2015年9月30日水曜日

色とスピリチュアルの関係





        色の話題をしているので少しだけスピリチュアルについて
       触れておきたい。




        「生まれ変わりの村」の著者で不思議研究所の森田健さんの
        六爻占術(世間でいう易の究極の隠れバージョンと理解している)
        の記述によると陰陽道に従って毎年人それぞれのベストカラーと
        いうものがあるらしい。開運カラーというのはその時々で
        厳密に決まっていて(干支十二支)当人の好きな色とは違うらしい。





         綾ちゃんは基本的にこの手の知識は一通り眺めはするけれど
        自分のためになる部分だけ吸収して深入りはしないことにしている。
        10万円する六爻占術の本を買ってだまされたーとかいう声も
        あるみたいだけど、綾ちゃんはことの真偽はさておいて森田氏の
        著書を読んで「気」の流れを「感じる」コツのようなものは
        掴んだような気がしている。難しいことは考えず、感性のアンテナを
        思いっきりONにして小さなことから大きなことまで迷った時には
        チャーンス!とばかりに自分の運試しをする。気の流れはどちらへ
        向いているか、どちらへ流れるのが一番自然の理に適っているのか
        ぜひ見極められる目を持ちたい。



         森健さんのような能力、知識のない綾ちゃんはあちこち本能で
        くんくんと嗅ぎまわりながら修行(???)を行っているわけだが
        様々な偶然から(そう、偶然とは天からのメッセージ)どうも
        今年のラッキーカラーはらしいと感じている。9月になって
        やっと確信を持ったというなんとも頼りないレベルだが。
        とかいってさっき森健さんの六爻占術オンライン占いのコーナー
        占ってみたらラッキーカラーは黄色と出てわははと笑って
        しまった。
        綾ちゃんはどこまでも楽天家なのでラッキーカラーが増えたと
        喜んでまっせ。







              


綾ちゃんは知らなかったんだけれどこの本を素材にした映画が
あったんですね。





10年ほど前になるけれど、綾ちゃんの近所にオーラを見ることが
出来ると告白なさった方がいて(気味悪がられるから内緒よっと言われた)
じゃあ、見てもらってもいいですか?ってお願いしたことがあった。



曰く、綾ちゃんのオーラは濃い緑の部分がひときわ大きいのだそうだ。
これには綾ちゃん、とても驚き嬉しかった。
のオーラは「癒し」「治療者」を意味するからだ。





         

2015年9月29日火曜日

女子力アップのペディキュア納涼編




       暑い夏の最中にピアニストのササキ ウララ先生のブログを
      チェックしていたらやっぱりウララ先生もうだるほどの暑さを
      お化粧で乗り切ろうとしている記事を見つけて大いに感化を受けた。
      ちなみにピアノやピアノ教育についてご興味のおありになる方、
      ウララ先生は本当に素晴らしいピアニストでいらっしゃるだけでなく
      ピアノ教育のプロ中のプロの方です。彼女のブログは一見の価値あり。
      あっと驚く気づきに満ちたピアノレッスンの真髄とアイデイアに溢れて
      いますよ。




       曰く、足の爪にワインレッドの二度塗り、さらに上からゴールド
      さらりと一はけ、、、。これで女子力アップ、暑さに負けない
      テンションとエネルギーを!!って。




                こ、こ、これだー!




       地になるレッドの種類はそれこそ女性の種類そのままにとりどりの
      色でいいはず。ちなみに綾ちゃんはワインレッド似合いません。
      綾ちゃんが身につけた瞬間ワインカラー小豆色と化してしまう。ううっ。
      綾ちゃんはしっとり系の落ち着いたピンクがしっくりくる気がします。





       ソッコーでゴールドを買いに走ったら子供達が金箔ジャラジャラの
      マニキュアの瓶を見て




            『うげげー!!オバハン色だぜー!!』




       と綾ちゃんゴールド禁止デモを展開し始めた。うーん、金ラメとか、
      ケバいおばはんのイメージは確かにあるかも。まあ、失敗したら
      即、取っちゃえばいいし、まあいいじゃん、夏休みだし、誰も見てないし。
      ていうか、綾ちゃんちって母息子仲良しだねえ、こんな些細なことで
      ぎゃあぎゃあ言い合うんだもんねえ。





       遊び半分でちゃらちゃらつけてみたら、、おー!いい感じー!
      気持ちが華やぐー!元気でるー!



       やっぱ生足はまずいので写真はナシです。




       そうそう、病院でブルー系のマニキュア見るたびに、色としては
      いいけど、なんとなく力が抜けていく色だなあと思ってたんだ。
      実は夏にはブルーはタブーなんじゃないだろうか??





       色彩の重要度がこんな歳になってわかりはじめるなんて、、、
      これも学びというものなんだなあ。



            

      



       

2015年9月27日日曜日

オーラの代替としてのファッション




   お化粧品やアクセサリー、お洋服といったおしゃれアイテムは女性にとって
  戦闘服。鎧兜と同じく自信のない自分を守ってくれて奮い立たせてくれる。
  若かりしお勤め時代、朝、出勤前に鏡の中の自分を見るたび「よっしゃあ」って
  気分になった。ごてごて着飾ればいいんじゃあない。薄化粧でも外から
  見えなくっても関係ない。自分らしさをかちっと容器で固めてブレない
  自分を作る。夜、家に帰ってメイクを落とした素の自分に戻るといや〜、
  エラかった、今日のワタシって自分を褒めてあげられる。




   あの頃の気分を思い出しつつ、患者さんと向かい合う毎日を送る自分が今、
  興味あるのは、患者さん一人一人が「どんな自分を社会的に見せたい」と
  思っているかが身なりに大変よく表れているっていうことなんだ。




   そしてこういうチェックは男性であるドクターは意外と疎い。まあ、ドクター
  その人が外見には呆れるほど無頓着で綾ちゃんがしょっちゅう襟を直してあげたり
  後ろ前のジャケットを着替えさせてるからね。(奥さんはどこへ行ったー!)



   昔、学者のタマゴだった綾ちゃんはこのタイプの人をたくさん知っている。
  (大学院はこんなのばっかりです。オンナも。)
  自分の知性に自信があって人間は外見ではない、中身で勝負だと本気で(!)思って
  いる人はルンペン風で一向身なりを気にしない。あと、それから本当に外見を
  気にするDNAに欠けている人。こういうのって国籍は全く関係ないから面白い。



   でも大抵の人は髪型や靴や洋服を自分の一部と認識して色んなサインを
  出している。綾ちゃん、一時期人間のオーラを見る練習みたいなのをしたこと
  あるんだけど(で、ダメだったけど)結局、オーラもいいけどオーラ以前に
  その人の雰囲気を「感じる」方が手っ取り早く色んな情報が入るなって思うように
  なったんだ。いや、オーラで挫折した言い訳といえばそれまでなんだけど、、、。




   たとえば「黒」。黒って色は使い勝手が良くて便利な色だと思うんだけど
  上手に使いこなすのは意外と難しい。かくいう綾ちゃんも、今日はどうしようって
  悩んだときはえーい!無難に黒にしちゃえって黒でまとめちゃったりするし
  小物類は必ず黒を一式取り揃えておく。靴、バック、靴下類、帽子、髪飾り、、。
  大抵の組み合わせに耐えるし時間が無いときの優秀なヘルプだ。でも、、、。





   綾ちゃん、オーラをちゃんと見ることはできないんだけれどオーラが「真っ黒」な
  人はなんとなくわかるんだ。こういう人はファッションも黒ずくめで決めてる
  人が多い。って相乗作用ってことかもしれないんだけどなんとなく互いに
  相求めあうっていうか。



   その人の魂が自分の一部として黒を身につけることを要求している場合と
  ファッションとして着ている人の魅力を引き立てる色あいとしての黒とでは
  なんというか、反射の仕方のようなものが違うんだ。


       


           

黒ずくめといえばこの人たち






2015年9月25日金曜日

マニキュアとランドセル




        施術中は患者さんに下着姿になってもらうからペディキュアも
       よく見える。皆さん本当に色とりどり。この夏は暑かったから
       納涼?なのかブルー系でキメてる方が多かった。





        もはやおしゃれにタブー色なんてない、と綾ちゃんが声高に
       叫ぶほどのことでもない。でも綾ちゃんが学生だった頃は
       口紅だってネイルだって基本暖色系と相場が決まっていたし
       口紅とネイルはセットでコーデイネイトするものだった。
       下着みたいにね。ばらばらだとチープな感じだった。



        今は堂々と指先と足元の色やデザインが違っていて全体で
       凝ったコーデイネイトをする人も多い。やるなあって思う。






        ネイルを見るとね、いつも思い出すんだ。小学生の頃、綾ちゃんの
       時代だとランドセルは女は、男は黒って暗黙の了解があって
       綾ちゃんはどうしても当時が嫌いだったんだ。綾ちゃんはどうも
       昔からはっきりした強い色合いのものが苦手で女の子はって言われると
       困っていた。洋服でなんて着れるようになったのはごくごく最近の
       ことなんだ。



        小学校入学の際、綾ちゃんはピンクのランドセルを買ってもらった。
       ごくわずかだけど以外の色も店頭にあったのだ。親に何度も
       確認された。本当にいいの?他の子はみんなだよ。目立ち過ぎ
       ちゃうよ。まあ、変わった子だねえ、この子は。




        同じ学年には違うクラスだけどもう一人ピンクのランドセルの
       子がいた。あとオレンジの子もいたっけ。




        綾ちゃんは特にいじめられたり仲間外れにされたりしたことは
       なかった。ピンクのランドセルは後悔するどころかそれを見るたび
       綾ちゃんを癒してくれたし他の子たちの赤いランドセルを目にするたび、
       ああ、私はピンクで良かった、と深い安堵を覚えたものだった。
       赤い色は幼い頃の綾ちゃんを不安に駆り立てる特別な色だったんだ。



        ミュンヘン日本人学校に子供をそれぞれ2〜3年通わせたけれど
       今時の子供はランドセルも皆色とりどり。あの頃変わり者呼ばわり
       された綾ちゃんも今なら普通だったのにな、って思う。




               
       

ドイツのランドセルは色、柄共に激しい。
交通事故を防ぐためらしい。




2015年9月24日木曜日

口紅を買いだめするわけ





        なぜ口紅を10本も買わなきゃあならないかって?




      うーん、必要な時にあれれ、ない?ってことがないように予備を
     置いとくでしょう?自宅の洗面所に1本、バッグに1本、職場に1本。
     慌ててる時はさっと直接塗る。本当は紅筆を使うんだけどそうはいかない
     局面も多い。特に職場ではね。




            こんなこともあった。




      2年ほど前だったろうか?中国からドクターの従姉妹さんがやってきて
     病院の雑務とかお料理とかお手伝いをしてくださっていた時期があった。
     年齢はたぶん綾ちゃんとさして変わらないくらいだけど童顔が可愛らしい方で
     でも常にノーメイクで通していらした。




      いろいろあって中国で上手くいかないことがあったらしく、実は
     ドクターは彼女にドイツ移住を勧めていた。自分がここミュンヒェンで
     面倒をみるからうちの病院のスタッフとしてゆっくりドイツ語を
     学びながらここで暮らしてみないかって。離婚とリストラという
     人生の重大局面に立たされていた彼女にとってこれ以上ないオファーだ。




     んで、彼女のヴィザの可能性を調べてもらいにドクターの顧問の弁護士さんの
     元を訪ねることになった。ドクターと彼女と二人で連れ立って。
     




      二人でこれから出かけるという時になってその彼女は突然、綾ちゃんの
     ところにやってきて右手を唇に当てて左右に動かすジェスチャーをする。





         え???口紅、、、をつけたいの??



         ま、まさか、綾ちゃんの口紅を貸してくれと言ってる???





      その、まさかだった。ちなみに綾ちゃんは当時病院の自分の専用棚を
     彼女とシェアしてはいた、、、が化粧道具は巾着に入れて
     蝶結びにしていたのだ。




            

こういうやつ。女子なら誰でも一つは持ってるよね。
なんでここに予備の口紅が入っていることを知っている!??



ささっとリップクリームみたく唇に綾ちゃんの口紅を塗って
なんの躊躇もなくお出かけしていった彼女。




結局これからドイツ語の勉強をするのはしんどいし女友達と離れ離れになるのは
嫌だと決断して彼女はドイツには残りませんでした。


彼女が慌てて使った口紅はあとで綾ちゃんがあっけにとられてキャップを
もう一度開けてみると、、、



強く押し当てすぎたのか根元から折れていました。
そう、口紅は折れやすいんです。


だから予備は必要。








   




2015年9月23日水曜日

肌の色が違うというのは





        お買い物センターの化粧品コーナーにたたずむ。




        ネイルとか口紅とかをチェック。買わないんだけど。




     綾ちゃん、オシャレしたい気持ちは人並み(以下かも?)にはあるん
    だけど何しろ何をするにも根気が続かない。
    ブランドには興味ないからその点でだけは夫(の財布)を喜ばせては
    いるけれど、これがまた困ったことにドイツのそんじょそこらのお店だと
    なかなか綾ちゃんのお肌に似合った色あいの商品がない。




     肌の色が違うというのはこういうことなのかとしみじみ感じるのは
    こういう時だ。殿方はあまりこういう経験ないんじゃないだろうか?
    (実は背広とかやはり男性モノでも同じような現象があるんだけどね。)
    例えば口紅。ドイツ人はどんな色黒(日焼けサロン通いとかでね)の
    人でもモトの地肌がちがうから日本人の肌の色では決して合わない色ばっか
    なんだ。
    極端に淡い色か激しい色あい。綾ちゃん、これまでなんとなくで選んで
    数限りなく失敗を繰り返してきた。とんでもないお化け顔か土人(って
    差別用語なんだよね。)顔になる。


            

                 こんな感じ。
    なぜ綾ちゃんは激しい赤とかじゃなくて白に近い淡いピンクの口紅だと
          抱っこちゃんになってしまうのか全くもって解明できない。
                  乞う説明。




     ブランドに聡い人だと、シャネルの何番だとか世界共通カラーがあったりして
    あまりこういうことで苦労しないんじゃないのかな?想像だけど。
    お高いメーカーならもっと微妙な色のグラデーションがあって好み通りの
    ものが選びやすいとか??




                               

例えばこんな色。いや難しすぎるでしょう。




ということで綾ちゃんは最近これならOK!って思える色に
出逢ったらソッコー10本以上買いだめすることにしている。



だってすぐに新色が出て売り切れにいなっちゃうんだもん。
でも滅多に出逢わないので根気が必要だ。、、、でめんどくさくなっちゃう。




2015年9月22日火曜日

ミュンヘン市内にもあった!美味しい中華料理!





                そこは中国だった。




      教えられた店に近づく前からああ、あそこだってわかる。うじゃうじゃ
     チャイニーズのおじちゃんたちが徘徊してるんだもの。




      現在難民問題に揺れるドイツ、その中でも溢れかえるほどの人々が
     到着しちゃって住民はあからさまに困惑の色を隠せないミュンヒェン。
     可哀想な人々を助けてあげたいのは誰だって同じ気持ちだけれど
     街のキャパをはるかに超える人数が続々到着してしまい一体どうやって
     共存していけばいいやら途方に暮れているのが正直なところだ、、、が、
     この話題ってシリアとかの人々のハナシでしょう??



      なんでここに中国人が溢れかえっているんだ??




      その店は中国人で満席だった。綾ちゃんと息子が入っていくとなんの
     躊躇もなく「你好」と話しかけられそのまま中国語で説明された。
     「$&%`?=:;_!"§*'?`)&/$&"§$>'*`?=」まあ、連れのかたは奥で待ってるよ、
     って意味だったんだろう。普段絶対に遅刻しない綾ちゃんなんだけど
     方向音痴がたたって曲がり角を反対方向に歩いてしまい5分遅れて
     到着してしまいました。ドクターたちは綾ちゃんが来ないんで心配して
     携帯に電話している最中でした。




      今日は奥様の誕生日。それから外国の大学に入学することになった
     お嬢さんのお別れパーティー。お嬢さんは明後日の便で旅立つのです。





      ここはミュンヒェン中央駅から近い中華料理店。うちのドクターは
     このお店がお気に入り。佇まいはチープな一膳中華風。ここのオーナー兼
     シェフの彼は一度ぎっくり腰で来院なさったことがあるから綾ちゃんも
     知っている。



      曰く、ここのお店は懇意に頼めばメニューにない裏メニューを出してくれる
     とのこと。中国人たちの間で便利使いになってる知る人ぞ知るお店
     なのだそうだ。ただし特別注文は数日前に注文しなければならないそうだ。




      中国人が食べるものと同じものを出してもドイツ人の舌には合わない。
     だから普段は「仮面をかぶって」酢豚、春巻き、八宝菜などドイツでも
     おなじみのメニューでお茶を濁しているらしい。



まあ、豪勢にお料理を頼みました。


エビしゅうまい。綾ちゃんの好物です。


ウワサのニワトリの足。お味見に一つだけ食べた。
おそらくもう一生食べないと思う。



海鮮なべと牛肉なべ。海鮮しか口をつけなかったけど辛ウマでした。


これは見たままのお味。


メインの北京ダック。餅皮と薬味も来ました。


空芯菜。これが実は一番ウマかった。
綾ちゃんはこれをビールのアテにえんえんといけそう。




残念ながら今回は急だったので裏メニューは登場しませんでしたが
十分美味しかった!写真を撮りませんでしたが豆腐の海老あんとか
帆立貝のお料理とかもとても良かったです。



確かに市内のよその中華料理店とはモノが違うかも。
みんなにオススメしようっと。



オクトーバーフェストにも行かず腹一パイ中華料理を楽しんだ
綾ちゃんたちでした。








 







      

2015年9月21日月曜日

おかたずけ



               新学期が始まった。


        新学期といえばおかたずけ。夏休み中にめちゃくちゃだった
       お部屋のおかたずけを息子に言い渡した。



        床の上に洋服やら本やらお菓子やら足の踏み場もない状態。
       ここをなんとかしなさい、床に何かが転がってるなんてダメです!
       と言ったら今度は机の上に何でも置きやがった。んで、も一度
       ダメだし。以下はその後のかたずけ状況を4倍速でビデオ収録(なぜ?)
       したものです。




        なんだか右のものを左にやったりまた戻したりの連続ですねえ。




         でもなんとなくさっぱりしてきた。







と思ったら、何と、机に掃除機をかけやがった!!




ああ、前途多難です。これでいいのか、、、?




2015年9月20日日曜日

誰を治すのか、どうやって治すのか





      綾ちゃんが一人でヒートアップして話がずれちゃったけど
     オードリーママの話題だったね。




      上手くできたものでママは自分と子供の治療にかこつけて
     悩み相談室に通っている感じだ。一生懸命健康相談をしながら
     カウンセリング的な雰囲気になっている。
     綾ちゃんみたく、言葉尻にとらわれないでおおらかに彼女の言葉に
     丁寧に耳を傾けるだけでいいのかもしれない。




      例えばうつ病の患者さんとか、鬱っぽい人ならたくさん知っている。
     彼らと接することを思うとそうか、そう大差ないと思えてくるから
     不思議だ。
  


      自分の弱さを自分で見つめるのは誰にだって難しい。外国に来て、
     当てが外れて自分の甘い部分や弱い部分とも向き合わなくっちゃならなくって
     自分ばかりがハズレくじを引いたような気分でストレスがたまる。
     訳も分からずいろんなことが心配になってくる。




      そんな時、かかりつけのお医者さんというのは心安らげる大切な
     場所だということなんだろうな。一般の保険医療機関では3分診断で
     じっくり話を聞いてくれはしない。確かにうちのような私費医療の病院では
     高いお金を払っている分、些細なことでも付き合ってくれる。自分が
     辛い思いをしているのをそうとは言わずこじつけでもなんでもガス抜きに
     利用するというのは(金持ちの特権と言ってしまえばそれまでだけど)
     悪くないのかもしれない。






      綾ちゃん、自分のアタマの中で考えていることが簡単に外に
     知られなくて(多分知られていない、、ことを願う)よかった。
     自分の規格、価値観に合わない言動や態度に人はすぐ敏感になって
     しまってネガティヴな先入観を持ってしまいがちですがやはり淡々と
     目の前の患者さんと向き合うのが基本中の基本。
     だからやっぱり(なんだかんだ色々あっても!?)ドクターは偉いなあって
     思っちゃう。




      息子の治療を行うことでおそらく全てが丸く収まっていくような
     触感がある。




      オードリーママがこれからどんな生き方をしていくのかわからないけれど
     彼女自身が心の拠り所をしっかり持って生きていけますように。






                                     主よ、人の望みの喜びよ




2015年9月18日金曜日

今日も笑顔で頑張りましょう






      昨日の今日でエクスマの藤村さんがFBでナイスな記事を
     出していた。最近多いなあ、FBネタ。綾ちゃんは藤村さんとは
     お会いしたこともないし弟子でもないのだけど縁あってFBで
     お友達リクエストを通してもらえました。彼はマーケティングという
     自分の土俵で人生哲学を謳っていてそれを勝負の要にしているとても
     エラい方だと思います。昨日、綾ちゃんが「遅過ぎない」記事を書いた
     翌日に以下の記事が載っていたのを見つけてなんだか頑張れ頑張れって
     背中を押してもらってる気がしました。
     



      藤村さんは記事の最後をいつも同じ言葉で締めくくる。
     今日も笑顔で頑張りましょう。素敵な一日を。
     そうだねえ。よし、頑張ろう!





何歳になっても新しいことを始められる】
おはようございます。
今日は北海道の小樽でエクスマセミナーです。
100以上の人が来ることになっています。
すごいな。
短パン社長、坪井さん、楽しく仕事をして成功しているふたりがゲスト講師。
おまけにエクスマで業績がいい「おたる政寿司」が会場ですから、盛り上がるのは当たり前です。
でもね、成功している人を見ていると、彼らは、一朝一夕に成功したわけではありません。
成功している人は、自分がやるべきことを徹底的にやってきたということ。
「ボクにはできない」という人は、できないのではなく、いろいろと理由をつけてやらなかっただけ。
才能とか能力とか気力の問題ではないのです。
人間は積み重ねていくことができるのです。
今やるべきこと、やりたいことを、今日から5年間積み重ねる覚悟があれば、あなたは成功者になれるはずです。
積み重ねです。
新しいことを始めるのに、何歳になっても遅いってことはありません。
大丈夫です。
何歳になっても、世の中をよくして、人をしあわせにする能力は、誰もがもっているのです。
今日も笑顔でがんばりましょう。
素敵な一日を!




                           

2015年9月17日木曜日

◯ ◯ を始めるには遅すぎる




         理解るよ理解るよ、何かを始めようとすると、大体どのくらい
        時間と労力がかかるかイメージできるから勇気が出ないんだ。
        「若い頃みたいにはいかない。私には出来ない。」ってすぐ
        思っちゃうんだ。




         でもそれからもっと年月が経つと、4年前、5年前を振り返って
        ああ、あの時始めていれば今頃学校を卒業していたかもしれない、
        資格が取れてたかもしれない、外国語も少しはマシになっていた
        かもしれなかったのに結局何も始めなかった自分の現状を昔と
        変わらぬふがいなさに後悔するんだ。
        ああ、今こそ本当に遅すぎるって思うんだ。





         綾ちゃんは色々なことをびっくりするほど遅くから始めて
        頑張って成し遂げた人をたくさん知っている。世間的な
        成功だけではなくて自分だけのために(趣味のピアノとか)
        目標を立てて人知れずこつこつ努力を始めたケースとか。
        面白い頑張った逸話を色々知ってるからそのうちまとめて
        紹介してみようっと。




         だからまあとにかくそのテの言い訳は基本的に許さない。
        綾ちゃん、「出来ない」言い訳は大嫌い。自分で自分が辛くなる
        だけだもの。やるならやる。やらないなら自信を持って「やらない
        自分」を選択する。そして堂々と出来ない自分に胸を張る、
        後悔しない。





         ドイツに住むという選択をしたということは必然的に
        ドイツ語をマスターするということを意味している。その前提なしに
        ひょっこりドイツに来ただけだというならただの大バカだ。
        もちろん語学の習得には終わりがなくって綾ちゃんだって未だに
        レベル以下のしょーもないドイツ語喋ってはいるけれど、少なくとも
        コミュニケーションで他人様にご迷惑をかける段階では無い。





         綾ちゃんがこういうこと対してこんな風に一種悟っているのは、
        自分もこれまでいっぱい諦めて失敗してきたからだから、
        まあ、他人のことをあれこれ
        批判できる立場でもないか、やっぱり。



         でも自分がドイツ語が出来無い、ドイツに馴染め無いのを
        子供のせいにするなんて卑怯だと思う。




         子供をダシに使うっていうので突然カチンときてしまった
        綾ちゃんでありました。


              



水族館の仲間達












2015年9月16日水曜日

シンプルに患者の希望を聞く





     ぐちゃぐちゃあれこれ考える綾ちゃんをよそにドクターは
    いたってシンプル。いつものことをやる。患者さんの希望に沿って
    できる限りのことをする。




     そうだにゃあー。あれこれグズグズ批判的に見るのも良くないのかなあ。




     オードリーママのいう通り、ある年齢になったらかちりとスイッチが入って
    この子が突然重症の肺炎持ちにならない保証はないしなあ。
    予防医学の基本に則ってバランスの乱れた箇所があれば丁寧に労わる。
    そう、治療するというより労わるという言葉がぴったりだな。



     綾ちゃんも英会話なんてまるきり苦手であーうーって言いながら訥々の
    会話なんだけど、ママがドイツに馴染めなくて孤独で辛い思いをしているのは
    よくわかる。ダンナもドイツ語出来ないらしい。ドイツ語一切抜きで
    仕事してるんだ!そりゃあ、夫婦二人でドイツになじまないわけだ。






      『経済大国のドイツで生きていくことを選択してやってきた
      我々なんですけど、やっぱりこれから幼稚園に入る予定の
      息子に英語とドイツ語とハンガリー語の三カ国語で生活させるのは
      ストレスが溜まるんじゃないかと心配しているんです。
      やっぱり息子のためにアメリカに帰ろうかと思案している最中
      なんです。』




      でもほら、ほーらね、やっぱり話がおかしいぞ。
     息子はここで生きていくのならハンガリー語とドイツ語の二カ国語で
     済むはずだ。今現在英語だってできないわけだし。
     英語の話題が出てくるのはママがドイツ語が出来ない、その一点に
     かかっているのだからママがドイツ語勉強すればいいだけじゃないの?
     (、と綾ちゃんはもちろん面と向かって訊かなかったがむこうが察して
     自分からこう言った。多分、周りの皆から同じこと言われてんだろう。)




      『もう私は新しい言葉を始めるには年を取り過ぎていて、、、。
      もっと若ければいいんですけど。』




      にゃあにー!?35歳だぞ、35歳!年を取り過ぎているだとお!



      綾ちゃんはどうしろというのだ?え?死ねというのかあ!?



                  いや、言いがかりだって、、、。




                               


くらげさん


  

2015年9月15日火曜日

誰を治すのか、どこを治すのか




    『この子は今は健康なんです。とてもいい子で。明るくて。
    でも私の父は成人して以降、肺炎を患っていてそれはもう、長いこと
    苦しんで苦しんで。私の祖父もそうだったんです。
    私は彼らが苦しんでいたのを知っているので、、家系だと思うんです。
    ドクター、この子が成人した暁に病気にならないようにしてやって
    ください。』 



     そう。この子はものすごくいい子だ。たいていニコニコしているし
    お母さんが必死でドクターとお話し(とんでもない長話だ。毎回。)
    してる間も綾ちゃんと一緒にお魚に餌をあげたりお絵描きをしたり
    している。ドイツ語も英語もわからないのに。ハンガリー語で育てられて
    いる彼は身振り手振りで他者とのコミュニケーションに慣れている。



     綾ちゃんもダテに息子を二人育てているわけじゃないから気付いている。
    軽度だけどこれは育児ネグレクトに近い。よくもまあ、ここまで息子を
    放っておけるもんだと思うくらい息子に構わない。息子は「理解って
    いるから」大人しいんだ。綾ちゃんと遊びつつもお母さんの動静を
    全身で感じている。
    母親は息子の健康を、と言いつつ今、ここにいる目の前の彼のことを
    見ていない。
    将来の心配ばかりしている。




     でも、ようく観察しないとわからないと思う。彼はとっても身なりがいいし
    お母さんとのコミュニケーションにも問題ない。母と子のあり方の「個性」の
    範疇といったほうが適切かもしれない程度だ。







     まあ、中医学はバランスの医学だから体質改善というのは決して
    外れてはいないけどね。ただ、どこからどう見ても健康な子の体質を
    わざわざ不味いお薬を山ほど与えて変えにゃあいかんほどなのかは
    よくわからんなあ。




     お薬やら食餌指導をすると、今度は一体いつまでその生活をするのか、
    何ヶ月、何年経ったら体質改善が完了するのか、決して大変な病気に
    かからない身体になれるのか、どうやってそれを確かめられるのか、
    とどこまでもうるさい。




       どうみても、母親の心の病気だろう、こりゃあ。



     と、綾ちゃんはこっそり思うのであった。






          

          とはいえやっぱり美しいオードリー ヘップバーン





    

2015年9月14日月曜日

どこを治して欲しいのかよくわからない




      アメリカ人の彼女が再びやって来た。3週間のヴァケーションを
     終えて。




      約一ヶ月前、朝一番にやって来て泣くわ喚くわ大変だった彼女だ。
     綾ちゃんだったら恥ずかしくってもう来れないところだけどなーと
     思っていたからちょっと意外だった。




      ちなみにこの患者さん、一風変わっている。こいつは初めてのパターンだ。



      うちのドクターの一体何を見込んでいるのかよくわからない。



      かれが名医なのを綾ちゃんは知っているけれど彼女が知っているかは
     疑問だ。彼女は英語しか喋らないから誰かの口コミで噂を聞いてやって来た
     訳でもないようだし、彼女の病気は、というか病気じゃなくて不妊治療だし
     まだ妊娠してない、つまり結果が出てないし。長男(4歳)の次に二人目の
     お子さんを望んでいるということだ。
     その長男の「体質改善」の治療も希望してらっしゃるが目に見えて
     何かが変わる、という感じでもないし。
     大体、この長男はとても健康でどこも病気ではないのだ。
     将来、かかるかもしれない病気が怖いから、かからない体質にしてくれ、
     と言っているように綾ちゃんには聞こえるんだけど、、、。



      つまり、うちに、うちのドクターにそもそも何を求めているのか
     ようわからんし、あまりにも漠然とした要求をするのでしかるべき
     結果もでらんし出しようもない、、、それなのにしょっちゅうやって来て
     治療をしろ、薬をくれ、と迫るのだ。





      ご主人の職業は知らないが自営業で裕福ではあるらしい。
     お金はずいぶん気前よく払っていくし時にドクターを自宅へ呼んで
     訪問治療もしてもらっている。料金は通院の倍以上だけど大したこと
     ではないらしい。



      ちなみにこの彼女、かなりの美人だ。年齢は35歳くらい。




          

       オードリー ヘップバーンを彷彿とさせる古典的な美人。



     




     

2015年9月12日土曜日

ぐらぐらゆらゆらしっぱなし




   偶然今日、FBで内海聡医師の記事を見つけFB内でシェアしました。
  ついでにブログでもご紹介いたします。こういう文章にあたるとやっぱり
  綾ちゃんの態度は間違っているのかなあとぐらぐらしてしまいます。
  綾ちゃんだって下記の内容くらいは頭に入っている。それなのに癌の患者さんを
  目の前にして言葉を謹んでしまうのは心ある態度ではないのではないか?
  



   自分の立ち位置をいつでもしっかり見つめていて暴風雨が来ようとも
  ぐらりともしない方って偉いなあといつも思ってしまいます。綾ちゃんは
  いっつもぐらぐらゆらゆらしっぱなしです。とほほ。
  


『私はあまり抗がん剤の記事を書かない。それは何故かということを時々聞かれる(というより抗がん剤はどう思いますか?みたいなことを聞かれる)。言うまでもなく抗がん剤など何の価値もないアホな薬であることは、皆さんご承知のとおりである。それらの情報を得たいならネットで山ほど載っているし、船瀬さんや近藤誠氏やその他の医師たちの著書を読めば、そのアホさ加減は勉強できる。
ではあまりに基本的な情報だが、こちらにも添付しておくことにする。
ガン死の80%は三大療法(手術、抗がん剤、放射線治療)による。岡山大学付属病院のインターンの学生が調べてみると、80%がガンの三大療法(手術、抗がん剤、放射線治療)で死んでいた。その発見を論文にしようとしたが、握りつぶされた。
年間のガン利権は15兆円、国防費の3倍
抗がん剤は0.1g 7万円
船瀬俊介氏の話「厚生労働省にガンの専門技官て(いうのが)いるんです。技官ていうのは医師免許持ってるんです。要するにプロ中のプロですよ、日本の厚生行政の。そこに聞いたんですよ。「ズバリ聞きます、抗がん剤はガン治せるんですか?」そしたら「お答えします、抗がん剤がガン治せないのは常識ですよ」ってはっきり言った。
効かないと知りながら平気で抗癌剤を使う癌の名医達 立花隆「がん生と死の謎に挑む」72p~
僕自身(立花隆)ががんになって癌関係のシンポジウムに招かれたときのことです。それは朝日新聞の主催で開かれた、一般市民向けの大きなシンポジウムだった。僕以外の演者はすべて、大学や大学病院のそうそうたる名医ばかりが集まっていた。昼休みだったとき。控え室でみなが雑談的にいろんな話をしていた。いつの間にか話題が抗癌剤の事になっていた。抗癌剤がどれほど効かないかの話を一人がしだすと、皆が具体的な抗癌剤の名前をあげて、次から次にそれがどれほど効かないかを争うかのように、話始めました。「結局、抗癌剤で治る癌なんて、実際にはありゃせんのですよ」と議論をまとめるように大御所の先生が言い出すと、皆そのとおりだという表情でうなずきました。僕はそれまで効く抗癌剤が少しでもあるのではと思っていましたが。それじゃ「患者よがんと闘うなの著者の近藤誠さんの言っていたことが正しかったと言う事になるじゃありませんか?」と問うと、
大御所の先生はあっさりと「そうですよ、そんなことみんな知ってますよ」と言いました。
「クスリで死んでも医者は副作用死ではなく病死として処置する。」
「これらの医療行為はナチスを思わせるおぞましいものばかりである。」
「医者が仕事をやめると世の中が平和になる。」
「医者が医療行為の9割をやめて、救急医療にだけ降り組めば、人々の健康は間違いなく改善されるだろう。」
(ロバート・メンデルソン)
1973年、イスラエルで病院ストライキが決行された。診察する患者の数が一日65000人から7000人に減らされて、ストは一カ月続いた。その期間中、同国内での死亡率が半減した。同国でこれほど死亡率が激減したのは、1953年にやはり医師がストライキをした時以来だった。そして病院が再開すると、死亡率は元に戻ったのである。
(エルサレム埋葬協会)
1985年アメリカ国立ガン研究所のデヴィタ所長は「癌の化学療法は無力。癌細胞は反抗癌遺伝子(ADG)を変化させ、抗がん剤毒性にすぐに耐性を獲得する。」と議会証言を行っている。さらに癌細胞は凶暴化し、悪性化してもう増殖を開始する。「抗癌剤の多投与グループほど短命。」これはアメリカ東部の20の大学、医療機関が参加した、最大級の抗がん剤効能判定研究の結論。
ではなぜ日本でも抗癌剤を勧め、かつ抗癌剤が効果があるようにのたまうのか。大きな理由は金であり、他にも民族浄化なんとやら、いくつも理由はあるだろう。しかしここでいいたいのはもっと簡単なこと。つまり抗がん剤研究の論文などは捏造が主体なのである。ここでいう捏造というのが一般人にはほとんど見抜くことができないレベルである。
ものすごく単純に説明する。たとえばある抗がん剤を使って、癌が検査上半分になったとする。一般人はその薬は効く薬だと誤解するだろう。しかしその後癌は前の倍のスピードで増殖するスピードを身につけ、その後どんな抗がん剤も効かなくなる。結果的にどうなるかというと、何もしなかった人よりも抗がん剤を使った人々の方が早く死ぬという事態になる。
おかしいではないか?と良心的な一般人は思う。抗がん剤を使ったほうが早く死ぬのなら、なぜその薬が認可されるのだと。なぜ医師たちはその抗がん剤を使うのだと。しかしその質問をすること自体が、自分がカモだということに気付いていない。基本的に政府の認可というものは、半分になったということが比較証明されれば通るわけで、ニンゲンが早く死のうが遅く死のうが知ったことではない。そして日本の医師ほど洗脳し易いバカはいないので、彼らは捏造かどうかも考慮することなく、ガイドラインに沿うことしか頭にない。そのガイドラインが殺人教科書であることに気付かない。まあ、自己を全否定することになるので、認めたくないのも当然だが。だってあなた方だって自分の存在を全否定できないだろうから。有名な抗ガン剤である「死スプラ珍」。あなた方はその添付文書を読んだことがないであろう。つまりあなた方やその家族がカモになってもそれは必然である。なぜなら自分で調べる気がなく、権威や医師に従属しているからだ。
この抗ガン剤の添付文書(ここではプラトシンで扱う)は4ページにまたがっているが、そのどこをみても臨床成績も有効データも一切記載されていない。そもそも添付文書はその記載が義務付けられているシロモノのはずだが。しかしこの文書には「どれだけ有効か?」も「どれだけ危険か?」も「効能」さえも載っていない。さらにこう書いてある。「本剤は使用瀬遺跡調査などの副作用発現頻度が明確となるような調査を実施していない。」このプラトシンの販売元は、世界的な巨大製薬メーカー、ファイザー社である。「愛で薬はやめれない?」とか「石原軍団の禁煙CM」といえばわかるだろうか。同社が記載をしていない理由は「後発品」だかららしい。それが理由にならないこと、なぜ書かないかという本質的な理由は、ニンゲン達が想像してもらえば良いと思う。』9月12日内海医師FB記事より




2015年9月11日金曜日

オススメの一冊、いや三冊

        

           小説ってすごいですよねー。




     綾ちゃん、若い頃はエンターテインメント性の強い小説って
    あんまり読まなかったんです。ミステリーは好きだったけど一般小説って
    どうも苦手で。大学で文学部に入っちゃったら古典文学以外は低俗って
    空気が圧倒的で(音楽もクラシックと邦楽以外はばかにされた)。




     でも実はこれはいい、これは読み出したら止まらない!ってほど
    面白い小説が実際に無かった気がする。




     ここ10年くらいで出てきた作家さんってすごく力があると思う。
    綾ちゃんと同い年くらいの人がばんばんものすごい作品書いていやいや
    年下世代もすごくって本当に最近は面白い本がいっぱいあっていいなって
    思います。



     綾ちゃんは基本的になんでも雑食動物。クラシカルなものを大事にしつつ
    未来へ向かって羽ばたけ!負けるな!って応援してる。



     ということで読書の秋に寄せて綾ちゃんオススメのエンタメ小説を
    発表しちゃおう!参考にしていただければ幸いです。




            

ラングドンものの第1作。これは最初の一ページ目を開いた瞬間
もう止められない止まらない状態に陥る。ダンブラウンの処女作なんて信じられない。
綾ちゃんは「ダヴィンチコード」よりずっと面白いと思う。
コンクラーヴェってこの小説で有名になったの?







作者はこないだ悪いことして捕まってましたね。名作が泣いちゃうよ。
ありきたりな「夢を追いかける」というテーマを実に直裁に大きなスケールで
生き生き描いている。目を離せない展開。




本屋大賞とかミステリー大賞とかのおかげもあって
すごい作家さんたちがたくさんいるけど綾ちゃんが注目しているのは
恩田陸さん。ジャンルにとらわれないファンタスティックの魔術師。
なかでもユージニアは圧巻だと思う。







2015年9月10日木曜日

納得した治療法が一番





      がちがちの自然派である綾ちゃんはもちろん抗がん剤治療に
     批判的である。もしも誰かが綾ちゃんに抗がん剤治療をすべきか
     相談してきたら綾ちゃんには説明の用意がある。綾ちゃんが
     なぜ化学治療を良しとしないか、代替となる治療にはいかなるものが
     あって成功率はどのくらいの差があるか、LOQ(ライフオブクオリティー)
     のこと、代替治療にも落とし穴があること、etc。




      が、現実はというと綾ちゃんに相談を持ちかける人はいない。
     綾ちゃんは医者ではないからだ。事前に綾ちゃんに出会うチャンスがない。
     綾ちゃんは治療方法を「すでに選んでしまった」人々と出会い
     彼らのサポートをする。



      だから綾ちゃんは抗がん剤治療を批判しないことにしている。
     綾ちゃんが声高に言わずとも化学療法のデメリットは患者さんの
     耳に届いているはずである。癌宣告を受けただけでもショックなのに
     不安でいっぱいのところに自分の選択を批判されるのはどれだけ
     辛いことだろうと思うからだ。




      西洋医学を徹底的に批判して自然療法だけで肩肘張って生きていくのは
     かなり根性のいることだ。もしもその道を選ぶというならば患者さんにも
     相応の覚悟がいる。ここドイツでもそうだ。




      特に癌治療は心をポジティブに保っていられるかが正否の分かれ目になる。
     通常5年続く抗がん剤治療を頑張ってやり遂げて無事に生還した方々だって
     たくさんいらっしゃるのだから一概に批判するより積極的に応援して
     あげたい。抗がん剤治療を受けながら自宅でできる簡単な治療法は
     実はたくさんある。漢方、鍼灸、食餌療法なども強力な味方だ。
     うちのドクターも普段、降圧剤、鎮痛剤、ステロイドなど
     長期にわたって服用している患者さんの服薬をやめられるよう尽力するが
     癌患者に化学療法をやめなさいとは言わない。
     癌の場合は基本的にタンデムで黒子に徹する。


      とにかく治療は納得して行うのが一番なんだ。




           

秋の英国庭園(wikiより)
もうすぐこんな感じになります。



2015年9月9日水曜日

しかし慰めの言葉も出せない時がある




      しかし慰めの言葉も出せない時がある。





   生まれ変わりの話題や宗教の話をするというのは結局慰めに過ぎないのだろうか。




   なんだかそんなこんなで最近の綾ちゃんは患者さんとこのテの話を次々に
  している。綾ちゃんがよく話題に出すホメオパシーの永松先生が授業の際
  



      『ホメオパスというのは結局医者とお坊さんをミックスしたような
      職業です。』




  とおしゃっていた言葉が身にしみる。ホメオパスの所は自然療法家全般と
  置き換えていいな。政治の話題であろうが輪廻転生であろうが
  喋るからにはそれなりに理解していなければいい加減なことは言えないから
  事前勉強にも熱が入る。治療家は小手先の治療だけできればいいわけではない。
  信頼して心開いてもらえるように自分磨きが大切なんだ。




   が、あと半年で抗がん剤治療が終わるという今になって癌が再発してしまった
  というヒュールさん(仮名)から再発の知らせを聞いた時には私の方も
  倒れてしまいそうなほどショックを受けた。



   ヒュールさんはうちの古い患者さんでまだ全然お若い。40歳になって
  らっしゃらないんじゃないか?もともと彼女のお母様が患者さんで
  うちとの付き合いはとても長い。




   彼女の髪の毛が全て抜けてしまって170cmの身長で48kgまで痩せて
  それでも頑張ってらっしゃったのに。あと一年、一年を切った、9ヶ月、
  7ヶ月と一日一日ゴールを指折り数えていらした。ここのところはずいぶん
  顔色も良くなって髪の毛ももとどおり。おしゃれして輝いている姿を眩しく
  拝見していたところだったのに。 




   高齢のお母様もぐったりなさって持病が悪化なさってしまった。




     さすがの綾ちゃんももう慰めの言葉が出てこない。







               天地真理  童話作家
        綾ちゃんがさだまさし好きなのはやっぱり歌詞が美しい
       からなんだけど天地真理さんがこの名曲をこんなに美しく
       歌っていたとは知りませんでした。ご存知ない方のために
       歌詞を添えておきます。



   "私が童話作家になろうと思ったのはあなたにさよならを言われた日。
  もとよりあなたのほかには生き甲斐などないし、さりとてこの世を見つめる
  勇気もなかったし。今まで二人が過ごしたあらすじを想い出という消しゴムで
  消して夢でも食べながらひっそり暮らしてみよう。あなたの横顔を思い出さずに
  すむように。 

   私が童話作家になって思うのは「本当」を書くことの難しさ。
  だって私自身がとても嘘つきで涙を隠しては笑って過ごしてる。
  原稿用紙に色鉛筆で倖せの似顔絵描いては見るけど哀しいくらいに
  駄目な私の指先は気がつけばいつでもあなたの笑顔を描いてる。


   私が童話作家になろうと思ったのはあなたにさよならを言われた日、、。"




2015年9月8日火曜日

スピリチュアル風解説




     ハンナさんの時の反省を踏まえて、今回はスピリチュアル風な
    解説にしてみた。ほら、江原さんとか数年前ずいぶん
    メデイアの露出が続いていた頃日本でもスピリチュアル流行りで
    (実はスピリチュアルに関して綾ちゃん熱心に勉強した時期がある。
    この時の話も面白いのでそのうち書きにきます。)生まれ変わりや
    アセンションその他もろもろが社会現象のようになっていたことが
    あったでしょう?




     フォトンベルトとかだから2012年前後の話だね。そうそう、
    あの頃の流行りものって全部東日本大震災でリセットされちゃった感が
    あるなあ。 




     ハンナさんに仏教の解説をしていて、現代日本人の宗教観の背景に
    どっしり根を下ろしていたと思っていた仏教世界観がかなり薄くなってきて
    いつの間にやら今風の背景に変わりつつあるのかなあと気がついたんだよね。





     いわゆるスピリチュアルは日本発のものではないのだけど(アメリカ発?)
    その割に日本人の仏教的背景と相入れるものがたくさんあっていつの間にか
    頭の中で融合してしまっている人が多い。




      そう、生まれ変わり、つまり転生はそれ自体に意味があって魂が
     修行しながら高次の存在に高められるために行われているのだ。
     現世の苦しみ意味がありたとえここで辛い体験をしても自分を磨く
     ための正しい試練だと思う方がポジティブになれる。



               人間関係もね。




      そしてこの説明は(仏教ではありません!オリジナルジャパニーズでは
     ありません!とお断りをいれましたよ。もちろん。)ドイツ人にも
     伝わる伝わる。トムさん、みるみる涙があふれてきて何度も何度も
     頷いていた。




            

        綾ちゃんは最初の頃江原さんブームでなーんかアヤシイ人って
       思ってたんだけど、彼の言っていることはいつもブレがなくって
       終始一貫人を幸福にするためのアドヴァイスをきちんと
       やってる人だなあって感心してみるようになりました。


2015年9月6日日曜日

第2の髪





       癌の患者さんが増えるということは綾ちゃんがマッサージ師になるという
      ことを意味している。皆さん、全身の筋肉痛を訴えるからだ。
      もう、ツボとか言ってる場合じゃない。ツボはもちろん意識しながら
      だけどしのごの言わずにとにかく全身マッサージして少しでも
      痛みを和らげるほうがいい。綾ちゃん、最近マッサージ師としての
      活躍?が目立っている。


  

       意外に患者さんがハマっていくのは頭部マッサージ。ドイツでは
      頭のマッサージって滅多にない。やってもちょっと「こする」くらい。
      綾ちゃんが丁寧に頭を揉んであげると大感激する人が多い。日本だと
      美容院なんかで普通にサービスでやってもらえるんですよっていうと
      びっくりする人が多い。中には「大事な頭部を美容師なんかに
      マッサージされてアタマがどうかなったらどうするんだ?」って
      怒り出す人もいるくらい、こちらでは馴染みないものなんだ。



       ハンナさんの次にマッサージすることになったトムさん(仮名
      女性)。頭も揉んであげようと思って後頭部に指を伸ばす。
      


         『ごめんなさいね。そこは地毛じゃないのよ。』




       いや、綾ちゃん、言われなければ気がつかなかった。確かに
      ちょっと地肌のところがごわごわしてるかな?



       あれれ?でも今日の彼女は先週お会いした時と全く違和感無く
      同じ髪型だったよ。そして先週も、彼女の頭部に触った。そして
      その時の感触を覚えているけれど絶対地毛だった。


       綾ちゃんが率直にそういうと





          『そうなんです。これほど早く来るとは思っていなかった
          んですけど、先週の木曜日、急に一気に全ての髪の毛が
          抜けたんです。抗がん剤治療開始から10日目のこと
          でした。すぐにカツラ屋さんでこれを買ったんです。』




      とのお答え。いや、シビアだな。ドイツ語だと義歯や老眼鏡のことを
     第二の歯、第二のメガネという言い方をするから(婉曲表現)これは
     さしずめ第二の髪というべきなのかな?




      頑張れ、トムさん。じゃ、そろそろ本題に入って生まれ変わりの
     話題でも始めましょうかね。




           

2015年9月4日金曜日

連鎖





      『今日はここに来れてよかった。アヤコと話ができて日本の人たちが
      どんな風に死と向かい合っているのか聞くことができて。
      やっぱり私と母は繋がっているのよね。』




     じゃあ少しは役に立てたのかな。色々舌足らずの説明だったから
    本当はもう少し上手にお話ししたい。次回までに考えておかねば。



     治療が終わってゆっくりお茶を飲みながらくつろいでハンナさんは
    さっきの話題をもう一度蒸し返す。彼女は綾ちゃんの説明を受けて
    それを自分の中に自分流に取り込めた、そんな話だ。どんな風に
    自分の病気が「必然的に」やってきたのか。病気によってどれだけ傷つき、
    しかし母親との絆を確認できたかを。





     すると受付前の椅子に座ってこれまたジャスミン茶を飲んでいた
    女性が突然、綾ちゃんに向かって言った。




        『ねえ、吉岡さん。今、あちらの彼女が話してらっしゃること、
        あれ、吉岡さんがおっしゃったことなの?
        お願い、私にも教えて。』




     それはそれは真剣なまなざしだ。




     そうだった、彼女は3年ほど前、テニス肘でひと月ほど来院、鍼で全快
    なさった方だったが、先週突然再院。悪性リンパ種が発覚したとのこと。
    抗がん剤治療を始めたばかりの方だ。彼女はハンナさんよりずっと悪性で
    いわゆる劇症型というやつだ。彼女こそこういった話題を今最も
    求めている方だ。



           先日、日本から夏のコースを受けに来た
          お友達のゆみこさんとミュンヘンの水族館に
          行きました。結構楽しかった。

     
       

クラゲがきれい。


2015年9月3日木曜日

生と死と病気、それが今





        でもね、泣くっていうのは浄化の意味を持っているから
       決して悪いことじゃないんだ。思いっきり泣いてそれですっきり
       することってあるからね。




        タッチ交代でいらしたドクターは(こういう場面には慣れていて)
       大丈夫、大丈夫、上手くいくからねと言いながらひょいひょいと
       鍼を刺していく。綾ちゃんは同時進行でお灸に火を灯す。





        さて、もう少し。今度は輪廻の話をしましょうね。お灸しながら。





        仏教で言うところの輪廻転生(六道輪廻)というのは一般に
       スピリチュアルで言われる「生まれ変わり」よりももっとシビアで
       暗い。意外に知っている人は少ないのだけれど。
       そう、日本人もほとんど知らないトピックで無為に怖がらせるより
       ここはさらっと飛ばそう。現代スピリチュアルのアセンション
       向上のための前世や来世といった概念の方がむしろ親しみやすい。





         ここら辺までくるとハンナさんはやはり食らいつくように
        目を輝かせる。うーん、仏教から逸脱しちゃってるなあ。
        本当は五戒布施の話に持って行こうと思っていたんだけど。
        まあ、これは次回のお楽しみにするか。一週間間が空けば
        もう少し上手いドイツ語訳を思いついたり検索するヒマもできる
        訳だし。



         そう、ハンナさんはまさにこのことが知りたかったんだ。
        彼女と彼女の母親と彼女の病気のことと。生と死と病気、それが
        彼女の今。





         すべてを結びつける「糸」のことを。 
         
      








         暑くなったり寒くなったりの変な天気のただなかで
        ふっと白い雪が恋しくなった。そしたら突然倉木麻衣さんの
        この曲を聴きたくなっちゃった。




2015年9月2日水曜日

四諦  





        とりあえず四門出遊の話から入る。仏教入門編ね。



      『ブッダがまだ小国のプリンスだった頃、東西南北の四つの門から
      外出します。そこでそれぞれの門の外には老人、病人、死人、修行者に
      出会い生老病死という人間の根源的な悩みに向き合うのです。』




      『ずずいとすっとばします(!)がのちに悟りを開いたお釈迦様は
      これらの問題を「常に移り変わるダイナミズムである(=無常の訳の
      つもり)人生の必然的に向かいあうべき課題」と捉えます。
      生あるものは必ず死ぬ、というのはこの最も典型的な例ですね。
      その上で人生を様々な苦を背負いながらこの世は無常だという真実から
      目をそらさずに歩いて行けるだろうか、そのために四つのアクセプト
      (四諦の訳のつもり)があると考えました。』




       『今、私はアクセプトと訳しましたが実はこの言葉は日本語では
       「諦める」という漢字を使います。この言葉を専門家がどう訳して
       いるかわからないですが私の言葉で言えば真実に目覚めた者が
       たどり着く高い次元での理解、受容、そして世俗的な悲しみから
       心を引き離す唯一無二の心のあり方、と言えばいいでしょうか。』






        おっと、マッサージの30分のリミットはもうそこまで来てるよ。
       綾ちゃんのナンチャッテ解説だけどハンナさんの心はもう疲れ果てて
       ぼろぼろなのでものすごく感受性がナイーブになっている。
       ふと気がつくと涙が止まらない様子だ。




        四諦(たい)とは四諦八正道の四諦だが日本人である我々は
       この漢字が当たり前なのでそれほど違和感がないけれど、ドイツ人の
       彼女の心には「アクセプト=諦めの心である」であるという綾ちゃんの
       説明が強烈なショックであったようだ。




            そうか。綾ちゃん、刺激的に過ぎることを
           言ってしまったみたい。どうしよう。






                                    綾ちゃんはあまり洋楽を聞かないんだけど(多分
         ぱっと歌詞が耳に入ってこないからか?)こんな風に
         「べったりすっかり諦めてしまっている」諦念だけを
         歌い尽くした曲ってあるのかな?ユーミンの「海を見ていた
         午後」は曲も歌詞も編曲もすべて諦めきっている内容で
         切なく悲しいです。すごく日本的な感情だって気がします。









           

2015年9月1日火曜日

日本はどうなの?の質問にたじろがない。





                 『ねえ、私は典型的なドイツ人で典型的なカトリック教徒だから
        キリスト教の一般的な内容しか宗教といえば知らないわ。
        でもこうして死を目の前のことと思って考えると、どうしても
        納得がいかないの。私が教会の日曜学校で子どもの頃習ってきた
        知識では私の今の恐怖心に打ち勝つことができないの。
        何でもいいから、どんなことでもいいから私の心を慰めてくれる
        言葉が欲しいの。
        アヤコさん、あなたの知っている範囲のことでいいの、日本や
        中国では違う宗教があって違う教えがあるんでしょう?
        教えて、お願い。日本と中国では死はどういうものだと教わるの?』




     いや、日本中国と言われても私は日本のことしかわからないんですけど、と
    綾ちゃんは前置きして、、、さて、どこからどんな風に説明していったら
    いいやら一生懸命考える。やっぱここはお釈迦様の教えだよね。




     綾ちゃん実は仏教の学校(高校)を出ている。浄土真宗だけどね。
    従って学校時代一通り集中的に勉強させられたクチなんだけど
    こんなところであの頃の勉強が役に立つとはあの頃は思いも
    よらなかったなあ。海外に暮らすと誰しも自分の国を背負って立っている。
    こんな風に「日本はどうなの?」と訊かれることは本当に多い。



     日本人なら日本の伝統文化が全てに聡い人わけない。ドイツ人だって
    自分のこと考えりゃあすぐ分かるだろうにと思ってしまうけどね。例えば
    一体クラシック音楽が好きなドイツ人が今時どれだけいると思うんだ。
    


     海外に住んでいるとこんな風にして自国の文化を、政治を問われ続けるから
    自己のアイデンティティーと向き合う機会がとても多くなる。



     とりあえず今はハンナさんの一番聞きたい事に集中しなくっちゃあ。
    仏教の基本的な教えの中で彼女が一番知りたい事ってなんだろう?





               輪廻転生だな。




             

漫画の古典ですね。名作です。