2016年9月11日日曜日

山の標識




綾ちゃん自然を満喫しながらゆるりと山登り。
登り始めたのが午後だから後ろから人はほとんど来ないし
下山ですれ違う人に会うばかり。
鈍足で体力もなく休み休み超マイペースで登っていくけれど、
たった5分歩いただけで「あと1時間」の標識に遭遇。
なになに?そんなに易しいコースなのか?



登山ルートの頂上まであと何分標識は標準の人の歩くスピードで
きちんと表示してあるって聞いたことあるけど、標準って小さな子供とか
お年寄りも計算に入れてると思う。
綾ちゃんごとき鈍足女に希望を与えてくれるもんなあ。



で、ちょっといい気になって鼻歌交じり、写真撮ったりベンチにごろんと
寝っ転がって休憩したり(誰にも会わないと思って大胆)しながらとろとろ
登って行った、、、ら、大分きたところで新しい標識に遭遇。


氷の聖堂まであと15分。

これこれ。ルート別に色分け。スキーと同じだね。初心者は


よく読んでみると、、、


しっかりした足場はここでおしまい。こっから先氷の聖堂前の展望まで登山靴を履いて
登るように書いてある。んー。道が悪くなるってことだね。
スニーカーでやってきた綾ちゃん、大丈夫かね?と先を見るとすれ違う人たちの中には
小さい子を連れた家族連れの人とか結構いる。普通の運動靴の人も少なくない。
ま、綾ちゃんも行ってみるか。


そしたらね、、

ええ?いきなりものすごいことになってる!道無い!!




 

2016年9月9日金曜日

氷の聖堂を目指して





ケーニヒ湖は壁面のような高い山に囲まれていて、ここSt. Bartholomäに
そびえ立っているのはヴァッツマン(Watzmann)という標高ドイツ第2位の山。
いや、これは綾ちゃん、無理無理。時間的にも体力、技術的にもトーシロ、
綾ちゃんは初心者。ここは遊覧船以外に元へ戻る手段がないので18時の
最終船には必ず間に合わねばならない。ルートにも上級者って書いてある。





最初はなだらかな道



岸辺のルートプランにはアイスカペレ(Eiskapelle=氷の聖堂)、難易度
ライヒト(leict=易しい)と書いてあるぞ。いいじゃん、いいじゃん。
氷の聖堂ってなんだろう?
ちょっと幻想的な響きだし。1時間15分コースならお散歩気分で楽勝。
ゆるりと自然を満喫して早めに帰ってこれる無理のないコース。

これいってみよー!


もう休憩?ベンチにごろんと寝っ転がって上を見上げると気持ちいい。




倒れた木がうち崩れた鯨の胴体みたい。
綾ちゃん、風の谷のナウシカの巨神兵を思い出しながら通り過ぎた。








2016年9月8日木曜日

並ぶジョッキと遊覧船




この週は仕事が大忙しで家でも片付けとかやってたら前日フラフラに
なってしまったので早起きを断念。朝7時出発にした。


ベルヒテスガーデンの駅からバスに乗り継いで
ケーニヒ湖に着いたら10時半で遊覧船のチケット売り場は大行列。
綾ちゃんは体調を考慮してのことだったから仕方ないけど、本当はもっと早く
行った方が万事スムーズにいくと思う。


行き先は湖の向こう岸まで行くSt. Salet(ザンクト サレート お値段高め)行きと
途中岸のSt. Bartholomä(ザンクト バートロメー)の二種類あって
綾ちゃんはSt. Salet行きを買った。とちらもそれぞれの岸からハイキングコースが
ある。患者さん情報ではSt. Bartholomäのコースが良いとのことだったけれど
一応対岸にも行ってみたい。単純に往復しただけでも2時間以上のコース。
大きな湖なんだ。まあ、どちらを向いても絶景絶景。気持ちいいね。




んで、St. Saletで一度降りて徒歩10分のÜbersee(ユーバーゼー)まで
お散歩してみたけど、これは正直わざわざ寄るほどでもなかったかな?
綺麗は綺麗だけれどここでなきゃあいかんというほどではなかった気がする。
ここで降りるならここから先にそれぞれ1時間または数時間のコースが
あるのでそちらを目当てにすべきだと思う。



復路のSt. Bartholomäで今度は途中下車。すでに13時を回っている。さて、
まずは腹ごしらえしてから、、とビアガーデンを見るとHB(ホフブロイ)。
これはミュンヘンっ子にはありきたりな感じがしてちょっぴりがっかり
したんだけれど(メニューもミュンヘンのと全く同じ。よって写真ナシ)
まあとにかくお天気に免じて良しとしよう!
ホフブロイ名物吹奏楽隊が陽気なバイエルンの音楽を奏でています。


飛び入りで踊ったっていいのです。




でもね、暑いからのどが渇くんでしょう。彼らのビアジョッキが
どんどん並んでいきます。





これはこの青年たちのではありません。
彼らの出番は民族舞踏を踊る数分だけでしたし。




ようく見てね。楽隊のメンバーが自分のパートの合間合間に
飲んでいる。おおらかでいいなあ。




2016年9月7日水曜日

綾ちゃんの遠足 ベルヒテスガーデン




              さてさて、週末旅行の写真が貯まってきたのでどんどん公開しちゃおう!
   大きなお休みを取らなかったこの夏。ちょこまか近場に遊びに行っていたら、
   なんかめちゃめちゃ遊んでる感が出てきた。これっていいかも?
   まるでドイツ人!?




               さて、ここはどこだ?


                       現在一人暮らしの綾ちゃん。お一人様状態は一週間を切ったぞ。
     遊べ、遊べ、遊びまくれー!?



                     ということで、とあるどピーカンな日曜日、やって来たのは
     ベルヒテスガーデン国立公園。先月、目と鼻の先のバート ライヒェンハルまで
     何度も来たのにザルツブルクがメインでこっちまで足を伸ばせなかった。







                        ミュンヘンからだとバイエルン チケットで一回乗り換え3時間以上
     かかるからやってくるのにえいやって感じ。
     国定公園ベルヒテスガーデンは広大で楽しみどころ満載。1週間以上
     滞在したって毎日楽しめる。日帰りならどこかに焦点を絞っていかねば。

      
         と、いうことで、やってきたのは、、、

              じゃーん!ケーニヒ湖でーす。




ケーニヒ湖のケーニヒ(王様の意)とはプリンツ ルイポルト
そうか、綾ちゃん、ルードヴィヒ二世だと思っていたよ。


遊覧船があってね、これに乗って向こう岸に渡ります。





ほうら、湖面が鏡になってまるで絵のよう。




2016年9月6日火曜日

希望


                         

    『ねえ、ねえ、聞いてくれます?私ね、最近、すごくいいことが
    あったんです。』




     ほう。聞く聞く。こんだけひっちゃかめっちゃかな状況で普通に
    生きていくのは大変なことだと思うんだよ。暗い顔せずちゃんとしてるの
    えらいなあって思ってるんだ。何か心の支えになるような希望があるんだね。




    『私ね、この秋から何と美大生になれるんです。自分でも信じられない。
    だってアビトウア(高卒&大学入学資格)も持たない私がキャンパス
    ライフを送れるなんて。
    私、昔から絵を描くのが大好きだったんです。ずっと絵や工芸は趣味で
    続けていたんですけど、今回、何かこの状況でできることはないかしら、
    自分の好きなことを掘り下げていけないかしらと思って、思い切って
    受験してみたんです。ライバルはいっぱいいたのに私、合格しちゃったんです。』





     おお。これはすごい。ミュンヘン美術アカデミーといえばりんちゃんが
    通ってた学校。確かすごく難しいんだよね。
    これはドクターに教えてあげなくっちゃ。お絵かき好きのドクターは
    ここに入るのがいかに難関か知っている。病気でも社会的に恵まれなくても
    こんな風に状況を打破しようとする気持ちは絶対伝わるはず。



     大学生活は長いから最後までやり抜けるかどうかわからないけれど
    ドイツの大学は授業料なしだったりあってもすごく安いからお金の
    心配をしなくていいのは本当に助かる。
    えらいなあ。本当にえらい人っているもんだなあ、と思う。


     彼女の手術は今週。さあ、頑張ってくださいね。ご無事を祈っております。








          

2016年9月5日月曜日

つい、出来心でって




                きたー!これかー!



       『夫はつい、カッとなってしまって友人を刺してしまって
       現在服役中なんです。あまり詳しいことは私にはわからなくって。』





        なるほど。普段のほほんと平和に暮らしている我々の目には
       犯罪者や犯罪歴のある人、その家族は別世界の人に見える。


    

        綾ちゃん家のお向かいのご主人(てか、ご主人じゃなくて居候
       だった人、、確かこの話一回書いたよね?)も刑期を終えたばかり
       だったっけ。その話を聞いた瞬間、
       その人を見る目が変わってしまったのを覚えているもんなあ。



        これだな。これが原因でドクターが何やらビビっていたわけだ。
       奥さんと直接関係がないとはいえそりゃあ難儀なこったい。
       世間の風は冷たかろう。お子さん抱えてご本人は大きな病気を
       抱えて入院治療。四面楚歌というやつだな。



        こういう時ってどこかに救いの一端でもないものなんだろうか?







2016年9月1日木曜日

夫の不在?




ところで彼女は何の病気?


癌だった。


この若さで。そりゃあショックだろうなあ。
まだ30歳をちょっと過ぎたくらい。

子宮癌で二人の小さいお子さんがおられる。幸いまだ初期なので手術を
受けるそうなんだけど
全身状態がとにかく悪いので少しでも免疫力アップのために
通院してらっしゃるとのことだ。





高山のリンドウ。山に登りました。



それは大変。入院中のお子さんの世話とか予後も色々あるだろうし
ご主人の協力なしにはやっていけないだろう。夫婦ともに試練だな。


と、思ってそう口にしたら


『夫は今、不在なんです。』


不在?離婚とかじゃないのね。じゃ、帰ってくるってこと?
大丈夫なんだよね。


『収監されたばかりなのでまだまだ刑期は長くて、、』



え?え?   ええー??