「痛み」というのは実はとても望洋とした概念で客観的に測ったり
できるものではないから面倒だ。
頭に刺す鍼は意外にへっちゃらだ。頭痛、不眠、不安症状に必須のツボに
百会(ひゃくえ)、風池(ふうち)などがあるがここは患者の側から
見えないという心理作用も相まってか痛がる患者さんを見たことがない、、、、
っと、なかった。
どちらも押すととても気持ちいいツボ
まあ、このおじいちゃんは病位がずばりアタマだから自然頭部に刺さる
本数が多い。(ちなみにお灸も目とその周辺部位だから火傷をさせないよう
ものすごく気を遣う。危険だから普段はドクターご本人が自らなさる。)
これもものすごく痛がる。
頭は鍼を抜く時に出血しやすい場所でもある。出血自体は
さしたる問題ではなく綿で押さえればすぐ止まるし腫れたりすることもない。
でも綾ちゃんが出血に気付かなかったり出血のタイミングが綿で押さえるより
ビミョーに後だったりすると患者さんがだら~っと頭から血を流しながら
服を着て出てきたり、最悪、頭からだらだら血を流しながら街中を練り歩く
ホラーな風景を演出してしまう訳で、この失敗を何度かやってしまった(!!!)
綾ちゃんとしては気を付けざるを得ないのだ。が、このおじいちゃんは
綾ちゃんに消毒綿で(予防的)止血するヒマを許しはせず、とにかく
一刻も一瞬でも早く鍼を抜いてくれと大騒ぎする。
『いいんだ!いいんだ!そんなの』
だが綾ちゃんの経験上、お年寄りなど血液循環の良くない人の方が出血しやすい。
おじいちゃん、あなたなんて2本に1本の割合で出血しているんだから
ほったらかすとものすごいホラーじいさんが出来上がっちゃうってば!
綾ちゃん休日ランチシリーズ。
お留守番2人組(ママと下の息子)で
ムール貝のタリアッテレ
そろそろ貝の季節
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