2016年12月2日金曜日

東欧の国々の現在についていけない



ブダペストネタでまだ引っ張ってますね。もうしばらくお付き合いを。


地下鉄へ通じるエスカレーター。ミュンヘンマリエンプラッツのも長いけど
これも延々長かった。しかも速ーい!

ハンガリーは物価が安くて見どころ多い街だけどそれ以外はボロボロで
治安も悪いと聞いていた。実際はどうだったかというと、、、



例えば3本ある地下鉄。観光名所を結ぶこの黄色のラインはおしゃれなノスタルジー風。



駅名もタイル張りで素敵。

でも写真撮り忘れたけれど最初に乗った青のラインは(ヨーロッパイチ古い!という
だけあって)ボロボロ。綾ちゃんはあまりの風情にむしろ妙な愛着を感じた。


綾ちゃん達が歩き回った界隈は所詮観光客がたむろするユーロのドル箱(って
表現おかしい?)驚くべきことはドイツで見かけるほとんどすべてのブランド店が
あった。料金表示も現地通貨とユーロの両面表示。決してお安くなどない。






だけどね、ちょっと裏通りに回り込むとボロボロの街並み。
ハンガリー国が過去のハンガリー=オーストリア帝国時代の遺物にすがって
観光立国として外貨調達に躍起なのは疑う余地もない。
けれど悲しいほどのハリボテ。

街にはゴミ一つ落ちていなくてむしろミュンヘンの中心部より清潔な感じだけど
浮浪者はたくさんいた。ミュンヘンと同じくらい。



特別におしゃれな店でなく普通の地元の料理も試してみようと
ハンガリー料理店へ。綾ちゃん、痛恨の一事で間違えて臓物を注文。



名物フォアグラソテーを息子が挑戦。結果見事に敗退。

地元料理は綾ちゃん親子には脂っこすぎて半分も食べれなかった。


綾ちゃんは滅多なことでは食べ物を残したりしないんだけど残念だった。

そしてこれが現実なんだなと思ったんだ。


綾ちゃんはこの20〜30年ほどの社会・共産主義国家の商業主義受容の
現実に理解がどうもついていけなくて困っていたんだけれど
こうやって観光という形で現地を訪れてみると見事にそう言った
パラレルな事情に直面してははあ、こういうことなのか、と思ったりした。


観光客フゼイが手前勝手を言うのは浅はかに過ぎるだろうけれどおそらく
間違いなく一般市民の暮らしは綾ちゃん達が楽しんで時間を過ごすブダペストの
街並みとは別次元のところにある。


1989年の頃(綾ちゃんはまだ日本にいた)をふと懐かしく
思い出したりした。






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