2020年11月15日日曜日

「集中」が解き放つくびき

                                                   すううっと息を吐き、吸う。


        万年ピアノ初心者の綾ちゃんはピアノ入門のこの一曲に

               いまだ悪戦苦闘中。

           


              インベンションの一番 バッハ



      もう何ヶ月も練習しているのにいまだに指づかいも覚えられない。


       だけど今日は一回通しで弾いたらそれでおしまいと覚悟を決めた。

            すると不思議なことが起こった。



       無論、物語でよくあるような「奇跡」が起こったわけではない。

           下手くそが突然上手になったりはしない。

     ただ、ふと、アイデアが生まれたんだ。こんな風に弾いてみようかなって。


        一度きりの演奏ならば思いっきり「実験」してみようか。

        教科書的な表現でなく、「キレイ」に弾くでもない。

        ここは演歌みたいにコブシを聞かせてみたり

        思いっきりロマンチックに唄ってみたり。Gグルドもびっくり?


         そうだよ、だってだーれも聴いてやしないんだから

      誰かがこの演奏を採点するわけでもない。「正しく」なくていいじゃん。


         綾ちゃん、たった一人でピアノ弾いてるだけなのに

           どうして自由になれなかったんだろう。

           これまで何に囚われていたんだろう?


      すると不思議なくらい綾ちゃんの指は綾ちゃんの「方針」に

   従ってくれてミスタッチもほとんどなく綾ちゃん節(ブシ)バッハを演奏できた。


 嬉しかったのは好き放題な演奏をしたことでもミスタッチがなかったことでもない。


   

  「集中力」が自分の身体能力をコントロールした!と感じることができたことだ。



            綾ちゃんのiPad Airにナゾの落書きが、、、


            

2020年11月10日火曜日

それでも、ピアノが、弾きたくて

                                                           毎晩帰りが遅い。


      お腹ぺこぺこ。ドイツはロックダウン中でお昼休憩取れる場所がない。

        飲食できるお店は全部閉鎖中なので多くのサラリーマンは

      お昼時、寒空の中お行儀悪く道路に座り込んだりしてテイクアウト用の

            ご飯をかっこんだりしている。雨だと最悪。


      普段はパン屋さんのイートインコーナーやインビスでお昼を済ます

     綾ちゃんもこれには大弱りで結局、駅のホームで紅茶すすっておしまいに

     することが多い。中心部ではマスク外した隙を見計らうように警察が出動、

     いきなり捕獲されて罰金払わされている(!)光景がしばしば見受けられる。

                  おおこわ。

                あぶねえ、あぶねえ。


         中心部は寄り付くもんじゃねえ。ゆっくり茶も飲めんとは。


           毎晩、家に帰る頃には疲労と空腹がMAX。


             それでも、それでも、それでも、、、、


             それでも、ピアノが弾きたくて、、、


       帰宅したらしたで家事も待っているし仕事もハンパない。

       なんで綾ちゃんのTo Doリストは毎日20個も溜まってるんだあ!


       もう時間ないよ。それでもピアノの前に座る時間は癒しの時間。


              今日の持ち時間は、よーし、15分。

        15分だけ、練習する。指を慣らして一曲だけ集中する。


            その時、意外な自分だけの気づきがあった。


         今回は「集中力」について語ってみようかと思ってるんだ。

            




数あるピアノレッスン動画の中でも綾ちゃんは森本麻衣さんが好き。
芸術として、でも淡々とピアノのテクニックを語ってくれる。



2020年11月4日水曜日

同時配信 たくさんの方にご視聴いただきました!

 

         先週の土曜日は綾ちゃん初めてのZoomによる配信を

         行いました。たくさんの方々に関心を持っていただき

         厚く御礼申し上げます。

             


         YouTubeにもアップいたしました。

         チャンネル登録、「いいね」ご協力よろしくお願いいたします。

         大変「重い」テーマを取り扱った

         にも関わらずこの記事を書いている時点(2日経過)で

         215回以上の再生回数、32人の登録者数にものぼりました。

         本当にありがとうございます。



         渋谷順子さんという語学教師の大先輩のお話を伺いつつ

         綾ちゃんも茶々を入れていくんだけれど、二人のスタンスを

         見比べると、綾ちゃんの方がはるかにドイツという国を

         シニカルに見据えているのがわかる。

         二人が歴史的理解を完全に共有しながらも見方、感じ方が

         異なっている、その相違が二人のおしゃべりを重厚なものに

         できたかなあ、と動画を見返して綾ちゃんが思った感想でした。



         このシリーズ、月に一回くらいのペースでメンバーも入れ替えながら

         やっていこうと思っています。 


         社会問題、歴史や政治を語ると「引いて」しまう世の中、それが

         今のニッポン。


         これは世界スタンダードではありません。

         私たち普通の主婦も真面目な話をどんどんしましょう。 

2020年10月30日金曜日

りんご教に改宗して

                

病気かと思っていたが新興宗教だったのかもしれない。
りんご病?いや、りんご教に入信してしまったらしい。




なんじゃあ?

            なんでこんなことになったんだ??
綾ちゃん、携帯はいつもSONY派で家族全員SONYだったのに。





ネーム入り???


はたと気がつくと家族全員入信していた。
KAZUYAの番組観てたせいだろうか?


ここまでりんごりんご言われると、、、すまん、SONY!!

米国のGDP増強に加担してしまった。いいのか?

画像が綺麗なのは間違いなかった。
正直大満足している。い、いや、これも洗脳か?

とにかくうろんな新興宗教であることは間違いがない。
なぜなら「多額のお布施を払っているのに幸福感がある?」からだ。


すっからかんになる前に誰か目を覚まさせてくれ。

2020年10月23日金曜日

「嘘」は何が「嘘」ぽくて

 

     主人公が死ぬ物語は大体お話の最初から読者に死ぬと見抜かれている。


     こういうのは個人的にはお腹いっぱいなんだけど「死」というテーマが

   読者の心を揺さぶる定石中の定石だからこのパターンが止むことはない。   

           「膵臓」とか「セカ中」とかどれも良作だ。

            


          

      「四月の嘘」も可愛い女の子が悟っていたり頑張る自分探しの男の子とか

     出てきて胸にキュンとくるセリフもいっぱいある。涙する読者も多いだろう。

      だけど背景に描かれる音楽の世界は、音楽を愛する綾ちゃんの目に

      嘘ぽすぎてどうもいけない。


      こんなことマジメに書き出す綾ちゃんの方が大人気ないのかな。



      スポ根や音楽ネタに天才キャラはつきもので、のだめも千秋も現実には

      存在し得ないいかにも漫画キャラ。ではかをりと公正のような天才キャラと

      どこがどう違うのか。「四月の嘘」に出てくる二人の天才はバックに

   抱える十字架と彼らを彩る音楽の世界が嘘ぽいからだと綾ちゃんは思っている。



      公正はピアノの神童でかつて「ヒューマンメトロノーム」と呼ばれた。


      もうここから絶対に嘘だと思ってしまう。これは音楽モノにありがちな

      大誤解。メトロノームのようにしか音楽ができない奴はたとえ

      年少さんでも大会で優勝しないしそもそもそんな音楽は評価されない。


      子供なのに大きな大会で優勝するような音楽家は聴衆を巻き込むような

      音楽性と魅力をすでに備えている。それがなければ優勝なんかしない。


       作者は子供の音楽のコンクールというものに行ったことがない人だ。


      綾ちゃんは音楽に(音楽だけじゃないけど、何かに)一生懸命な人を

    いつも応援していて、だからこういう、すっ飛ばしちゃいけないデイテールを

      安直な価値観で語ろうとする場面に出くわしてしまうと、つい、反論したく

      なってしまう。



      大ヒット作だから綾ちゃんの違和感の方が少数派なんだろうけどね。

      

       

2020年10月13日火曜日

のだめにあって四月の嘘にない

                                                            突然の漫画ネタだが、、

     音楽ネタの漫画だとやはり「のだめカンタービレ」が金字塔だと思う。

                


ドラマ派も多いけど綾ちゃんは原作派。

音楽の世界って基本はスポ根、でもちょっぴり華麗な世界ぽいからウケるのかも。

「のだめ」以前には音楽ものでリアルを感じるものがなかった。
綾ちゃんも最初、プロのピアニストに勧められて読み始めたものだ。
「プロの私たちが読んでもびっくりするほどあるあるなのよー!」って。



イマドキの漫画は取材力がすごいし絵も細かく難しい楽器の描写も丹念に描いている。
音大生がドイツ語の勉強で苦労する様子とかエピソードもいちいち細かくリアル。



ただ、あの作品の随所に散りばめられている音楽家の苦悩や切ない気持ちを
共有できる人ってたくさんいるのかな?と思ったりする。

破天荒キャラのだめの恋物語だけれど

「楽しい楽しい」音楽の何がいけないのか?

素敵な彼に「女性として」付いて行くことと「音楽家として」付いて行く、
付いて行けなければこの恋も終わるのだ、というテーゼに読者は
違和感なく引き込まれていけるものなのだろうか?

デイテールも秀逸だが物語の本流は主人公のだめが
「女性として」「音楽家として」目醒めるところにある。

              綾ちゃんは第一部のラスト直近のクライマックス、
               のだめが千秋に催眠術をかける場面がお気に入りだ。


自分だけが愛する彼の心の檻を解き放ってあげられることに気づくのだめ。
それは同時に彼が遠くへ旅立つことを意味している。


そして彼を羽ばたかせ、自らも音楽家になろうとする。
真正直に二兎を得ようという作戦は無謀だが正論で本道だ。

あくまで彼と一緒にいるためにというのだめの心の未熟さがまたリアルだ。


名作というのは結局中心テーマが王道の中の王道だ。
なのに説教臭さは見事に排除されている。スマートだ。

次回、書いてみようかと思うが、例えば「四月は君の嘘」という
音楽漫画は同じ音楽モノでものだめとは好対照だなあと思うんだ。


続きはまた今度。





2020年10月5日月曜日

あやこさんに会いに行く



あやちゃんブームだ。

この9月からあやちゃんという生徒さんができた。
とにかくヘンだが何とか授業をやっている。

それ以外にもここんとこどうもあやこさんという知人が増えた。


そしてこの週末、綾ちゃんは最近知り合ったあやこさんに会いに行ってきた。
カッセルまで。カッセルに行ったのは初めて!


カッセルのヴィルヘルムヘーエ城のヘラクレスの噴水
300年前に作られた壮大な水の芸術

水が流れる様子は9月までしか見られないんだって。

線描絵と見間違うかのごとき佇まい。
                 圧倒される。

それからグリムの世界(Grimm Welt)にも行った。


グリム兄弟がここカッセルに滞在していた時期がある。


ドイツ文学出身の綾ちゃんにしてみればグリムはドイツ最初の辞書編纂者。

その項目をメモにしたもの。ちょっと壮観。




Wあやこでいっぱい食べていっぱいおしゃべりした。
共通の話題がたくさんあってもうどこまでも突き進む。

思い切って会いに行って良かった!

                                             あやこさん、知り合えて良かった!

           これからもよろしくお願いいたします。