例えばdenn。
denn(デン)は意味が3つありますがここでは理由を示す接続詞のお話です。
英語で言うとビコーズなどにあたる表現はドイツ語では幾つかあって
weil(ヴァイル) da(ダ)あたりの接続詞が代表格かな?
でも教える立場になって驚いた。何でdenn?は?何ででん?
教科書に最初に登場する「なぜならば」はdennなんだ。
いやいやいや、気持ちは判るよ、キミ。
教える側も学習する側もdennが一番楽ちんだからね。
dennは他の同意味の接続詞と違って同等接続、つまり語順を変えない接続詞なんだ。
他の表現だと副文を作ったりして文章の語順が変化してしまうから難しい。
英語でいうandやorにあたるundやoderと並んで何故dennが同等接続なのか
理由を不覚にも綾ちゃんは知らない(誰か文法に詳しい方、教えて下さい!)。
でも、これ使わんでしょう。ニュアンス「固い」でしょう。
綾ちゃんは学生時代、dennは古典表現に近いと習ったし実際に
ネイティヴが使っているのもあまり耳にしない。
念のためうちの息子たちにも確認してみたけれど
やっぱりdennを使うと仰々しく感じたり古臭く感じたりするんだって。
現在はネイティヴの口からは頻繁に聞かれることのないこの表現。
外国語教育の現場の都合で復活を遂げる接続詞。
ドイツ語学習をA1レベルで終了した人は理由を述べる表現を
dennただ一つしか知らない状態ということになる。
(ちなみにweilが登場するのはA2レベル)
日々外国人が増え続けるドイツなわけだからそのうちに
dennは最もポピュラーな理由表現になるのかな?
一昨日は綾ちゃんには珍しくビジネスランチでワイン付きでした。
ビジネスとは言ってもワリカンで未成年のお嬢さん方も一緒にきゃぴきゃぴ。
フランケンワイン2種類頼んだら右が中辛、左の辛口は赤ワインからつくられた
白ワインという不思議な説明のものでした。すっきり美味でございました。
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