2016年8月16日火曜日
へんてこりんな観光ツアー
観光ハイシーズンの8月。聞くところによるとノイシュバンシュタイン城
観光には2日前までにネット予約が要るとか。当日いきなり出向いても
ミュンヘンからだと到着までに2時間以上。それから並んでも早くて
夕方の入場券しか手に入らないとネットには出ているぞ。
唯一の手段は観光ツアーだな。ネットでは当日受付はやっていない。
2日目の早朝、ツアーバスのフリーダイヤルに電話する綾ちゃん。
うまくいけば今日か明日のツアーに潜り込めるかも。
中央駅前発のバス会社からは、今日の分は満席だけれど明日の分なら
わずかに残席ありとのこと。直接出向いて買いに行ってくれと言われて
朝一番で出かけて行った。が、残念なことに翌日分もやはり売り切れ。
カウンターで、よその会社のツアーがまだ大丈夫かもしれないから
駅のツーリストインフォーに行くように言われた。
ツーリストインフォー??そんなもの行ったことない(!)ぞ。
ええっとーっと駅構内に入ったところ、いきなりお城ののぼりを掲げた
ツアーキャッチの女性に遭遇。これから1時間後に出発、もちろん
待ち時間なしでお城に入れますよ。ここで集合ね、と英語で言われて
よくわからずにホイホイお金を払って予約券を購入した綾ちゃんたち。
思っていたより随分安いぞ。よくわからんが弱小ツアーなのか?
トイレを済ませて飲み物を買っておけ、と言われたので言われた通りに
して時間に集合したところ、雪山登山のような格好をしたヘンテコな
おじちゃんがガイドとしてやってきた。
はーい、みなさーん、出発しまーす!と英語で言われて(総勢8名)
おじさんの後をついていくと、なんと、観光バスではなく、駅のホームに
連れて行かれ、一般乗客とともに普通列車に乗り込む、という極めて
へんてこりんなツアー(と言えるのか?)だと判明し、慌ててパンフを
読み返したりした。(そしたら本当にそう書いてあった!!)
しかもおじさんは列車の車両内で一般乗客がいるにもかかわらず大声で
英語でガイドをおっぱじめる。傍目には気の狂ったおじさん(と、
とっ捕まった哀れな外人観光客)だと思われたことと思う。まあ、似たような
もんだけど。
でもおかげでお城内部には到着と同時に入り込めた。もちろん綾ちゃんは
ガイドなしでもお城まで一人でたどり着けるのだけれど入場券はどうにも
都合できない。原価計算してみると、このガイドのおじさんに一人アタマ、
20ユーロ払った計算になる。待ち時間なしで入れたことを思うとかなり
お得だったと思う。このツアー、自由すぎて案外いいかも。
先輩は、あまりの出来事に、「いい土産話ができた」と名物おじさん
(モンゴル人なんだって)の写真を隠し撮りしたりして
楽しんでいた。ポジティブに捉えてくれてありがとうございまーす!
M先輩とノイシュバンシュタイン城。うう、お顔を公開できないのが
残念!綾ちゃんは自撮りにことごとく失敗。っていうかもう何をしても
無駄状態?自撮りだと顔がデカくなってしまってなんども撮り直し
結局全て破棄。いや、元が悪いんだって。
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