2013年9月21日土曜日

ドイツ文学講義  ええええ?





       音楽を楽しみながら詩を口ずさんだ。これはとっても贅沢な時間。






       だけどドクターが頭に入れたいのはもう少し違う種類のこと。





 患者さんだとかここドイツでドイツ人の人と話をするのに恥ずかしくない様な
基礎的な知識と発展性のある取っ掛かりのようなもの。うん、わかるよ。
私はよくわかる、この気持ち。芸術の醍醐味はそんなところにあるのではないし
知識や蘊蓄の類いは本来、「好きこそものの上手なれ」というやつで自然にあとから
ついてくる。でもハタから見てると、そういう、オタク風な会話って鼻につくって
いうかなんていうか、つまり、ちょっと悔しいんだ。こんなことも知らないのかって
思われているようで、その中に入っていけないもどかしさ。だから、ある程度は
基礎知識があった方が落ち着くんだよね。




私   『じゃあ、一度ざっとドイツ文学史を見てみましょうか?』





 何の用意もない私でもインターネットさえあればざっとした文学史を俯瞰出来る。
大急ぎでウイキペディアやら何やら検索して中世文学からざっくりと説明を始める。
15〜6世紀から近現代までタイムトラベルだね。先生も一生懸命メモを取りながら
必死でついていこうとしていてエライ!




 ここまでで大体2〜3時間を要したと思う。もう、のどはからから。で、ちょっと
お茶を飲んでまた再開。昔取った杵柄とはこのこと。我ながら良く頑張ったよ。





           

              
                「パルツィファル」
           ヴォルフラム フォン エッシェンバッハ


        

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