今回のこの俳優氏は中々厄介な病気に見舞われている。両手の痺れだ。
綾ちゃんが先週放送分の彼の出演ドラマを見た限りでは彼は生き生きと
手を動かしていたし(まあそれを言うなら彼の同僚など「うつ(!)」とは
思えない快活ぶりだったしいやはやプロ意識に脱帽だわ)まるきり病気を
感じさせない活躍ぶりだ。あれだけ「自然に」手を動かすのは彼にとって
難儀なことに違いない。ドラマ好きの綾ちゃん、こんな不思議な想いで
ドラマを見たのは初めてのことだった。
その分彼らはうちの病院ではゾンビ状態なわけだ。いや、お疲れ様。
とにかく尊敬に値する人たちだと改めて思った。
彼の手の痺れの原因ははっきりしている。頚椎椎間板ヘルニアだ。
まあ、簡単に言うとぎっくり腰が首の周辺で起こったと思えば良い。
背骨というのは部位によって神経の管轄場所があって頚椎5番目6番目
あたりでこれが起こると手の神経に障害が出る。
ぎっくり腰というのは案外若者に良くある病気で50歳を過ぎると
椎間板ヘルニアは首周辺に来る確率が高くなる。頭というのはかなり
重いので思いもよらず負担がかかったりするんだな。
俳優氏の場合はヘルニアの部分に筋肉が挟まった状態でかなりひどい。
整形外科の主治医は手術以外に解決方法が無いと宣告。もちろん場所が
場所だけにリスクが大きい。下手すると両手麻痺だけでは済まない。
売れっ子俳優でスケジュールに穴をあけるわけにはいかないという
事情だけでは無い状況だ。
懇意にしている腕利きの中医師(もちろんうちのドクターよ)がいると
説明したら彼の主治医も是非鍼を試してみなさいと藁にもすがる思いで
今回はいらした。
だからドクターの片腕?として綾ちゃんの責任だって重大なんだ。
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