2019年6月16日日曜日

篠栗参りと茅乃舎本店で発見した福岡の新しい息吹



いやっほう!今日は綾ちゃんの故郷、福岡の写真紹介です。
なんだかんだでここ半年ほどの間に5回も福岡=ミュンヘンを往復しました。
(それなのになぜマイルは貯まらないのだろう???)

これは春の写真なんだけど人に会う約束があって
篠栗という町に行った時のものです。


もうね、桜が満開で美しいことと言ったら!
綾ちゃん、この辺りに高校や大学の友達が結構いたのに
これまで一度も訪れたことがなかった??何故なんだろう??






篠栗といえば地元では有名なお遍路の場所。
四国八十八か所霊場の九州版。綾ちゃんパパも昔、父親の病の快癒祈願で
お参りしたことがあるって懐かしそうに言ってたな。70年以上前だって。

巨大な釈迦涅槃像があります。





4月に第一の霊場、南蔵寺を一人で訪れた綾ちゃん、
鬱蒼とした森と山の麓に冴え渡る荘厳な雰囲気に圧倒された。
(その時は時間の都合でちょっとしか参拝できなかったので)
今回、6月の母の法要の翌日、夫を誘って再びこの地へ。





      水掛地蔵。由緒ある古い霊場なのだけれど建造物は全体にどれも
     新しくピカピカ。巨大な招き猫とかふざけたイマ風のものも随所にあって
     これは好き嫌いが分かれると思う。
     綾ちゃんはこれはこれでいいと思う。無理に古めかしくしてキッチュに
     媚びるより現代のカタチにして時の過ぎゆくままに風化させた方がいい。








 御百度参りの参道
閻魔様?
 正直、商売上手だなあと感心した。
奉納用の灯篭や石像の場所が沢山ある。これはこれでお寺が頑張ってるってことだ。
おかかえ地蔵様。好みの地蔵を選んで抱えてみる。その重さが「あなたの望み」の重さだって。
ありがたい仏のおみ足煎餅
梅雨前の涼しい1日でした。



ふと思いついて夫におねだりしてランチは贅沢させてもらいました。
この近く(と言ってもタクシーで15分くらい)に「あの」あご出汁で
一世風靡した茅乃舎本店があるのです!

こんなチャンス滅多にないもの。一度は訪れてみたかったお店。
電話してみると、ホールは予約でいっぱい、個室(ひえええー!)のみ
一室空いてますとのこと。いやー、これで引き下がってなるものか!って
綾ちゃん、完全に罠にハマった!?


山の中に民家づくりの高級料亭です。




最高級!個室!夜は蛍がお部屋から眺められるそうです。


冷たい抹茶甘酒が我々を待ってくれていました。

いやもう全てが最高級!心から満足いたしました。





     個室は料金がかかる上に会席しか注文できないからお高くつくんだけれど
    この素晴らしいお部屋で最高のおもてなしを体験してしまった後となっては
    これ以外ありえないと思ってしまうほどに、、。

  
   次回は蛍を鑑賞しながらお料理いただけたらいいだろうなあ、なんて思いました。


        篠栗南蔵寺も茅乃舎も福岡で頑張る新しい息吹なんだなあと
       感心した。篠栗って綾ちゃんが子供の頃はじじむさい田舎だと
       思っていたのに新たな福岡の吸引力たるべくこんなに努力している。


            郷里へ帰る楽しみがまた一つ増えました。


2019年6月10日月曜日

思考回路



こんにちわ!またまた日本に行って戻ってまいりました。
早いもので母の四十九日の法要を終えてきました。


日本の記事や写真もぼちぼちあげていきますが
日本の記事ばっかりってのもミュンヘンブログぽくないし
と思うのでとりあえずこちらミュンヘンでの話題から、、、。

さて、、、

綾ちゃんは毎日家でドイツ語のお勉強をしている。


ドイツ語の先生だから当たり前なんだけど
生徒さんによってテキストや進め方が違うのでこれが結構大変。


この間、お恥ずかしながら一つ問題が解けなかった。
ドイツ人の大好きなクロスワードパズル。


この中の3番と9番が解けない!
たった4文字なのにー!
ヒントには「彼は私がやらねばならないことを言う」と書いている。


えええー?わからん!


でも大丈夫。こんな時、綾ちゃんは(多分)バイリンの二人の息子にヘルプする。




二人にSMS送ったら5分もせぬうちに二男の方から返事があった。


『ChefとChefinだと思うよー😀』
ドイツ語ではシェフという単語は必ずしも料理人のことではなく
上司のことも指す。


言われてみればバカみたい。


これにて一件落着!あー、便利なムスコ持っててよかったー!と安心して
そのあとすっかりこの件忘れていた。


そしたらそのあと5〜6時間後、今度は長男から返事があった。


何じゃあ、こりゃあ???






アホかあああああー!!!


アルファベット4文字の文字列全部送ってよこしやがったー!!


ちなみにヤツの専攻は情報工学である。
これが理系脳ってヤツだな。
ちっとは意味から考えろ!

綾ちゃんすぐに返事を打って回答を教えてあげたら

『ああ、なるほど』だってさ。


なーんていうか、これはこれで脳の使い方、面白い。
人と人とのコミュニケーションがすれ違っていく時もこんな風に
脳の回り方が関係しそうだな。
他人を理解したい時の助けになる、、、かな。




2019年5月21日火曜日

平均年齢の低い女子会



     ここんとこ日本の話題ばっかりだったのでたまにはミュンヘングルメ。
            
      お若いお嬢さんたち連れておフレンチのフルコースに行ってきました!
 日本で言えばJK、こちらでは女子大生のお二人+RITSUKOさんの4人で女子会です!
    
   まあ、平均年齢の低い事!ていうか綾ちゃんが一人で平均年齢あげてすまん。


今日はRちゃんの18歳のお誕生日祝いです!
Atelier Gourmetというお店に行きました。
お誕生日用に我々のテーブルだけ美しくキラキラ飾ってくれていました!


バースデースペシャルドリンク。これはノンアルコールです。
もちろん綾ちゃんはワイン飲みましたけどね。ワインも"セボン"でしたよ。








             綺麗で美味しいお料理の数々。
    覚悟していたよりもずっとお安くてお店はびっくりするほどアットホーム。
    Rちゃんに何度もお店の人が「おめでとう!」と声掛けをしてくれる。

そして室内を暗くしてのサプライズデザートには日本語が!!

何とこちら、厨房に日本人の方がいらっしゃいました!


ドイツで迎える初めてのお誕生日、そしてこちらでは成人!
明日へ羽ばたいていく、Rちゃんでした!!


2019年5月17日金曜日

歓喜の歌のふるさと



              板東俘虜収容所の記事が
              途中になっていましたね。



ジオラマ
実際に歩いてみると千人で住むにはかなり狭い感じがした。


収容所の松江所長は捕虜たちの「自主活動」を推奨し
彼らの能力を活かした多くの施設を作り、農園、酪農、パンや
ウイスキー、ビールなども製造される。

そして多くの文化活動が執り行われる。



4つの音楽グループ(うち二つはオーケストラ)が最初に結成された。


当時の様子。ビールにシュニッツエルって収容所の生活と違うでしょう!


そしてここが日本で初めてベートーベンの第9全曲演奏が
なされた場所。ベートーベンの銅像が建っています。


それでここは「第九のふるさと」と呼ばれているんだね。


綾ちゃん、ドイツに来て最初の頃、年末に第九の演奏会が
無いのにびっくりしたんだ!日本では毎年年末の定番で聴いていたのに。


日本人の第九好きの発祥がここだったことは
もう少し知られてもいいよね。



2019年5月2日木曜日

この扉(ドア)を閉じたら


         令和の新しい時代の始まりに沸く日本。
      一緒にお祝いしたい気持ちはやまやまですが、御代代わりを
      寿(ことほ)ぐ前にブログ上でもご報告しておきたい
      大きな出来事がありました。長文になります。ご容赦ください。




桜の散った後の福岡は藤、ツツジ、芍薬、あらゆる花々が満開だった。



4月17日。令和の時代を見る前にひっそりと閉じた小さな生命がありました。

その日父は自宅の庭に見事に咲き誇った花々を母に見せようと庭に椅子を二つ並べた。
昼食の後、よく歩けない母を庭に誘って30分ほど花見をしたのだという。
花が、ありとあらゆる花が大好きな母だった。

花見のあと、少し疲れたという母をベットに横たわらせ父は書斎で勉強。
不意に聞こえたごつんという音を不審に思い母の様子を見に行った父は
ベットから転げ落ちた母の様子に尋常ならぬものを感じ綾ちゃん姉に連絡。

大動脈瘤破裂の診断でした。
結局施設に行くこともなく入院することもなくあっさりと自宅で急逝した母でした。






綾ちゃんが母危篤の一報を受けたのは同日の朝ですぐに帰福。到着は翌日夜。
通夜もお葬式も間に合ったけれど到着の夜はすることがなくホテル泊。


それで二人の息子を従えてカラオケに行った。
なぜカラオケに行きたかったのか、無意識にこの歌をチョイスして初めて理解った。
カラオケでこの歌を思い付いたのは初めてのことだった。




森川由加里 本当は泣きたいのに


『助手席のドアを今、開けたところ
この扉(ドア)を閉じたら
永遠にさよなら

・・・

すがりついてもついていきたい
本当は泣きたいのに』


恋人にフラれる失恋ソングだと理解していたけれど
ああ、今の私はこうなんだと思った。大切な人とお別離する歌なんだ。
これからお通夜、お葬式という「此岸(この世)と彼岸(あの世)」をつなぐ
大切な尋常ならぬ儀式が待っている。

ドアを開けて、そして閉める儀式だ。
閉めなきゃならないんだ、と


母親が亡くなったのに通夜の前日にカラオケに行く
とんでもない跳ねっ返りの娘だけれど許して欲しいです。

それで少し落ち着いて覚悟ができた。



カラオケに行ったのには実はもう一つ理由があった。


綾ちゃんの頭の中にアルベール カミュの小説「異邦人」が押し寄せてきたからだ。


今日、ママンが死んだ


に始まる不条理文学の最高傑作。最後に読んだのは何十年も前なのに。
主人公ムルソーの異常心理が突然迫り来る気がした。
なんだか一つ、「ひどく罰当たりなこと」をしたくなったんだ。


「死」という一つの極限の形に対峙すると
理屈を超えた人間存在の在りように心が支配される。


こんな異様な高揚感(一言でいうとハイってやつだな)、
義母の死の際には経験しなかった。彼女の死は綾ちゃんにとって
どこまでも暖かく、平穏で感謝に満ち溢れるものだったんだ。



綾ちゃんを産み育てた実母の死は綾ちゃんにとって
分かち難く強い反作用のエネルギーに支配される檻のような不思議な呪縛だったんだ。

カミュという作家の天才性が初めて理解った気がした。




遺影の母は溢れる笑顔で弔問に訪れた人々を癒してくれた。


2019年4月15日月曜日

奇跡の収容所





板東俘虜収容所についてはウイキ先生のご説明
まずはご参照いただければ大体の概要はお分かりいただけると
思います。
第一次大戦期青島で捕虜となったドイツ兵約1000人を
収容した場所です。「収容所」というイメージとは随分異なる
「ドイツ村」が徐々に作られていく。
収容所所長松江中尉(のちに大尉)の方針により自主活動が奨励された。



給水塔

パン工場跡

コンサートの案内

奇跡の収容所の文字

ここで亡くなった人々の碑

のちにここに住んだ女性が偶然発見して清掃、献花してたんですね。

         当時のことだから小さな狭苦しい住居ではあるけれど
        ここでドイツ人たちと日本人のささやかな交流と友情が始まる。
        それが「奇跡の収容所」と言われる所以なんだ。



2019年4月9日火曜日

ご無沙汰しておりました!




         長い間、ブログ放置して申し訳ありませんでしたー!

実は春休みで日本(主に福岡)に帰省しておりました。
ブログでお知らせする暇もなく(いつものように)飛行機に飛び乗ってしまい
日本では主に年老いた両親と過ごす日々を享受していました。
満開の桜を久々に堪能できて心から幸せな気持ちになれました。


板東俘虜収容所の記事が書きかけでずっと気になっておりました。
次回の記事から続きを書きますねー。

今回の里帰りでもちょっと書き留めておきたい
素敵な場所に行きました。
それはまたゆっくりご紹介いたしますね。



綾ちゃんちから徒歩5分、梅光園の桜が満開でした。