2016年3月12日土曜日
デモンストレーション
うちのドクターなんかは必ず患者さんの目の前で鍼のパッケージを
取り出してパリンと音を立てて包装を破って見せる。慣れた手つきで
鍼の手元を左の指の間に挟み込み、一本一本右手に持ち替えながら
ひょいひょい刺していく。
尋ねてみたことはないけれど、これは明らかに患者さんに対する
デモンストレーションだと思うんだ。鍼のパーフェクトな衛生状態を
アピールするための。
でも鍼を打たれる患者さんにはそこまで気がつかないことがあって
(こっちだって、ほーら新品ですよー!、大丈夫ですよーなんて
いちいち説明しないし。そんなことしたらむしろアヤシイし)
後からこっそり綾ちゃんに、ねえ、大丈夫なの?なんて訊いたり
する。ここで面倒がらずに丁寧に説明するのが重要。
衛生面は皆の関心事だからね。
使用済みの鍼は専用の缶に集めて後でお掃除の人がこれまた専用の
プラスチック瓶に集めてから医療ごみとして業者に渡す。
医薬事法の規定通りの処置だ。
使用済み鍼入れ
うちの病院みたいに建物一軒まるまるお医者さんが入ってるビルって
いうのはドイツでは良く見かける。患者さんにとって便利が良いという
だけでなくごみ収集問題などもいっぺんに行える利便があるわけなんだね。
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