2015年9月14日月曜日
どこを治して欲しいのかよくわからない
アメリカ人の彼女が再びやって来た。3週間のヴァケーションを
終えて。
約一ヶ月前、朝一番にやって来て泣くわ喚くわ大変だった彼女だ。
綾ちゃんだったら恥ずかしくってもう来れないところだけどなーと
思っていたからちょっと意外だった。
ちなみにこの患者さん、一風変わっている。こいつは初めてのパターンだ。
うちのドクターの一体何を見込んでいるのかよくわからない。
かれが名医なのを綾ちゃんは知っているけれど彼女が知っているかは
疑問だ。彼女は英語しか喋らないから誰かの口コミで噂を聞いてやって来た
訳でもないようだし、彼女の病気は、というか病気じゃなくて不妊治療だし
まだ妊娠してない、つまり結果が出てないし。長男(4歳)の次に二人目の
お子さんを望んでいるということだ。
その長男の「体質改善」の治療も希望してらっしゃるが目に見えて
何かが変わる、という感じでもないし。
大体、この長男はとても健康でどこも病気ではないのだ。
将来、かかるかもしれない病気が怖いから、かからない体質にしてくれ、
と言っているように綾ちゃんには聞こえるんだけど、、、。
つまり、うちに、うちのドクターにそもそも何を求めているのか
ようわからんし、あまりにも漠然とした要求をするのでしかるべき
結果もでらんし出しようもない、、、それなのにしょっちゅうやって来て
治療をしろ、薬をくれ、と迫るのだ。
ご主人の職業は知らないが自営業で裕福ではあるらしい。
お金はずいぶん気前よく払っていくし時にドクターを自宅へ呼んで
訪問治療もしてもらっている。料金は通院の倍以上だけど大したこと
ではないらしい。
ちなみにこの彼女、かなりの美人だ。年齢は35歳くらい。
オードリー ヘップバーンを彷彿とさせる古典的な美人。
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