ドイツに来たばかりの頃、ドイツ人と話していると大抵の人は
日本と日本人に対して好意を持っているが、あの働きぶりだけは
感心できないという意見を聞くことが多かった。
近所の夕焼け
だが綾ちゃん的にはドイツ人のウアラウプ(Urlaub=休暇)至上主義
こそクレイジー以外の何物でもないという風に見えたものである。
現実に休暇をめぐる障害やトラブルもドイツの社会で起こっていることも
確かだしね。
綾ちゃんは日本人の(しかもその中でも特に働き者の)夫を持って
しまったので結局20年以上ドイツに住んでいたって結局旅行とか
別荘とか保養とかという言葉とはほとんど縁のないまま過ごして
きてしまった。30日もある夫の有給休暇なんてきちんと取った
ためしがない。綾ちゃんが滅茶苦茶頑張って夫を説き伏せて
旅行の予約を入れてしまって、はい、行くよーと引っ張って連れて
行った家族旅行がこれまでで片手に収まるほど。それでも一週間が限度。
皆のように三週間のウアラウプなんてどうやったら実現するのか
想像もつかない。
今現在、夫がそばにいない気安さ(?)も手伝って休暇の時には
ものすごく違った環境に身をさらしているわけなんだけれど
滞独20年を過ぎてやっと理解したこのリフレッシュ感をどう表現
したらいいのだろう。やっとアタマがドイツ人に追いついたって感じ?
この感じは週末の数日では得られない身体ごと綺麗に入れ替わるような
感覚だ。
突然ウアラウプ賛成派に転じました、私です。
即席オケにて
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