やっとのことで治療が始まる。
実は綾ちゃんバウムおばあちゃん大歓迎です。何故なら、、、
バウムおばあちゃんの来る日は綾ちゃんの仕事がラクになるから。
バウムおばあちゃんは全ての治療をドクター御自らとりおこなわないと
承知しない。問診に一時間以上、治療の間もドクターを側において
離そうとしない。鍼を打ってから最低一時間は横になっている
(うちは通常30分。余所と比べると長い方だと思う。)。
よって綾ちゃんの出番はゼロ。いやー、楽チン楽チン。
たまに他の患者さんで手が離せない時には
『ナンでもいいからおばあちゃんと話をして場を持たせて来るように!』
という妙ちくりんなミッションを授かることもある。
おばあちゃんはほったらかされるのが大嫌いだから。
でもこれはこれで結構楽しい。
おばあちゃんはインテリジェントな方で様々な領域の話題が
お出来になるしうちの病院をよーく観察していらして、
ズバリ本質的にうちの弱点を指摘してくださる。久し振りに
やって来て一瞥しただけで、病院の問題点をズバズバ当てる洞察力には
全くもって舌を巻くばかりだ。
こういう方たちのお陰でうちは成り立っているし、こういう
患者さんが病院を育てて来たんだなあ、としみじみ思います。
ホーフブロイハウスの女給さん
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