愉快な語りで一世を風靡、一気にタレントとなった戦場カメラマンの
渡部陽一さん(今回、インタビュー責めにあってるんじゃないだろうか?)が
以前、ヴァラエテイー番組の中で「戦場カメラマンのお仕事で一番大切な
ことは何ですか?」と尋ねられて
『生きて帰ることです。現地のガイドさんなど、とにかくお世話を
してくれる方々の指示に従うことです。ルールを守らず一大事が
起こったときに周囲にかける迷惑はただ事では済まない。』
と強調していたのを思い出す。そしてその言葉の重みが今ほど響くときも
ないだろう。石橋を叩いて渡ったってその渡部さんご自身も数知れず
危険な目に遭ってこられたそうだ。戦場ジャーナリストという職業選択自体、
石橋を叩いていない。だがその中での最低のルール、ということなのだろう。
メディアでは身代金を始めとする一連の人質開放交渉についてあれこれ
好き放題の議論があったようだけれど、綾ちゃんはこういうのは良いとか
悪いとか論じること自体ナンセンスだと思う。「生命」のかかった場なのだ。
ルールを守らねばならないのは当然だ。逸脱した結果が最悪の場合、
もちろん自己責任だ。そして一方綾ちゃんはおそらくルールを
破ってでもなさねばならない正義を人が感じることもあるのだと思う。
だが、生命の選択を委ねられる非常事態に議論の余地はない。
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