お友達のせいこさんとは学生時代からのおつきあい。
銀行家のご主人(ドイツ人)のお仕事の都合でロンドンに在住だ。
結婚当初はドイツ語ができなかったとおっしゃっていたせいこさんの
お子さん(綾ちゃん地の子供より10歳くらい年上)はやはり綾ちゃんちと
同じく3歳まではほとんど日本語しか喋らなかった。
ところが幼稚園に入れた途端、お子さんたちの会話は英語が主体に変わった。
家庭内では日本語だから大丈夫だろうと思っていたところどんどん
家庭内にも姉妹間の会話から始まって止まらない。
帰宅の遅いご主人とは一番会話がないはずなのに
いつの間にか英語の次の言語はドイツ語へと変わっていく。
何よりも日本語の発音が「ガイジン」風になってしまいこれは戻らなかった。
ちなみにせいこさんはもともと外国人のための日本語教師なので
教える方は得意、、、のはずなのだが
環境は何と言っても一番重い。家庭よりも重い、、、らしい。
毎夏日本に里帰りして日本の学校を体験させたり日本のドリルを
させたりしてそれは熱心に教育してらっしゃる。
『私、最初の頃はこんなに日本語ばっかり喋っていて
子供達の社会生活は大丈夫なのかしらって思っていたほどだったんだけど
今となってはむしろ後悔してる。
もう、やりすぎるくらいもっともっと日本語漬けの環境を
用意しとくんだったって。私、子供達には絶対日本的になって欲しくて
日本語も完璧に喋って欲しかったのに。こんなに日本語教育が
大変だなんて思わなかったわ。』
のちにいろんな在外家庭の語学教育事情を識ることになるが
せいこさんのお子さんは日本語能力だってむしろ優秀な部類だと
いうことがわかった。
綾ちゃんちは日本人家庭なんだから本当に心して
日本語教育に当たらないとダメよって力説されたんだ。
ちょっと前にお友達と大奮発でTOSHIさんのランチに行った。大満足!
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