商売繁盛、大繁盛

                     

　　　　　こうなると恐ろしいことに新規の患者さんばかりどんどん増えてくる。

　　　　初診は時間も手間もかかるから突然の戦争状態だ。

                       そしてこの手の患者さんは物見遊山だから「居着く」ことはない。

　　　　一回か二回お試しでその後「戻って」くる確率が極めて少なく、

　　　　次回はよりお安いとことか話題のとことかに流れちゃうんじゃないだろうか？

                           つまり、人と人との関係を築きにくいんだ。

                            ドクターは相変わらず患者さんが愚痴を言ったり無駄話に

　　　　　　花を咲かせていても丁寧に対応している。うん。エライ。

　　　　　　とはいえやっぱり忙しいからいつものようにはいかない。

　　　　            くるくる走り回って綾ちゃんは夏休みに突入したのだった。

バッキンガム宮殿正面の噴水

正面の塔

正面門

Google にお金を払ってうちの病院が検索トップにくるようにしてみた

             

　　　　お昼ごはんをドクターと一緒にとっていたある日の昼休みのこと。

            『いやあ、参ったなあ。ヨシオカさん。実はね、うちの銀行口座から

　　　よく判らないお金が引き落とされていたので問い合わせたら、

　　　うちの奥さんが僕に一言の相談もなくGoogleに契約料を払ってたんだ。

　　　鍼(Akupunktur)だか中医学(TCM)だかそういうので検索すると一行目に

　　　うちの病院が出てくるように出来るんだけど、この契約料がべらぼうな

　　　額でビックリしちゃったよ。解約しようとすると、解約期間があって

　　　3カ月は出来ないらしい。』

             　おお、それはすごい。綾ちゃんだったら夫に内緒でその額の

　　　お金を遣うなんてあり得ないけど、、。
　　　コミュニケーション不足はこの夫婦に限らないけれどそれにしても

　　　仕事の事でよくやるもんだ。

             確かに新患の方にどのようにしてうちの病院を知ったかと尋ねると

　　８割方はネットのHPだという答えが帰ってくる。ネットを全然使わない

　　お年寄りの方も、自分では情報収集出来ないから息子や孫に頼んで

　　検索してもらったと言う。

            でもGoogleでトップに出してもらうのはお金がかかる。現在ミュンヘン地区で

　　これをやっているのは大きな病院が多い。うちみたいな小さな病院の

　　戦略としては賭けになっちゃうね。

                だが、結果的に奥様は正しかった。程なくうちの病院は新患の

　　患者さんからの電話であっぷあっぷ状態となるのだった。

                       　　　　　　　　　Google恐ろしや。

ロンドンで見かけたロンドンコーラ

ハロッズで見たトルコ飴

何が起こったのか判らない静けさ

                「何も起こらない」というのはこれほどまでに不気味なものか？

                   何がどうなってこういうことになっているのやら、本当に夏休み後の

　　　　病院は閑古鳥の鳴く毎日だった。

                    休みボケの綾ちゃん的には都合の良いリハビリ期間だと最初の一週間は

　　　　思っていた。11時に患者さんが一人。午前中はこれでおしまい。電話は

　　　　凍りついてしまったかのごとくリンとも鳴らない。夏休みに（遊びすぎて？）

　　　　痛くなった背中の治療をしてもらったり、単身赴任の夫の薬を出して

　　　　もらったりと綾ちゃん、やりたい放題をしていた。

                   うちはもともと治療の性質上、一日にたくさん患者をとれないから

　　　　ヒマな時と死ぬほど忙しい時の差が激しい。患者さんがドタキャンすると

　　　　ポンと時間が空くし、夏休みやクリスマスとその後は患者さんも

　　　　総入れ替えの時期でいずれにせよヒマになる。

                  だが、事はそれほど単純な事ではないようだ、と綾ちゃんも程なく思い知る。

                        『もう、うちの主人ったら、アタマにくるんだから！！

　　　　　　私の言うこときかないから、、、。せっかくある「腕」を

　　　　　　鈍らせちゃうじゃない。』

                 　　そうそう、理知的でインテリジェントな奥様と努力家だけど

　　　　　動物的？なドクターが今年の始めに(またしても！) やってた夫婦喧嘩の

　　　　　事を恨みがましくおっしゃってるんだ。

　                 これはね、綾ちゃん的にも興味深いことだったんだけど、今年の年頭に

　　　　突然パニック的に患者さんが増えてキリキリ舞いになった時期の話なんだ。

                   それは奥様の「仕掛け」から始まった事だった。

唯一ロンドンで食べたチョーまずいもの

よせばいいのにロンドンパブで注文したスパゲッティ　カルボナーラ

驚愕のマズさだった。

綾ちゃんはエビのカクテルでセーフ

空白の時間

                  　　　　　長々と夏休みの話を書きました。

         旅行から帰って来たのは木曜日の朝。ガトヴィックは本当に込み合っていて

　　定時に飛行機は「動き」始めたのに「離陸」には一時間以上かかって=滑走路上に

　　閉じ込められ時差も含めて結局家に帰り着いたのは正午頃だった。

          いやあ、今日とか明日とかに仕事入れなくてホント良かった。ゆっくり

　　身体のペースを日常モードに戻さなくっちゃね。

               お昼休みの時間を見計らって病院へ電話を入れる。

                      りんちゃん(仮名)が電話に出た。

                           『オー！フラウ ヨシオカ！ハロー、ハロー、ええっと月曜日から

　　　　　　　いらっしゃるんですよね。んーっと。でもちょっと待って下さいね、

　　　　　　　月曜日午前中は患者さん少ないから来なくていいんじゃない

　　　　　　　でしょうか？』

                        学生アルバイトのりんちゃんは要請に応じて出動態勢だから

　　　　　綾ちゃんも同じだと勘違いしている。

                     『ああ、りんちゃん、私は正職員だから来なきゃいけないの。

　　　　　患者さんいなくても私の仕事はいっぱいあるしね。』

　　　　　　すると今度はドクターが電話に出た。

　　　　　『おおー！フラウ　ヨシオカ！！休暇から戻って来たかね。

　　　　　あなたのいない間はねこちらも静かで特に変わったことは

　　　　　ありませんでしたよ。』

　　　　　そいつは良かった。商売的には忙しい方がいいのかもしれないけれど

　　　　休み前は大忙しだったからね。骨休みがあった方がいいさ。

　　　　　•　•　•　と思っていたのだがそうでもなかったのだ。

　　

突然おそばが食べたくなって天ざるをつくる

大量の天ぷら　大量の大根おろし

右上は綾ちゃんが大事に育てた青じそさんです。

夏休み ～ロンドン編 その９

                    大英博物館にも行ったあ。

　　　　　　　　美しいロビー         入場料無料だなんて信じられない     

感謝を込めて  寄付もちょびっとしてきました。

いきなり目玉のロゼッタストーン

こんな感じ

こんなに大きなふくろう

おお

ぎゃっ

これはトリのミイラ？

ツタンカーメンっぽい

で、中身がこれ

うぷぷ

モアイじゃあ！

休憩でハイドパークへ行ったらいきなり昼寝するヤツ

ぐうぐう寝てた。

そして、最後の夜は

やっぱりここに来たい！

跳ね橋の開閉を眺めて、、、

　和食テイクアウトチェーン店「わさび」のカレー弁当を

ベンチで食べながらぼんやり美しい跳ね橋を眺めていました。

ものすごく贅沢で幸せな時間でした。

翌朝の始発帰りで夜中の３時起きで

４時のガトウィック　エクスプレスに乗った。

このやり方、けっこういいかも。

最終日を心行くまで遊び倒して満喫してきました。

おっと、コンサートのことを書くと言って忘れてましたね。

じゃ、また改めて書きに来ます。

長々と綴った旅行記でしたが写真はまだ他にも

いっぱいあります。

ゆっくり紹介していきますね。

夏休み ～ロンドン編 その８

ナイト（騎士）バス

バタービール(ぶどうりんごジュースにホイップクリームを浮かべた感じ，努力賞)

魔法薬の教室

クワッフル、ブラッジャー

　　　　　　　　　　　　　　　　　ウイーズリー ウイザード

カエルチョコ

ゲーゲートローチ人形

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　中に魔法使いカードも入ってる

爆発ボンボン

杖チョコ

三頭犬ぬいぐるみ　　　か、かわいい！

アラゴグ！！！

ブラック家のタペストリー   シリウスの焼け焦げは右上のもの

               大阪に行ってた長男は『大阪UFJの方が面白いよ、絶対。』って言ってた。

                商業的にはそうだと思う。

       アトラクションがあるわけでもなく映画のセットや小道具が  
並べてあるだけと言えばその通りでハリポタ大ファンの我々でさえ、二回も三回も繰り返し訪れるかというとアヤシイものだし、ハリポタの「映画」自体が世紀の傑作かというとそれも綾ちゃん的にはううん、だと思ってるんだけど。

やっぱりハリーポッターという作品の魅力は大きくてこの作品はずーっと時代を経ても

残っていく名作だと確信している。

その世界にすこしでも近づいていける施設としてのこの場所は魅力的で

オリジナルのセッティングを間近に出来ると言う興奮が人々を呼ぶのだと思う。

アンブリッジの衣装まで！

最後の部屋は幻想的なホグワーツの模型でした。

屋外のホグワーツの廊下

夏休み～ロンドン編 その７

                

　　　　　　　　　　　　 そして～！ついにキター！！

　　　　　　　　　メイキング ・ オブ・ ハリー・ポッター！

          　　ここはハリポタ映画のロケ跡地で映画のセットがそのまま遺してある場所。

　　　完全予約制で綾ちゃんも出発前日に見つけて予約しようとしたら

　　　ロンドン滞在期間中この日以外入場券が取れなくて焦った。

　　　　そして郊外電車に乗って出発！(いきなり間違えて鈍行に乗る綾ちゃん)

　　　　　　　　　駅から専用ハリポタバス。おお、心高鳴る！

　　　　　　　　　　階段下の物置がハリーの部屋だった

ホグワーツの

門と大広間

太ったレデイー

みぞの鏡

寮の部屋クリスマスバルの飾り

秘密の部屋の扉
ダンブルドアの　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　部屋へ通じる階段

賢者の石

　　　　　　　　　　　　ホークラックス(分霊箱)の数々

レイブンクロウのダイアデム、ハッフルパフのカップ、

ゴーントの指輪、スリザリンのロケット、

トムリドルの日記、もう、お話の判らない人には

何がなんだかさっぱり判らないはず。

 

壁の肖像画

紹介したい写真がありすぎて！

明日へ続く！！