今年もその日が来た。
人は一生涯でたくさんの記念日に出会う。
祝うためだけでない、悲しみの気持ちや悼む気持ちを大切にするために
忘れてはいけない日がある。残念なことだけれど生きていく日が増すごとに
そんな日も増えてしまう。子供の頃は原爆記念日や終戦記念日を大切に
思う心を芯からは理解できなかった。体験していない悲劇の実感は難しい。
3月11日の衝撃は海外在住者の我々にももちろん大きかった。
今の綾ちゃんはおそらくはあの瞬間をきっかけに大きく変貌した。
ただの文学オタクだった綾ちゃんが歴史、時事問題や世界情勢を真剣に勉強始めた。
なぜこんなことが起こってしまったのか、今苦しんでいる人に
できることはないのかを考えるために。
そしてそれは綾ちゃんの心の中でだけ生まれた変化ではなく多くの人々に
起こった変化であったことだろうと思う。
今日という日を忘れてはいない。日本人なら誰も忘れてなんかいない。
私が生まれてきたわけは 愛しいあなたに出会うため
私が生まれてきたわけは 愛しいあなたを護るため
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