始発の便で羽田へ向かう。上手い交通手段がなくやむなくタクシーを
利用した。大阪市内から関空まで延々と飛ばす車内で綾ちゃん夫と色々な
話をした。互いの仕事、両親のこと、子供のこと、政治と世界情勢、音楽、
それらはつまり全て「我々のこれからの夢」を語り合う時間だった。
タクシーの車窓から見えるKIX
今回は福岡と大阪で紅葉狩りも楽しんだ。とうとう!お腹をこわして
1日半寝込んだが仕事も抱えていたのでかえって良かったりもした。
だから京都へは紅葉を見に行けなかった。
綾ちゃん、夫とはいつも日常の話題から時事問題までかなり突っ込んだレベルで
話し合っているけれどこの時は「生きる」ということの意味を深く教えられた気がする。
これまでに我々が出会ってきた素晴らしい人々の驚くべき濃密な時間の
使い方と特別な集中力がいかに感嘆に値するものであるかということ。
どうやってそこに至るか、我々に与えられた限りある人生を燃焼できるか
について話しあった(というか拝聴していた)。
うーん、綾ちゃんは色々な意味で幸福で幸運な人生を生きているけれど
何よりラッキーだったのはこの夫と結婚できたことだなあと改めて感激していた頃、
夜明け前の空港の美しいライティングが我々を迎えてくれた。
空港に到着した時、即座に理解した。タクシーの運転手さんが我々
おじさんおばさんの青春話を聞いていて満面に笑みをたたえている。
お話聞いていました、是非頑張ってくださいねとは言えないもどかしさを
顔いっぱいに表現しながら
『いやー、できるだけ急いでみたんですがね、フライトは
大丈夫ですかね。お気をつけてお帰りくださいね。』
『ありがとうございます。余裕で着けました。空港の綺麗な夜景も
楽しめて良かったです。』
まともな会話一つ交わしていないけれど互いの空気で理解る。
綾ちゃん達の思想に共感してくれたんだ。なんとなく同志だ。
すごく気持ち良く帰途に着いた綾ちゃんだった。
今日は日中も−3度の雪模様。植木鉢の氷も厚い。
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