔を目の中に焼き付けようってミラーば
     覗くとこれが曲がり角ばっかしで彼氏の顔が浮かんでは消え、
     浮かんでは消えしてああ、せつなかあ、っていう表現な訳なんです!
     ↑おい!熱弁ふるってどうする!?(あの、博多弁通訳必要でしょうか?)



            すると運転手さん、やおらいきり立って


     『お客さん、いいことば教えてあげまっしょう!お客さん、今、
      "つづれ織りの道"っていわっしゃったですよね。だったら
      お客さんの降り立った"海岸通り"はそこじゃあありまっせん!』


        はああああー?それなーんー?どげんこと?


    『その歌の流行ったとは今からもう20年とか30年とか前な訳でっしょ。
     だったら道路は埋め立てられて昔の面影はなかとですよ。
     お客さん、次に長崎へ行かれる機会のあったら
     小ヶ倉(こがくら)それから香焼(こうやぎ)ちう地名の場所を
     訪れにゃあ行かんですばい。ここが昔から言われる"つづれ織り"です。』




      後部座席の綾ちゃん、これがもしも助手席に座っていたら
     運ちゃんをハグして、いや抱きしめて離さなかったかもしれない。
     (事故るぞ。)


      そう、綾ちゃんも矛盾には気づいていた!大型フェリーが停泊する
     大浦海岸通り、ここは目的地であるべきでドライブ中に走る道である
     訳はないからだ。


この2箇所をグーグルマップで確認するとこう。

















           

        香焼から小ヶ倉を通って大浦海岸通りに出るまで
        ちょっとしたドライブコース。今では埋め立てられて
        しまったけれどくねくねと入り組んだ海岸沿いのコース
        だった。(どなたか長崎の方、真偽のほど教えてくださーい!)



        当時J-ポップという言葉すらなかった。いや奥が深い。

              絶対いかんば、長崎!






      



2019年11月8日金曜日

ウクライナの控え室にて



            




キックボクシングの世界チャンピオン佐藤嘉洋さんの言葉

ネット番組でたまたま彼の半生を視た。
その中でもこの小作文に目が惹きつけられた。
「雨ニモマケズ」を彷彿とさせるチャンピオンの決意が眩しい。


アスリートのこの作文には秘密があるらしい。
佐藤選手はこの頃、「辞書の旅」を行っていたというのだ。




三省堂 新明解国語辞典を毎日暗唱するという「言葉の修行」を行っていた。
知的な生活と無縁だった彼の脳みそに「言葉」がその定義と共に流れ込む、、、。


「修行」が1/5ほど進んだ頃、大分アタマの中の語彙も増えてきてふと、頭の中の「想い」を書き出してみようと思い立った、その時の文章だということ。


「自分が憧れるような人に自分はなりたい。」

そうだね、そうだねーって思った。


「そんな人を目指して今日も生きている。」