先生!あのね、私ね、お母さんからドイツ語の先生がうちに来るよって
初めて聞いた時にね、ちょっと心配なことがあったの。でも先生に
会ってすご〜くホッとしたんだ。それは何かって言うとね、、、
うんうんうんうん。なに、な〜に?
先生がね、美人じゃなかったってことなの。
そ、そうなの、、、、。(ずるり)
うちに来る先生がとっても綺麗で素敵な人だったら私、自分と
比べちゃって悲しくなるなあって思ってビクビクしてたんだ。
だけどね先生全然綺麗じゃないでしょ(オイ!!)だから嬉しくって!
私ね、それで先生がとっても楽しくって優しい人だったから先生のこと
大好きになったんだよ!
あ、あ、あ、ありがとう、、と言うしかないな。
Kちゃんはとっても可愛い小学2年生。控えめに見てもきっと美しい
お嬢さんに成長すると思う。そのKちゃんからの率直な評価は、例えて言えば
白雪姫の継母が魔法の鏡に宣告された最後通牒みたいなもんだ。(継母は
世界で2番目に美しいわけだからマジ全然救われてるんだけれどね。)
まあ、今の会話をお母さんがそばで聞いてなくてよかったよ。
大目玉食らってるよ、Kちゃん!でも、、、
女子の気持ちは女子にしか理解らない。
こんな正直な心の吐露になんてまず滅多に出会えない。ここまで正直に
綾ちゃんの評価をしてもらってすごく嬉しい。自分の不美人さなんて
もちろん誰より自分が判っている。正面切って言われればそりゃあ辛いさ。
でもだから貴重なんだ。
8歳の娘だって立派なオンナなのだ。
女性としてのプライドが家庭教師の先生とまでバトルになる。
自分より「オンナとして」勝った上でないとおそらくどんな指導も
説明も耳に入って来なかったことなのだろう。カテキョーの先生としては
一本取った!状態??いやオンナとしての敗北だからそれもまた虚しい。
これは、解らない人には徹頭徹尾解らない話に違いない。
綾ちゃん自身でさえこう言う感性が永いこと分からなかった。
このエピソードは人間としての真実に迫る。
プライドとは何か?
誰かに何かを伝えたい時に見落としてはならない本質とリンクしてる。
綾ちゃんは自分が不美人だから、だから今、1つの本質にたどり着く
近道を示唆してもらったと思っている。
まだ上手く言葉に置き換えられないけれどね。
もう少し待っててね。
新大阪駅の売店に売っていた吉村府知事のクッキー
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