2020年3月1日日曜日

ブラームスにアルプスの風を感じる



       ミュンヘンの誇る音楽堂、ガスタイク「フィルハーモニー」。
           会場に入るともう空気の流れが音楽だ。
   ここでは音楽のことだけ考えればいいしアタマから爪先まで音楽漬けになれる。
      シャワーというより「音楽」の「お風呂」みたいな空間。



ケント ナガノさん シューマンの「ライン」とブラームスの1番

ケントさんの音楽を国立歌劇場以外の場所で聴くのは初めて。
        今回、ご縁あってうちの息子がリハ見学の光栄に浴した!

     綾ちゃんも付いて行きたかったがママ付きのマザコン息子の絵になっては
         ならんと涙を呑んで断念!ホントに涙。で本番見に行きました。




曲が良すぎる!!!ラインにブラ1!!!シューマンとブラームスなんて!
          この世で最も美しい物たちじゃあないかああ!


     この会場の不思議な重層感はアルプスをイメージしたものだと
     聞いたことがある。音の反響。やっほうと山の頂に向かって叫ぶと
     こだまが返ってくる清々しさ。


     その清々しさが不思議なほどケントさんのシューマンにあった。
     明るくて力強くて深いところから轟くライン川。この曲は日本語では
     「ライン」だけれど原題は「Rheinische=ライン的なるもの」
     つまり美しく雄大なライン川のエッセンスを音楽で現したものなんだ。


     ブラームスの1番に至ってはこの世で最も美しい音楽かもしれないと
     綾ちゃんは思っているほど思い入れが強い一曲。この曲も重厚な中に
     どこかアルプスの清涼な風を感じる瞬間が度々あった。
     これがケントさんマジックかああ!!
     それにしてもこの曲、オーボエとフルートがカッコ良すぎる!!



     世間はコロナパニックですっかり暗い。綾ちゃんもちょっぴり影響受けて
     鬱々していたのだけれどやはり音楽の力は偉大だ。
     うん、綾ちゃんも負けずに頑張ろう。日々のストレスに立ち向かおう。
     
     








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