『フラウ ヨシオカ、私、ドクターのことが時々判らない。』
中々りんちゃんと会うチャンスがなかった。時間帯が合わなくって。
きっと色んな不満を溜め込んでいるだろうと思っていたのだ。
勤務時間が全然違うので彼女の働きぶりは目にしていないが
綾ちゃんには彼女のモチベーションがジェットコースターの降下の
如く落ちていく様子が手に取るように想像できていた。
朝一番に病院に出勤すると前日、りんちゃんがどのくらい「片付け」や
「翌日の準備」に心を砕いてくれたかを伺える。以前は心憎いほど翌日の
綾ちゃんのことを考えていてくれていた。中々感謝の意を伝えるチャンスも
なかったがいつだって綾ちゃんはダンケ、ダンケ、と心で唱えていたものだ。
だが、ここ1~2か月は明らかに手抜きが目立つ。患者はクレームをだす。
とにかく「コト」が起こる前にりんちゃんに会いたい、と思っていた
ところだった。
『んーん、りんちゃん、どうかしたの?』
とりあえず綾ちゃんは素知らぬふりをして話を始める。
ラッキーなことに今、この瞬間、他に誰もいない。綾ちゃんはお説教のよう
なことは言いたくない。りんちゃんだって立派な大人だ。いずれにせよ
人間というものはお説教したくらいで「変える」ことはできない。
でもまずは 彼女の心の内を聞いてみよう。
えへへ。お魚屋さんって楽し〜い!
さて、綾ちゃんちで何ができあがるか?
あれ?やっぱり女性・・・?
返信削除りんちゃんの事を最初に記事に書いたのは2012年の11月のことでした。
削除http://aya292.blogspot.de/2012/11/blog-post_8.html
りんちゃん
併せてご一読いただければ幸いでございます。