(今日の記事をお読みになる前に2年前のこの記事を復習いただけると
ありがたいざんす。)
「 わたしフェリーにしたの。
だって飛行機も汽車もなみだ乾かすには
短すぎるでしょう。 」
綾ちゃんが彼の曲を好きな理由はやはり日本語を大切にする
歌詞のせい。海が情景に出てくる歌は胸が痛い。
『お客さーん、お客さんがそこまでいわっしゃあとやったら
ここはアタシももヒトハダ脱がんとといかんですねえ。』
福岡に帰ると実によくタクシーに乗る。
タクシーとの運ちゃんとの会話が結構楽しみな綾ちゃん。
あるとき(この夏だ)福岡でタクシーに乗って何気なく会話していたら
運転手さんが長崎出身者であると言うことが判明!!
もちろん(?)綾ちゃんは「フェリー埠頭問題=海岸通り問題」を
やおら持ち出して運ちゃんに迫った!(←おいおい)
綾ちゃん『運転手さん!ワタシはですね、この間実際に長崎に行ってみて
「海岸通り」が一般名称じゃなくって「大浦海岸通り」のことやったって
気が付いた瞬間、ワタシのこの20数年間は全くの無駄やったとさえ
思ったとですよ!!』←一体なに説教してんだ??
「 みずに揺れるイルミネイション
つづれ織りの道を あなたの横顔が
くぐり抜けていく 」
『いいですか?つまりですね、あそこの海岸通りは
くねくね曲がっとってですね、今、もう別れようってカップルの
彼女が最後に彼氏の顔ば見たか訳ですよ。でもよう見きらんけん
せめてミラー越しに彼氏の顔を目の中に焼き付けようってミラーば
覗くとこれが曲がり角ばっかしで彼氏の顔が浮かんでは消え、
浮かんでは消えしてああ、せつなかあ、っていう表現な訳なんです!』
↑おい!熱弁ふるってどうする!?(あの、博多弁通訳必要でしょうか?)
すると運転手さん、やおらいきり立って
『お客さん、いいことば教えてあげまっしょう!お客さん、今、
"つづれ織りの道"っていわっしゃったですよね。だったら
お客さんの降り立った"海岸通り"はそこじゃあありまっせん!』
はああああー?それなーんー?どげんこと?
『その歌の流行ったとは今からもう20年とか30年とか前な訳でっしょ。
だったら道路は埋め立てられて昔の面影はなかとですよ。
お客さん、次に長崎へ行かれる機会のあったら
小ヶ倉(こがくら)それから香焼(こうやぎ)ちう地名の場所を
訪れにゃあ行かんですばい。ここが昔から言われる"つづれ織り"です。』
後部座席の綾ちゃん、これがもしも助手席に座っていたら
運ちゃんをハグして、いや抱きしめて離さなかったかもしれない。
(事故るぞ。)
そう、綾ちゃんも矛盾には気づいていた!大型フェリーが停泊する
大浦海岸通り、ここは目的地であるべきでドライブ中に走る道である
訳はないからだ。
この2箇所をグーグルマップで確認するとこう。
香焼から小ヶ倉を通って大浦海岸通りに出るまで
ちょっとしたドライブコース。今では埋め立てられて
しまったけれどくねくねと入り組んだ海岸沿いのコース
だった。(どなたか長崎の方、真偽のほど教えてくださーい!)
当時J-ポップという言葉すらなかった。いや奥が深い。
絶対いかんば、長崎!
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