2019年11月17日日曜日

フェリー埠頭、、、その後


    (今日の記事をお読みになる前に2年前のこの記事を復習いただけると
               ありがたいざんす。)

        「     わたしフェリーにしたの。
           だって飛行機も汽車もなみだ乾かすには
                 短すぎるでしょう。          」



         綾ちゃんが彼の曲を好きな理由はやはり日本語を大切にする
         歌詞のせい。海が情景に出てくる歌は胸が痛い。




      『お客さーん、お客さんがそこまでいわっしゃあとやったら
         ここはアタシももヒトハダ脱がんとといかんですねえ。』


           福岡に帰ると実によくタクシーに乗る。
        タクシーとの運ちゃんとの会話が結構楽しみな綾ちゃん。


     あるとき(この夏だ)福岡でタクシーに乗って何気なく会話していたら
         運転手さんが長崎出身者であると言うことが判明!!


      もちろん(?)綾ちゃんは「フェリー埠頭問題=海岸通り問題」を
          やおら持ち出して運ちゃんに迫った!(←おいおい) 


  綾ちゃん『運転手さん!ワタシはですね、この間実際に長崎に行ってみて
     「海岸通り」が一般名称じゃなくって「大浦海岸通り」のことやったって
     気が付いた瞬間、ワタシのこの20数年間は全くの無駄やったとさえ
     思ったとですよ!!』←一体なに説教してんだ??



       「    みずに揺れるイルミネイション
           つづれ織りの道を あなたの横顔が
           くぐり抜けていく             」



     『いいですか?つまりですね、あそこの海岸通りは
     くねくね曲がっとってですね、今、もう別れようってカップルの
     彼女が最後に彼氏の顔ば見たか訳ですよ。でもよう見きらんけん
     せめてミラー越しに彼氏の顔を目の中に焼き付けようってミラーば
     覗くとこれが曲がり角ばっかしで彼氏の顔が浮かんでは消え、
     浮かんでは消えしてああ、せつなかあ、っていう表現な訳なんです!
     ↑おい!熱弁ふるってどうする!?(あの、博多弁通訳必要でしょうか?)



            すると運転手さん、やおらいきり立って


     『お客さん、いいことば教えてあげまっしょう!お客さん、今、
      "つづれ織りの道"っていわっしゃったですよね。だったら
      お客さんの降り立った"海岸通り"はそこじゃあありまっせん!』


        はああああー?それなーんー?どげんこと?


    『その歌の流行ったとは今からもう20年とか30年とか前な訳でっしょ。
     だったら道路は埋め立てられて昔の面影はなかとですよ。
     お客さん、次に長崎へ行かれる機会のあったら
     小ヶ倉(こがくら)それから香焼(こうやぎ)ちう地名の場所を
     訪れにゃあ行かんですばい。ここが昔から言われる"つづれ織り"です。』




      後部座席の綾ちゃん、これがもしも助手席に座っていたら
     運ちゃんをハグして、いや抱きしめて離さなかったかもしれない。
     (事故るぞ。)


      そう、綾ちゃんも矛盾には気づいていた!大型フェリーが停泊する
     大浦海岸通り、ここは目的地であるべきでドライブ中に走る道である
     訳はないからだ。


この2箇所をグーグルマップで確認するとこう。

















           

        香焼から小ヶ倉を通って大浦海岸通りに出るまで
        ちょっとしたドライブコース。今では埋め立てられて
        しまったけれどくねくねと入り組んだ海岸沿いのコース
        だった。(どなたか長崎の方、真偽のほど教えてくださーい!)



        当時J-ポップという言葉すらなかった。いや奥が深い。

              絶対いかんば、長崎!






      



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