逢ひみてののちのこころにくらぶれば
昔はものを思わざりけり (権中納言敦忠)
Ritsukoさんが本帰国することになりました。
手前左Ritsuko、奥綾ちゃん、右手前Rちゃん、奥Nちゃん
この間、Ritsukoさんの送別会をしてから「逢ひみての」の一首が頭を離れない。
綾ちゃんよりずっと年下なのにすごくしっかりしてて
ここ数年、綾ちゃんのお仕事の一部をしっかり支えてくれていた。
Ritsukoさんとの不思議な出逢いから数年。
あれは綾ちゃんが病院を辞めた日だったんだ。
Ritsukoさんとはブログ仲間でメル友の関係からリアルで出逢い
綾ちゃんとは全くテイストの違う彼女のブログは簡潔でパンチがあって
ユーモラスで心に響く痛みがある。
パンテオン前 左がRitsuko 右が綾ちゃん
真夜中のヴァチカン前
もう一体どれだけの人を見送ってきただろう?
綾ちゃんは帰らない。少なくとも、まだ、帰らない。
綾ちゃんを通り過ぎていく人々は扉を開けて違う風景に飛び立って行く。
Ritsukoさんは栃木の人だし赴任先もまだ未公表。
ここで会っていたような気軽さではもう会えない。
お会いした時に何気なく交わすフカイ女子トークも続きが聞けない。
SNSがあるさとかそういう問題でもない。
顔を突き合わせて話をする時間の貴重さはかけがえがない。
「逢ひみての」のちの時間はそれ以前の自分に戻ることができない。
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