2022年3月5日土曜日

仲間が出来る

綾ちゃんは活動を開始した。

音大生の息子のコネで映画の配給会社の中継ぎを
やっているドイツ人を3人ほど紹介してもらった。
彼らはそれぞれきちんと対応して下さったが
商業上映はやはり難しい。
それでなくてもこのコロナ禍で新作映画は
長い順番待ちだそうだ。とても無名の外国映画が
横入り出来る状況ではないとのこと。


そうこうするうちに日本での映画ロードショーは
終わりを告げたようだった。

よっしゃ、ならば上映会をあたることができる。

手始めに地元ミュンヘンで日本映画の会をやっている
友好協会に問い合わせをしてみる。

だけど綾ちゃんなんてなんのコネもないただの主婦。
うーん、絶対誰も相手にしてくれないよね。

いやいや、諦めないど根性がここまで綾ちゃんを
連れてきたんだ!どこかにきっと手掛かりがあるはず。

ダメ元で総領事館にもメールを出してみる。
友好協会からも丁寧なお断りのお返事をもらう。

うーん、負けるもんか。

     そうこうするうち、仲間が出来た。
ボランティアの翻訳仲間に情報収集を頼んだところ、

 「吉岡さんにばかり汗をかかせちゃいけない!
         皆でやろう!」

と言ってくれた人がいて、オンラインで集まった人々が
   一斉にうんうんと賛同の声をあげてくれた。

 綾ちゃんの仲間達は一銭のお金にもならないことに
   真剣に取り組んでくれる、本気の大人達だ。

    こんなに沢山の真面目な友人達に囲まれて、
      なんて綾ちゃんは幸せなんだろう。

          泣きそうになった。
          泣かなかったけど。

2022年2月27日日曜日

ドイツに戻って翻訳に打ち込む

 

    ドイツに戻ったら4月なのに雪が積もって

       いてハンパ無い寒さだった。


    結局、綾ちゃんはこの1週間後、父の緊急
入院の一報を受けてまたしても日本に
飛ぶことになる。

   なんだかんだで9月まで日本とドイツを往復する
羽目に陥るのだがドイツにいる間は
少しずつでも根気強く翻訳を進めていった。
綾ちゃんはネイティブでは無いので息子たちに
自然な表現を教えてもらったり
ドイツ人の友人にネイティブチェックをして
もらったり何度も何度も細かい訂正を重ねていった。


そしてようやく字幕翻訳が完成したのは
9月も終わりの頃だった。

さて出来上がり、これを制作委員会へ送って
実際の字幕を作ってもらう。

でもどこでどうやって上映出来るだろう?



これはエアフランスの機内で頼んだ紅茶。
ティーバッグが底に張り付いていて斬新。


飲み終わり。これ、こういうワンウェイ紅茶
売っていても良いんじゃない?






2022年2月16日水曜日

予感に打ち抜かれる

 

生涯、何十回、いや、何百回観ることになる予感。

一生をかけてそばにいる大切なものになる予感。


一種の戦慄を感じて映画館を出たあとただただ

ぼうっとしていた。


        「めぐみへの誓い」

綾ちゃんがこの日観た映画はこれ。


もちろん綾ちゃんは映画のスタッフの方々と

なんの繋がりもない。けれどこの映画と関わっていく

ストーリーが頭の中にくっきりと浮かんできた。


でもどうやって?


運命というものは本当に神秘なるもので、

短い日本滞在中にあり得ない偶然が次々と

重なっていく。


綾ちゃんはドイツに戻るフライトの前日、

予定外のスケジュールで東京にいた。

早稲田にある「劇団夜想会」

ここで映画の野伏翔監督以下プロデユーサーの面々と

会談する事になる。映画「めぐみへの誓い」の

ドイツ語字幕を作成する了承と台詞台本に

DVDをいただいた。


綾ちゃんはこの映画をドイツの人に、

そして全世界の人に観てもらいたいと訴えたんだ。


2022年2月6日日曜日

クレジットで号泣する映画


 年末にカッチーニの「アベマリア」が

綾ちゃんにとって忘れられない一曲になった、

そしてその経緯を書くと予告していました。


そろそろこの話をしようと思う。


きっかけは去年の春の里帰りの時のこと、

時は3月。自宅待機の開けた初日、

綾ちゃんは一人でぽくぽく映画に出かけた。

久々の日本。

ショッピングしたりお茶したりー。あー楽しみー。


まずは映画。これを見るのを楽しみにしていた!


映画に行く時、もう今日は絶対泣くから

分厚いハンカチ用意しなくっちゃ!なんて

いそいそと出かけたけれど、、、

結果は、、、しまったタオル持ってくるんだった

というほど泣きくれた。号泣とはまさにこのこと。


映画はね、もちろん涙無しには観れなかったん

だけれど信じられない箇所で泣いて泣いて

泣きくれてしまった。


なんと、本編終了時のクレジット!

あなたは映画のクレジットを見て泣いたことが

ありますか?

綾ちゃんはね、本編よりももっと泣いて

しまったんだ。


   これは全体の一部分。映画の支援者名簿。

   (映画のパンフレットにも載っていました)

   これがクレジットに延々と流れた。


その映画とは、、、


2022年1月24日月曜日

下手、苦手、そしてコンプレックス

 

    ハッピーバースデー、トゥーユー!

  先週の日曜日は長男のお誕生日でした!

       何と年オトコ!寅年!



大好物のいなり寿司だ。思いっきり食え〜!

甘党のスイーツ男子の長男にどんなケーキ
作ろうかなぁなんてアタマを悩ませていた綾ちゃん。
前日キッチンの机でおうちパーティのメニューを
考えていたところに二男が通りかかった。

「ねえ、明日さぁ、ケーキは
何ケーキが良いと思う?」

すると息子は容赦無く母親をズバリと斬り捨てた。

「ケーキ?止めてよ手作りは!
だってお母さんのケーキ、下手だもん。
ちゃんとケーキ屋さんのケーキ
買ってきてね!」

下手だもん

下手だもん

下手だもん

もんもんもんもんもん、、、

くあー!そうだったあ!忘れていた!
綾ちゃんはケーキ作りが下手だったんだ〜!

最近、お客様には当たり障りのないスイーツお出しして
(お客様からは)褒められるのに慣れていた綾ちゃん。
実はケーキ作りが大変苦手である。
特にデコレーション!
センスも無ければ手先も不器用。

最近どーもいい気になって自分の弱点すら
忘れていた。

慌ててケーキ屋に行ったところ何と臨時休業!
えーやっぱり作るしかないのー?
、、、という訳で結局自分で作った。
「おお、美味い!」と二男も結局
たくさん食べてくれたけどね。


やっぱちょっと不恰好

普段、あんまり他人には言わないけれど
綾ちゃんにだって色々コンプレックスがある。

口にすると絶対嫌味だと思われるのが分かってるから
普段言わないんだけどさ、、、

①やっぱしドイツ語が出来ない。
もうこんなに永く住んでるのに満足に相手に
思いを伝えられていない、
相手の話が分からないこと、
勘違いすることしょっちゅう!

②家族で一番音楽が出来ない、解っていない。
聴く耳が無いからここという聴きどころを
外すことがある。

③そしてケーキ作りが下手。
お料理はそこそこ出来てると思うんだけど
ケーキは完全にレベル以下。


ねね、おそらく皆さんの抱いている綾ちゃん像と
違うでしょう?
ドイツ語・音楽・お菓子作り
全部綾ちゃんの得意技って思ってないですか?

まぁ、ある意味この3つは綾ちゃんにとっては
譲れないコンプレックスだったからこそ
努力を重ね、現在は最低限ラインで
ギリクリアしているカンジ。

でもね、お子様方は良〜く母親を見ている。
そしてキビシイ!はあー。

自分の弱点、欠点、コンプレックスと正直に向き合う
ことはこんなにも大切なことだ。

とりあえず何とか世間的には取り繕えている
、、はず、、と思う。
これでも昔と比べれば雲泥の差なんだよね。


なーんて個人的な学びもあり
めでたくお誕生日パーティを祝えた
綾ちゃんちでしたー。

2022年1月13日木曜日

新年のご挨拶とデリヘル嬢と思われた件!?


 


    年が明けました。皆様、令和4年も

       「綾ちゃん玉手箱」を

      よろしくお願いいたします。


            昨年の11月末、綾ちゃんの誕生日の日に

            叔母が亡くなった。

   このブログにも書いたっけ。

   綾ちゃんは当然、新年は喪中と決め込んで

   いたところ、、、、、


   元旦にいきなり父親とのLINE電話で


   「あやちゃん!明けましておめでとう!」


   と満面の笑みで言われてずっこけた。


   だってSNSやらで山のように押し寄せた

   明けおメッセージに「喪中にて」なーんて

   書いちゃったから、もう心配されて

   心配されちゃって申し訳なかった!

   父に不幸があったと皆さんに思わせて 

   しまってこっちがおろおろ。


   なんでも、父達は親戚が続々亡くなっていくから

   このままでは「こっちが死ぬまで新年が

   祝えん!ええい、辞めだ辞めだ〜!」

   と喪中の挨拶を放棄したらしいのだ。笑!

   

   それはそれで良いような気がするなぁ。

   喪中の掟を破っても高齢の父ならきっと

   お天道様も許してくださるに違いない。

   また後で皆、逢えるよって識ってるしね。


   綾ちゃんはといえば、新年早々仕事始めに

   タクシーで(クライアントさんの指示)

            クライアントさんの元に向かったら

   トルコ人の運転手さんに売春婦、娼婦、あれ?

   今どきの言葉で言うと、デリヘル嬢に

   間違われた、という事件に遭遇した。


   祭日の早朝にタクシーを使うオンナは

   そういう職業だけなのだろうか?


   そんなに化粧が濃すぎたのか?

   いやいやマスクだし。

   はたまた毛皮のコートが

   失敗だったのか←それだ!


   悩みの深い年明けとなった。


   これも厄落としの一種?


   今年も皆様に素晴らしい一年が

      訪れますように!







2021年12月31日金曜日

自分のためだけに使ってはならないもの

 令和3年、最後の記事になると思います。

去年の最後の日、新年の目標として

   『◯◯◯の秘密兵器になる!』

と皆の前で大見栄を切りました。

(綾ちゃんの仲良しは◯◯◯が何か分かりますよね。ヒミツですよ。)


どうだったでしょう?秘密兵器かどうかはともかく

それなりの戦力として頑張ったつもりです。

令和4年への目標は、、新年の記事で発表しまーす。

ていうか考え中です。てへ。


今年はいつにもまして生命について考えた一年

でした。これまでの思想が深くなったという訳では

なくこれまでに培ってきた想いや思想が

試された一年となった。生命と言えば、、、


つい最近、有名人の女性が命を絶った。

去年も同じようなことがあったっけ。

少なくともその女性は金銭的に窮乏している風では

なかったし立派なお仕事も持っていた。

一部病気宣告の記事も流れたが立ち消えていたし

事情は良く分からない。


昨年はいっちゃんが生命を自ら絶つという大事件が

あったから尚更だったけれど、それってどういう

気持ちなんだろう?


他人の気持ちは分からないのだから決して土足で

踏み込むものではない。けれど綾ちゃんには

わからない。

その行為が一体誰のためになったのだろう?


生命のバトンが大切に運ばれてきたこと、

そのバトンを手渡しする義務があったこと、

生命は自分のためだけに使ってはならないこと、

これからそういう話をしていきたい。


生命についての曲を一曲、毎年の終わりに

紹介してきました。

令和3年、この1年間ずっと綾ちゃんの側にいた曲は

カッチーニの「アヴェマリア」です。

綾ちゃんにとって一生忘れられない曲になりました。

そのお話は長くなるので年が明けたらまた

書きに来ます。


年末に家族でこの曲を演奏して動画を撮ったり

しましたが、さすがにここに挙げるのは

恥ずかしいので三浦春馬さんバージョンを紹介いたします。



皆様、良いお年をお迎えください。

どうか健康にご留意してお過ごしくださいませ。