2016年12月31日土曜日

掃除にかける熱意も違う

日本語によるドイツ語講座、生活サポート通訳はじめました。詳しくはHPをご覧下さい!https://genkisoude.jimdo.com





     フランクフルト時代の綾ちゃん、ちょっとおしゃれな新築マンションに
    暮らしていたのだけれど綾ちゃんも周りの住人たちは誰も皆、驚くほど
    掃除好きで「超」がつくほど清潔な暮らしをしていた。



     ある時綾ちゃんが近所のママ友(ドイツ人)のお宅にお呼ばれした時のこと
    綾ちゃんお持たせの梅酒(自前だったりするととっても喜んでもらえます!)
    を数人で楽しんでいたら一人のママが誤って足元に置いていた瓶を
    壊してしまった。



      『あらら、大丈夫、大丈夫。ちょっと待っててね。すぐに
      片付けちゃうから。気にしなくていいのよ。』


    

     たいしたことないのよ、なーんて言いながら彼女の行った「片付け」は
    綾ちゃん的には大掃除級の丁寧さだった。ガラスの破片をちりとりで掃くに
    始まりブラシや濡れタオルでとことん綺麗にする。完全に元に戻すまで
    15分はかけたと思う。



     いやー、匠の技見ちゃったなーなーんて思いながら数件隣の我が家に
    戻る道すがら、今度は別のドイツ人ママがお二階のベランダで電話している
    姿を見かけた。あれれ?彼女は今日風邪ひいたからパート休むって
    おっしゃって綾ちゃんが息子くんを幼稚園に連れて行ったんだっけ。
    

     彼女はパジャマ姿のまま、左手に受話器、右手に雑巾持って誰かと
    おしゃべりしながらベランダの手すりや窓を一生懸命拭いていた。
    どうもお掃除の手を動かしていないと手持ち無沙汰らしい。
    もちろん彼女のお家も完璧にピカピカで何時ぞやは
    洗濯物を取り込むたびに洗濯機をピカピカに磨き上げる姿を目撃して
    ぎょぎょっとサカナくんになってしまったのを覚えている。


         やっぱりみんなの爪の垢、もらっとけばよかったな。 






スマスマの最終回観ました。こんなこと言っちゃなんだけど
最後まで歌は下手だったなあ(ごめんね)。
でも「世界に一つだけの花」この名曲はずっと残っていくと思う。



2016年12月29日木曜日

神様の宿るところ

日本語によるドイツ語講座、生活サポート通訳はじめました。詳しくはHPをご覧下さい!https://genkisoude.jimdo.com


       

       綾ちゃんは旅行するとき大都市だと予算の範囲内で
      できるだけ良いホテルに泊まることにしている。都会というのは
      たいてい危ないので少しでもリスクを避けるためだ。



       だけど山歩きとか保養地のようなところは民宿とかロッジみたいな
      ところが風情があって良い。ドイツ語圏の宿だとどんな安宿でも
      清潔さという点で外れたためしはない。オーストリアの民宿なんか
      朝食付きで一泊15ユーロとかいうところが結構ある。
      しかも家族経営で隅の隅まで掃除が行き届いている。
      空気まで澄んだエネルギーに満ちて見えることがある。



       ある時、そういう田舎の安宿に泊まった時のこと。あまりに完璧な
      掃除の出来栄えに綾ちゃんが感心していると夫が一言、



         『神様が住むところだと思って綺麗にしているんだよ。』



      とのたまわった。そーかー。そうかもなあ。だから「誰も見ない」で
     あろうところにも気を遣うんだ、と思った。
     お掃除好きの人々の心には彼らに染み渡った潔癖さがあるだろうから
     詮索したり分析したりすることには意味がないかもしれない。
     でも当たらずとも遠からずだと思う。


            敬虔な心持ちを見習いたいものだ。


           

        今日もSMAPに敬意を表して「らいおんハート」Uruさん版。
       ドラマ「フードファイト」懐かしいな。あの番組って
       絶対タイガーマスクのパロディーですよね。
     

2016年12月28日水曜日

ここドイツではお掃除の「感性」はどこから来てるんだろう?

日本語によるドイツ語講座、生活サポート通訳はじめました。詳しくはHPをご覧下さい!https://genkisoude.jimdo.com




            さてお掃除の話題に戻ります。


     ドイツ人家庭の家に招かれて一分の隙もないほど磨き上げられた
    室内に驚き(どうかすると生活感が全く感じられないことすらある)
    自分の中途半端な家の中を思い浮かべ恥ずかしくなったりした経験のある方
    きっといらっしゃると思う。




        お掃除は楽しい。その気になれば。そう、その気になれば。



     昨今議論になっている日本の小中学校でのお掃除の時間も日本オンリー。
    こちらではお掃除は下校時間後に掃除夫の人がやる。
    綾ちゃんはどっちがいいとかいう議論にはあまり興味がないんだけれど
    時々不思議に思うことがあるんだ。
    日本では掃除というのは道徳的な意味合いが強くて(多分仏教だと思う)
    「心を磨く」ことと部屋を清める(そうか、神道か?)ことがマッチング
    しているでしょ。武道でも修行の一つとしてお掃除が組み込まれてるし。
    実際汚い部屋が綺麗になっていく時って気持ちも「洗われて」いく気がする。



     どっぷり階層社会のドイツでは3K仕事は特権階級の人々の仕事ではない。
    植民地政策とともに生きてきた欧州らしい発想で実際に欧州はそのようにして
    発展してきた歴史がある。植民地にはさして恵まれなかった敗戦国ドイツですら
    この傾向は色濃い。



     掃除夫を家庭で雇っている比率はドイツでは大して大きくないと
    思うのだけれど綾ちゃんがここで問題にしたいのはドイツの人々の
    部屋掃除の時の清潔感というか美意識の強さだ。とにかくハンパない。
    自分で掃除するときはいい加減で(昔でいう)奴隷とか掃除夫に頼むと
    厳しいとかそういうことでもない。誰がやろうがピシッと隅っこまで
    「キメテ」くる。
    ガチャッとしてて大丈夫な我々(っとひとくくりにしちゃってごめんよー!
    綺麗好きな日本人諸氏よ)とは全く別人種。


              この感性はどこから来るんだろう?





         本日はSMAPに敬意を表してUruさん版「夜空ノムコウ」。
         SMAPよ、お疲れ様!





     



2016年12月27日火曜日

HP立ち上げましたー!




               HPを立ち上げました。


               日本語によるドイツ語教室
               https://genkisoude.jimdo.com




          これは主にミュンヘン駐在家庭の方々を対象にした
         日本語によるドイツ語入門・初級講座です。訪問授業をします。


            ちなみに(迷って照れて困った末)本邦初公開
            綾ちゃんの顔写真まで!!!載せました。 



          ミュンヘン在住の日本人の方のために生活サポート通訳も
         始めました。このブログの読者の方ならご存知の通り
         医療の知識がありますので急なご病気の時など言葉の面で
         お力になれると思います。



             よろしくお願いいたします。




                          吉岡綾子  

2016年12月25日日曜日

メリークリスマスと言おう



     トランプ次期大統領の選挙演説の中でアメリカ民衆の心をつかんだと
    言われているスローガンの一つに


         メリークリスマスと言える社会を取り戻そう!


    というのがあったそうだ。ポリティカル コレクトネス(差別偏見を排した
   言葉)流行りのアメリカはメリークリスマスを失っていた。キリスト教信者以外の
   人たちをおもんばからねばならない、さっぱり味気のないハッピーホリデイの
   掛け声に「何かが違う」と目に見えぬ憂いを抱えた人々の選択が新大統領を
   産んだ底力となったに違いない。



   それはさておき、、、
            クリスマスの豆知識を3つほど。



     メリークリスマスっていつ頃から言い始めたか知ってますか?
     実はそんなに古くないんです。初めてこの言葉が使われたのは



         

デイケンズの小説 クリスマスキャロル 1843年。
物語の一番最後に出てきます。当時空前の大ヒットをした作品。



サンタさんとトナカイの関係は?



もちろん「あの歌」の登場によって離れられないセットに
なったんですね。詳しくはウイキ先生にご解説願います
サンタクロースというのは欧米各国で色んな伝承があってドイツの
ニコラウスなんかももはやサンタさんその人になっちゃってますしね。




「あの歌」とはもちろん「赤鼻のトナカイ」のことです。



さて、このサンタさんの赤いお洋服はいつから?どうして?



これぞ嘘のような本当の話。
このコスチュームを全米に浸透させたのは「あの」コカコーラ
なんだそうです。こうしてみてみると我々になじみの深いサンタさんって
アメリカの歴史そのものなんだって気がしてきますね。



なーんてね、実は先日ケント・ギルバートさんの番組を見ていて
彼のお話をそのまま受け売りしただけなんですけどね。



それではみなさま、



メリークリスマス!







2016年12月23日金曜日

キーワードは「拭き上げる」




このブログの読者の方で前回、前々回の記事を読んで
「なになに?週に一回掃除するだけで家がピカピカになる
裏技があるのー?」と期待してしまった方いらしたら失礼いたしました。


そう、ラクする裏技なーんてどこにもない!残念ながら。


お掃除上手の人ってどなたを見てもまめまめしくって埃や汚れを
発見するなりソッコー出撃してるもんね。綾ちゃんみたいに
「まーいーや、後からなんとかしよう」なーんて思ってると
たいがい忘れる。



以前ドイツ人の友人宅にお泊まりさせてもらった時のこと、
お風呂使わせてもらってもいい?と訊くともちろんどうぞって
おもむろにバケツと雑巾セットを手渡された。


ははあ、使った後の掃除をしろという意味なんだ、と感心した。


こっちの浴槽は使う都度水を抜くわけだからバスタブを綺麗に
保つコツは使用後濡れたままにしないこと。洗面台や台所のシンクも同じこと。
本格掃除までしなくともその度ごとにタオルで水滴を吹き上げておけば
気持ち良く長く使える。できれば窓もその都度拭く方が良い。


「拭きあげる」というのはキーワードだと思うな。




えへへ、宴会だらけの綾ちゃんち。今日はアンコウ鍋です。
M医師とN医師、二人のお医者様が今日のゲストです。



ツリーサラダにチャレンジ。下は豚の角煮です。
味は上出来だけどデコがイマイチ。ワンモートライだな。


2016年12月20日火曜日

お掃除の定義の違いに唖然!





一週間に一度しか家の掃除をしないのにピカピカ高級ホテルのような
お住まいに暮らしてらっしゃる彼女。週イチ掃除の秘密とはいかに???



『あのね、私は週に一度のお掃除の日のことを「隅っこ掃除の日」と
名付けているの。ほら、埃がたまっていくのって隅っこからじゃない?』


彼女によると普段見過ごしがちな隅っこや家具の裏側、電球や
台所のファンの油汚れや壁、床のシミその他を隅々まで
徹底的に点検して解決する日を週に一度設けているのだそうだ。



え???


あの、お掃除って掃除機をかけたり床や窓を拭いたりとか
そういうことはなさらないってことなんですか?



『いやだー!そういうことはもちろん毎日やってるわよ。
それはお掃除とは言えないじゃない。
あっ、それから毎日忘れちゃいけないことはね、例えば
テレビとかオーディオとか黒い色のものってあるじゃない?
あれはちょっとの埃で目立っちゃうから週一じゃダメなの。
これは毎日ね。それから、、、、。』



実に掃除を「語る」ヒトだった、彼女は。


ここまでしゃべってやっとの事で綾ちゃんは理解したのだった。
つまり、綾ちゃんの言う「掃除」と彼女の「掃除」は
まるきり定義も次元も異なっていたのだ、と。


要するに彼女は綾ちゃんちの「年末大掃除」を毎週やっているわけ。
んで、綾ちゃんちの「お掃除(しかもすごく丁寧な)」に当たる仕事は
彼女にとっては、朝起きて洗顔するとか歯磨きするとかいうレベルの
「習慣的動作」であってほとんど掃除という意識すらない、ということだったのだ。


綾ちゃんはこれを聞いて絶望に打ちひしがれ、とても私にゃあ
真似できないとすっかり諦めてしまったものなのだ。



今日、お友達のきみえさんとマリエン広場のクリスマス市へ行った。
ドールハウスの屋台は可愛いものばかり。
綾ちゃん、ついつい楽器に目が惹かれちゃうね。



2016年12月18日日曜日

一週間に一度のお掃除でピカピカに??




フランクフルト郊外に住んでいた頃、綾ちゃんの町内にもう一人
日本人の女性が住んでいた。綾ちゃんより年上でお仕事なさっていて
綺麗でエレガントな方だった。


彼女にはお子さんがいなくてご主人と二人暮し猫一匹。
ご主人がアンテイーク好きで二人のお住まいは王宮に入ったかと
思わせるほどゴージャスな家具が並んでいた。全てピッカピカ。
乳飲み子抱えた当時の綾ちゃんには見果てぬ夢のようなお住まいで
憧れのモデルルームみたい。大の仲良しだったから街の両端にある
それぞれの家を往復しておしゃべりに興じたものだった。


綾ちゃん家の当時の家計は火の車で生活の全てが質素でてんやわんや。
あまりに雑多な我が家とご自分で会社経営している彼女の暮しは
明らかに違っていて綾ちゃん密かに恥じ入ったりしていたものだ。




まあ、家具なんかは仕方ないとしてもあれだけ凹凸のある家具に
囲まれて隅々までホコリひとつ落ちていないお宅を
どうやってお掃除しているんだろう?ちょっと爪の垢でも煎じたら
いいんじゃないかと思ってある時彼女に聞いてみたんだ。
毎日どんな風にお掃除してらっしゃるんですか?ってね。
そしたら驚いたことに彼女はこう答えた。


『ええ?お掃除?いやだ、恥ずかしいわ。
私、お掃除なんて一週間に一度しかしないのよ。』


無論彼女は掃除夫など雇っていない。夫(日本人)は
亭主関白で家事など一切手伝わない。


どうやったら週一お掃除であんなに始終ピカピカにできるんだ???
さて、彼女が教えてくれた「秘密」は明日のお楽しみ。




スーパーマーケットREWEの新製品でPankoという名の
パン粉が売っていた。つい面白くて買ってみたけど
案の定日本のパン粉には程遠い代物でした。
これを買うくらいならドイツのサラサラのパン粉の方が使いやすいな。。



2016年12月17日土曜日

水を使わない人々の家事




     ドイツのレストランや個人宅で食器を流水ですすがず洗剤液で洗った後
    貯めてある真水に漬けて取り出すやり方を目にしてショックを受けた方、
    おそらくたくさんいらっしゃると思う。



     風呂には入らずシャワー週一で後は洗面器の湯をタオルに浸して
    体を丁寧にゴシゴシ。(おそらく最近は体臭のキツイドイツ人が減ったように
    思うからシャワーを浴びる回数は全体に増えたものと思われるけれど。)



     そう、「湯水のごとく」水を使うのはご存知我々日本人のみ。




         
         掃除も然り。じゃぶじゃぶ水を使わない。
        水周りはカルキがつくのでやたらと酢を使う。



                         

綾ちゃんも愛用。カエルちゃんのお酢洗剤


床はモップで床用洗剤で拭いた後から吹き。

綾ちゃん、昔からダスキンの化学ぞうきんとか好きじゃなかった。
濡れてないとなんか汚れが落ちない気がする。


布団乾燥機もなければスニーカーの漬け置き洗剤もない。
運動靴はブラッシングでお仕舞いらしい。そんなあ。
水洗いしたい人はよーくブラッシングした後洗濯機で
おしゃれ洗い設定にするそうな。これは真似できんなあ。


今でこそ庭付きの家に住んでいるから好きなように靴を洗うけど
アパート住まいの頃はお風呂場でバケツに洗剤水入れてそこで靴洗ってたよ。
汚れた水はトイレに捨てたりしてね。




2016年12月15日木曜日

心機一転にはお掃除が一番




お仕事を辞め無職となった綾ちゃん。


旅行に行ったりして遊んだ後はゆっくり休養、体調を整えるなどの
リフレッシュを心がけつつまず最初に行うことは、、、




お釈迦様の弟子、チューラバンタカがモデルと言われる
レレレのおじさん。物覚えの悪い彼にお釈迦様は掃除の修行を
課します。掃除によって悟りを得たそうです。
「これでいいのだ」という究極の悟りの名言で有名な「天才バカボン」中の
際立つキャラですね。


そうだ、お掃除。心機一転にはお掃除が一番!


時期的にも年末大掃除だし(ちなみにドイツには年末大掃除ってありません。
年中大掃除してるもんね、ドイツ人主婦って。敬服の一言です。)
これまでああやらなきゃあって思っていても出来なかった(目をつぶっていた)
箇所がたーくさん!よーし!この際だ!やったるでー!


と計画的に大掃除作戦を展開することにした。



まずは検分。現状把握だな。


いやー、この4〜5年の間にものすごいゴミ屋敷と化していた
我が家。改めて(毎日寝起きしてるくせに)びっくり。


お掃除下手なんだけどね、頑張ろう。


ところでドイツと日本、お掃除にもいろいろ違いがあるって
ご存知ですか?




今年もアドベンツ クランツ手作りしました。


2016年12月14日水曜日

これなーんだ?



これ、なんでしょう?

この間すごく寒かった日、木々という木々が全て樹氷と化して
美しかったですねえ。



全ての木に真っ白な樹氷の花が咲いてため息ばかり。
ドイツの冬は雪の代わりにクリスタルを散りばめた。
寒いは寒いがロマンチックを通り越して夢幻の世界だ。

て惚れ惚れして風景を眺めていたら息子が


『あー、僕これ嫌い!!』

なんじゃ?と
見てみると、、、

面白かったから写真撮っちゃった。



さてこっちはお友達のもとこさんとギージンガー醸造所
飲みに行った時のこと。



最近グルメブログになりつつあるな。
ブログで退職をカミングアウトしてからというもの
「遊ぼうコール」が絶えず宴会だらけの綾ちゃんです。


ギージンガーは二度目だけれどものすごい賑わいです。
ビールも食事もハズレなし。ぶらりと行ってみたら満席で結局
2家族バラバラに座った。宴会の意味イマイチ。


今度またリベンジしようってまだ遊ぶ気か、綾ちゃん、、。



2016年12月11日日曜日

バースデイ、、雪の女王?



バースデイプレゼントで頂いた。

泡立て器はドイツ語でシュネーベーゼン(Schneebesen=直訳で「雪ほうき」)
それで雪の女王か???




日本からのプレゼント。耳つぼピアス。これはドイツには売っていない。
各色、揺れるタイプとかいただきました。


尖閣諸島問題のシュミレーション寓話。
現代の「動物農場」。百田尚樹の最新刊いただきました。



お誕生日当日は夜遅くまで息子のチェロのレッスンが入ってしまったので
ちょっと気分だけでもって夜遅く空いてた和食店で
二人で巻き寿司食べました。



息子から貰ったチョコ。


えへへ、皆さんありがとうございます!

2016年12月9日金曜日

女子会そして誕生会




あれ?なんで綾ちゃんのブログにくまちゃんがご出演?
間違ってるんじゃないの?って思ってくださる方いたら
ミュンヘンブログ通ですね。

実物はため息の出るようなビロードミンク調(てミンクも実物知らないけど)
輝く毛並みのロシアンブルー。写真に撮るとなぜ茶色っぽくなるんだろう?



こっちはコーギーのパーシー。
名前の由来は機関車トーマスじゃなくて果物の柿なんだって。


そう、先日運命の邂逅を果たしたRitsukoさんとお会いしました。


RitsukoさんだけじゃなくてRitsukoさんのブログに登場する
姉様さま、Yさんさま、Kさんさまなど皆さま総出演。
(MMちゃんさまにものちに紹介してもらえた)
そして初対面とは思えないほど盛り上がった挙句



日を改めて合同お誕生会を催しました!
Ritsukoさんのお誕生日と綾ちゃんのお誕生日は3日違いです。

綾ちゃん、寿司ケーキを作ってフォンデュパーティーで盛り上がったのなんのって
夜中過ぎまで女ばかりで盛り上がってしまいましたね。







えへへ。これからもよろしくね。パーシー。


とらちゃんには会えずじまいでした。



2016年12月7日水曜日

再びミュンヘン、そしてお知らせ



最終日はたくさん時間がないのでドナウ川辺の景色が眺められる
ホテルマリオットにやってきてゆっくり朝食。というかブランチですね。
軽い気持ちでオムレツ(息子はハム、綾ちゃんはサーモン)頼んだら
驚きのボリューム。この後9時間バスの旅中ずーっとお腹いっぱいだった。






さてここはどこでしょう?
ミュンヘンに帰ってきて最寄りの駅のホームです。ほらね、
やっぱりドイツの方がゴミだらけです。






この少女の像はライトアップされてとても趣深い。
第二次世界大戦におけるソ連兵の慰霊の像だそうです。戦後、撤去の
議論になったそうですが残されたらしい。なるほど。意味合いはともかく
壊してしまうには惜しい。よくわかります。


ということで仕事を終えほとんどそのまま旅に出かけ
遊びまくってまいりました。


さてここからはお知らせ。


以前にも触れましたがこのブログの本来のコンセプトである
ドイツにおける漢方(中医学)と日本人の私というテーマからは
日々の方向性が外れていくため、近々、ブログをリニューアル予定です。

漢方ブログランキングからは今週いっぱいをもって撤退予定ですので
そちらからアクセスしていただいていた方は恐れ入りますがご留意願います。


これからも日々思い連ねたことを綴っていきたいと思います。
よろしくお願いいいたします。



2016年12月6日火曜日

ダビデの星とセンス溢れるオブジェたち




ブダペストでシナゴーグにも行きました!

表玄関が見つからずウロウロして後ろから見た写真。
すごい観光名所になっていて料金所は長蛇の列でした。
ドハーニ街シナゴーグはヨーロッパ一大きいそうでリストや
サンサーンスがなんども演奏したそうです。サンサーンスがユダヤ人だと
綾ちゃん知りませんでした。


ダビデの星がありとあらゆる箇所に使われている。
戦争映画とかで辱めに使われるシーンを見てきたから、こんなに誇りを持った
モチーフだったのだと改めて目からウロコだった。


モザイク調




入り口の鉄柵


上方を見上げると



ランプもほら、、これはおしゃれ。



中庭は墓所になっていた。おそらく戦時中に亡くなった方々だと思う。



虐げられた人々を型取ったモニュメント



針金製の柳の木。葉っぱの一つ一つにホロコーストで
大虐殺された人々の氏名が書かれている。
ドナウ川の靴の銅像にしてもこの柳も虐殺や戦争反対などの暗い思想を
思わせるものではなくて命の美しさを謳った繊細で
センスに満ちたオブジェだな。


2016年12月3日土曜日

やっぱりパーソン トウー パーソンでなくっちゃ



2日目のこと。あの素晴らしい夜景をやっぱりクルーズで楽しみたい!
プラハではやたらと遊覧船の客引きがいたもんだけどここブダペストでは
うまく見当たらない。船もパッと見渡した限りではどれがいいのか区別がつかない。


夕方休憩にホテルに戻ってネット検索したけれどどうもピンとこない。
そうだ、こういうときのためにコンシェルジェがいるんだった。
普段貧乏旅行ばかりしていて(いやこれもそうなんだけど)他人に頼る癖が
無い我々。昨日も大当たりのレストラン紹介してくれたじゃない。
ロビーに降りて相談すると一発。


『うちと取引船は幾つかございますがお客様には日本語ガイド付きの
これをお勧めいたします。こちらで予約されると1割引でございます。』


ワンドリンク付き。予約も入れてもらって楽チン楽チン。ガラス窓で夜景を堪能。


昨晩見惚れた夜景にググッと近づく感じがたまらない。
この風景も忘れられない思い出だなあ。


そして最終日の夜。よーし、ラストデイナーだあ!

迷わずコンシェルジェさんお勧めの夜景の美しいレストランを
予約した。でも電話は自分でかけて大正解。búsuló juhászというお店です。


初日のspoonでやっぱり自分で電話したら店員さんが綾ちゃんを覚えていてくれて
とってもお茶目で親切に接してくれた。席も良い席だったんだ。
そして今夜も特等席!
ちなみに予約なしのお客さんたちは(空いていた)窓際の席には
座らせてもらっていなかった。やっぱりパーソン トウー パーソンって
大切だなって今回学習したんだ。もちネット予約より肉声が良し。

 

前菜は二人でシェア。息子はカボチャ入りヌードル。
綾ちゃんはお魚。激ウマでしかも全然お高くなかった。


Trip Adviserで一位評価のお店とかにもランチで足を運んでみたけれど
こんな風に心に残るお食事やサービスを受ける感じじゃなかった。

ここは宮殿のある丘の上にあって地の利が悪いせいか
客の入りはそこそこだった。その分静かで丁寧な応対に大満足。
やっぱり地元の人のアドヴァイスに従って大正解でした。


コンシェルジェは観光のスペシャリストなんだから頼れるだけ
頼った方がいいんだね。



2016年12月2日金曜日

東欧の国々の現在についていけない



ブダペストネタでまだ引っ張ってますね。もうしばらくお付き合いを。


地下鉄へ通じるエスカレーター。ミュンヘンマリエンプラッツのも長いけど
これも延々長かった。しかも速ーい!

ハンガリーは物価が安くて見どころ多い街だけどそれ以外はボロボロで
治安も悪いと聞いていた。実際はどうだったかというと、、、



例えば3本ある地下鉄。観光名所を結ぶこの黄色のラインはおしゃれなノスタルジー風。



駅名もタイル張りで素敵。

でも写真撮り忘れたけれど最初に乗った青のラインは(ヨーロッパイチ古い!という
だけあって)ボロボロ。綾ちゃんはあまりの風情にむしろ妙な愛着を感じた。


綾ちゃん達が歩き回った界隈は所詮観光客がたむろするユーロのドル箱(って
表現おかしい?)驚くべきことはドイツで見かけるほとんどすべてのブランド店が
あった。料金表示も現地通貨とユーロの両面表示。決してお安くなどない。






だけどね、ちょっと裏通りに回り込むとボロボロの街並み。
ハンガリー国が過去のハンガリー=オーストリア帝国時代の遺物にすがって
観光立国として外貨調達に躍起なのは疑う余地もない。
けれど悲しいほどのハリボテ。

街にはゴミ一つ落ちていなくてむしろミュンヘンの中心部より清潔な感じだけど
浮浪者はたくさんいた。ミュンヘンと同じくらい。



特別におしゃれな店でなく普通の地元の料理も試してみようと
ハンガリー料理店へ。綾ちゃん、痛恨の一事で間違えて臓物を注文。



名物フォアグラソテーを息子が挑戦。結果見事に敗退。

地元料理は綾ちゃん親子には脂っこすぎて半分も食べれなかった。


綾ちゃんは滅多なことでは食べ物を残したりしないんだけど残念だった。

そしてこれが現実なんだなと思ったんだ。


綾ちゃんはこの20〜30年ほどの社会・共産主義国家の商業主義受容の
現実に理解がどうもついていけなくて困っていたんだけれど
こうやって観光という形で現地を訪れてみると見事にそう言った
パラレルな事情に直面してははあ、こういうことなのか、と思ったりした。


観光客フゼイが手前勝手を言うのは浅はかに過ぎるだろうけれどおそらく
間違いなく一般市民の暮らしは綾ちゃん達が楽しんで時間を過ごすブダペストの
街並みとは別次元のところにある。


1989年の頃(綾ちゃんはまだ日本にいた)をふと懐かしく
思い出したりした。