2017年12月17日日曜日

若い頃の父と母にとても会いたい





      ちょっと早すぎですが今年最後のブログアップになると思います。
    明日明後日明々後日と怒涛の3連ちゃんのフルタイム仕事の後、飛行機に乗って
    クリスマスイヴを松江で過ごすことになりました。
    義母の四十九日法要(なぜイブ!?)です。今年いっぱい日本です。


      今年はブログを開始した2012年以来突如としてペースダウン。
     綾ちゃんのブログを楽しみにしてくださっていらっしゃている方(い、
     いらっしゃいます?)には期待に添えなくてごめんなさい。


  この一年は綾ちゃんにとって大切な方々を亡くすという節目の年でもありました。
  亡くしたことが寂しくもありまた「亡くした」ことによってむしろいつも一緒に
  ついてくれて支えてくれているような不思議な感触も体験しました。


    毎年ブログではクリスマスに綾ちゃんお気に入りの一曲を紹介しています。
    今年はこの曲がしょっちゅう綾ちゃんのアタマを流れていました。一年のうち
    4回も日本へ帰省するのは初めてで「家族」についてとことん考えたのも
    初めてのことでした。 だからこの曲。
 


帰郷 ぜひ歌詞もご覧ください。
フォークギターの神様、石川鷹彦さんも必見。上手な歌手はたくさんいるけれど
綾ちゃんにはさださんの歌唱力が一番しっくりくる。





疲れた時 見る夢は ふるさとの夢
家について 扉を開けて そこで目が覚める
幼い頃 庭で遊んだ 犬の夢も見る
若い頃の 父と母に とても会いたい



この一年に起こったこと、考えたこと、たくさん書きたいことが
 ありますがお正月明けからまた頑張ってブログ続けたいと思います。



              みなさま、良いクリスマスを。
             そして良いお年をお過ごしください。





2017年12月15日金曜日

禁忌の1日




お葬式の話題をもう一つ。


近い親族の葬儀に初めて出席した綾ちゃん。
知識としてはもちろん知っていたことだけれど
参加してみて改めて心に深く刻み込まれたことがある。


それはこの1日に親族が皆で集い皆で禁忌を行うのだ、ということだ。
北枕だとか立て箸だとか。でもやっぱり「箸渡し」が一番
ショッキングかな。お骨を皆で箸から箸へリレーして骨壷に納める。
そうだった。これこそが日常の禁忌の最たるものだったと、
そして親族皆で普段タブーとされている行為をすることへの畏怖。
ああ、今三途の川への扉が開かれたのだという恐れの気持ちが自然に湧いた。


こんな風に皆で三途の川へ送ってあげて「死」や「あの世」を身近に感じ
そして荘厳な気持ちで扉を閉める。「死」を敬い「生」を乞い願う。



そうか。そういうことだったんだ。




ところでこれは前々回、ルフトハンザが欠航した時のどんより風景です。


午前中から午後16時くらいまで延々待たされました。


その間もらった食料これだけ。トイレにも行かなかった。


とうとう飛んだ翌々日


羽田でひつまぶし食べちゃいました。



2017年12月11日月曜日

KIXへ向かうタクシーの中で




始発の便で羽田へ向かう。上手い交通手段がなくやむなくタクシーを
利用した。大阪市内から関空まで延々と飛ばす車内で綾ちゃん夫と色々な
話をした。互いの仕事、両親のこと、子供のこと、政治と世界情勢、音楽、
それらはつまり全て「我々のこれからの夢」を語り合う時間だった。




タクシーの車窓から見えるKIX


今回は福岡と大阪で紅葉狩りも楽しんだ。とうとう!お腹をこわして
1日半寝込んだが仕事も抱えていたのでかえって良かったりもした。
だから京都へは紅葉を見に行けなかった。


綾ちゃん、夫とはいつも日常の話題から時事問題までかなり突っ込んだレベルで
話し合っているけれどこの時は「生きる」ということの意味を深く教えられた気がする。
これまでに我々が出会ってきた素晴らしい人々の驚くべき濃密な時間の
使い方と特別な集中力がいかに感嘆に値するものであるかということ。
どうやってそこに至るか、我々に与えられた限りある人生を燃焼できるか
について話しあった(というか拝聴していた)。


うーん、綾ちゃんは色々な意味で幸福で幸運な人生を生きているけれど
何よりラッキーだったのはこの夫と結婚できたことだなあと改めて感激していた頃、
夜明け前の空港の美しいライティングが我々を迎えてくれた。



空港に到着した時、即座に理解した。タクシーの運転手さんが我々
おじさんおばさんの青春話を聞いていて満面に笑みをたたえている。
お話聞いていました、是非頑張ってくださいねとは言えないもどかしさを
顔いっぱいに表現しながら

『いやー、できるだけ急いでみたんですがね、フライトは
大丈夫ですかね。お気をつけてお帰りくださいね。』


『ありがとうございます。余裕で着けました。空港の綺麗な夜景も
楽しめて良かったです。』


まともな会話一つ交わしていないけれど互いの空気で理解る。
綾ちゃん達の思想に共感してくれたんだ。なんとなく同志だ。


すごく気持ち良く帰途に着いた綾ちゃんだった。



今日は日中も−3度の雪模様。植木鉢の氷も厚い。

2017年12月9日土曜日

福岡の紅葉





義母の葬儀は盛大だった。士族の家系の伝統に則った臨済宗の
お坊さんが三人もおいでになって般若波羅蜜多を唱えだした時には
感慨深かった。何十年も般若心経の写経を続けた義母を送るにふさわしい
荘厳な会だったと思う。合唱団「みづうみ」に最高齢で参加して
ドイツ語で第九を歌ったりしていた。たくさんの方々がお悔やみにおいでになった。



本当は葬儀を終えた後すぐに大阪へ戻るつもりだったのだけれど
急に思い立って始発の特急いずもに乗って博多へ里帰りした。
やっぱりチャンスを逃してはいけない。
会えるときに会っておこう。両親に。


黒田家別邸友泉亭 綾ちゃん実家から徒歩10分です。
ここは紅葉が見事です。


綾ちゃん実母は心臓が弱っていて10分も歩くと汗がだらだら
動悸もひどくてたくさんお散歩できない。お散歩だけが唯一の楽しみなのに。

時間をかけてゆっくりと紅葉を鑑賞してきました。



 






休み休みゆっくりと。





2017年12月7日木曜日

矜持を保つ



お話しかけていたところだった。



大阪箕面公園 残念ながら名所の滝へは台風の影響で行けませんでした。


実は今回他界した義母もわずかに認知症が芽を出していた。
85歳だから無理もない。綾ちゃん実母も現在進行形だ。


この手の話は昨今あちこちで聞く話らしい。綾ちゃんの近い親戚筋で
やはり進行した認知症の方がいらっしゃる。奥さんの介護に疲れた夫が
やけを起こして親戚のあちこちに迷惑をかけていてうちうちでは悪評高い夫婦だ。

よくよく考えてみるとそのご夫婦のシチュエーションは綾ちゃんの父母の
置かれた状況に酷似している。うちの両親よりも10歳ほど年若いから恥ずかしい。


最近、そこのご主人がお酒に酔っ払って介護の憂さを晴らすべく
綾ちゃん父の元にやってきて認知症の奥様の愚痴を並べた、ということがあったらしい。
その時綾ちゃん父は言下にこう言ったということだ。



『いいかい、良く聞きなさい。私はね、あんたが今から五十年前(!)に
やってきて皆の前に頭(こうべ)を垂れた時のことをよーく覚えとるよ!
あんたはこう言ったんだ、この人を私にください。私はこの人と
どうしても結婚したいんだ、と。あの時ね、あんたに彼女を任せたいと
考えとった人は親戚内でだーれもおらんじゃった。あんたが、あんたたちが
どうしても一緒になりたいと言ったからしぶしぶ承知したのであって
誰一人あんたに頭を下げてこの人をもらってやってくださいなんて
言わんかったよ。そのあんたがどうして嫁の悪口を言えるんじゃ。
どうして嫁の生涯に責任を持ってやろうとせんのじゃ。

そりゃあきついさ。嫁がアルツハイマーになるなんて予測もせんじゃったさ。
だけど男はいつでも、人生のどんな時でも向かってくる試練から顔を背けちゃ
いかんだろうが!』


自分自身がいつ人生を終えるかわからない再来週89歳になろうという
綾ちゃん父がこれほどまでに誇り高く人生の矜持を持っていたということに
改めて驚きまた尊敬の念を新たにした綾ちゃんだった。





2017年12月4日月曜日

二人の母に出会えて




ものすごくご無沙汰しちゃいました。
あともうしばらく忙しい日々が続きますが
できるだけ頑張ってブログ続けようと思います。


とりあえずまたしても日本に帰省してきたのでそのお話から。



これ誰?大阪に着いた途端、福島県産品フェア(?多分)
のキャラの人と記念写真。なんかお笑いの人みたいに言っていた。


義母が亡くなった。

秋にお見舞いした時、2日しか違わない互いの誕生日を
一緒にお祝いしましょうねっと無理やり約束して別れた。
何度もなんどもお誕生日までに元気になりましょうね、っと言った。
(お誕生日を過ぎたら一緒にお正月を迎えましょうね、と励ますつもりだった。)


義母は86歳のお誕生日まで待てなかった。




自宅での通夜を終えて。写真を大きく入れたら
ちょっと辛かったので小さくしました。


素晴らしい女性だった。美智子妃殿下にどこか面影が似ている。
綾ちゃんの尊敬する綾ちゃん夫を育てた人だけあって
綾ちゃんの産みの母からは(おそらく近すぎるせいか)学べない
多くのことを教えてもらった。家族や他人への尊敬と愛情の持ち方。
激することもなく教養深く品格のある女性だった。


いわゆる嫁姑の確執もなく、「息子より綾子さんとお話ししたいわあ」と
おっしゃってしょっちゅうドイツまでお電話いただいた。


結婚した時には自分たちのことで一生懸命で想像つかなかった。
結婚によってもう一人ずつ素晴らしい父と母に出会えたのだ。
そのことによってどれほど綾ちゃんの人生が豊かになったことだろう。




2017年11月30日木曜日

とっくに帰宅してまーす!!




日本での義母の葬儀を終えて



とっくにミュンヘンに帰宅してまーす!!





いや、これだから大阪は、、、


日本への帰省中もミュンヘンに帰ってからも息つく間もなく
仕事に追われてブログ放置中です。

ご、ごめんなさい。


もう少々お待ちください。
来週くらいには少し仕事も落ち着きます。

また改めてブログ書きに参ります。


2017年11月16日木曜日

いつまでも先送りにできるわけではない。




           いつまでも先送りにできるわけではない。
              「その日」はやってきた。



                 大阪 海遊館


        綾ちゃん、またまた日本へ旅立ちます。今回は1週間。

           前後10日ほどブログをお休み致します。




                 癒されるねえー


                  

2017年11月12日日曜日

「どこにでも転がっている」お話




今回福岡への帰省は予定に入れていなかったのだけど
松江に居続けるとどうも舅が気を使うようだし姑の具合もいいので
実家へ顔を出してみた。



綾ちゃんが先回福岡の実家に帰省するのは今年の4月以来だから
なんてこたーない半年ぶりだ。
数年に一度しか里帰りしない綾ちゃんにとっては
つい先週ぶりみたいな気持ちで実家に帰ったわけ。


ところが実家の両親二人の老け方ときたら竜宮城並みの速さで
綾ちゃんパパは一段と耳が遠く綾ちゃんママの認知症の進行具合も
さらに深刻な段階へと移行していた。





豪華客船が博多湾に入港していた。



前回も驚いたのだけれど福岡のような地方都市お年寄り人口が
ものすごい。町を歩く人歩く人すべからくお年寄りで我が目を疑ってしまう。
大阪の賑わいを肌で感じた直後だったからなおさらだ。
綾ちゃんの実家はいわゆる老老介護というやつで88歳(もう直ぐ89)の
父が80歳(もう直ぐ81)の母の世話をしている。
母はいわゆる徘徊が始まり前回綾ちゃんが帰省した直後から既に3回ほど
行方不明になり警察沙汰となっている。綾ちゃん姉が市内に住んでいるのが
唯一の救いだ。説得してGPSも最近身につけさせた。


だけどどうも色々話を聞いていると我が家の状況ってかなり
「どこにでも転がっている」お話らしい。
うちの親戚周りでも似たような話があれこれあってどこも大変なんだって。



この海、この空の色。ざ、博多って気がするなあ。




2017年11月10日金曜日

問題を先送りにしただけなのだろうか




翌日、姑は驚くべき回復力を見せて食事を摂るまでになった。
(最期の挨拶に訪れた)見舞い客たちに笑って冗談を言ったりして皆を驚かせたり
していた。綾ちゃん達親子は病室にいる間はずっと足つぼマッサージを
続け百合の花を買い足し孫達のビデオを流し最近の家族の様子を
語り合い、つまりは我々にできるわずかなことだけに集中していた。

松江の実家はここのところすっかり埃だらけになっていたので
息子と一緒に大掃除した。うん。埃があっちゃ風水的にも良くないぞ。


とにかく峠は越えた。


姑には(誕生日が2日しか違わない)綾ちゃんと一緒に
誕生日を迎えましょうね、ドイツと日本で二人で一緒におめでとうを
言い合いましょうね、と約束してお別れした。



姑はもうすぐ86歳。抱える病気は回復を望める類のものではない。
今、生命永らえたからといって永遠に延命できるものでもない。


綾ちゃん達は彼女の寿命をちょっとだけ伸ばすのに貢献していい気になって
いるだけなんだろうか?問題を先送りにしているだけなんだろうか?


いやいや、そんなはずない。
人は生きているからには最期まで生を全うするべきなはずなんだ。
そう理屈では納得してもやっぱり複雑な気持ちだった。


そんな綾ちゃんが改めて回答を得たのはその後訪れた福岡でのことだった。



大阪B級グルメの数々


一体どんだけ食ってんだ


2017年11月8日水曜日

無駄でなかった4年半



『お義母さま、どこか痛むところはありませんか?』



綾ちゃんは背中をさすりながら(きっと床ずれで痛いだろうと
思ったので)尋ねるとすぐに反応があった。



『あのね、足が痛くて痛くて仕方がないのよ。』


そうか、足だ。なるほど。
こいつはお安い御用。なんたって綾ちゃんは4年半も漢方医学の
職場で働いていたんだ。ツボだって知ってる。


足をそっと触ってみると案の定氷のように冷たい。


綾ちゃん、息子に指導して二人で左右から足もみを開始。
生命力が弱っているのでそっとそっと優しくなでるように。


例えばふくらはぎというのは自然療法の世界では
「第二の心臓」と呼ばれている。下降した血流を上手く上昇させて
あげればそれだけでも生命力をアップさせることができるはずだ。


綾ちゃんたちは2時間ほど足マッサージを続けた。
姑の足は随分暖かくなった。


綾ちゃんはちょっとした確信を持った。
きっと明日はずっと具合が良くなっているんじゃないのかなって。





どこまでも大阪グルメ
贅沢なネタの数々


どすこい


2017年11月6日月曜日

そして目覚め、、、




『ほらほら、お母さん、ドイツから来てくれたよ、綾子さんたち。
そろそろ目を覚まさんかいね。』


義父の呼びかけが続く。


姑のまぶたがピクピクと動く。
我々も肩や手のひらをさすりながら呼びかける。
まぶたのところがぴったり重なって開けたくても
開けられないような感じだ。


綾ちゃん、おしぼりで軽くまぶたを拭ってあげた。



ゆっくりゆっくりとまぶたが上がった。
ものすごく力がいるらしく気力の総てを振り絞っている感じだ。
まぶたを押し上げた後、今度は眼球をよっこいしょと回す。
目の使い方というものを忘れてしまったような動きだ。



見事な菊の花 靖国神社にて



白目が1分ほど続いた後ようやく目の焦点が合った。
すると意外にも声を出す方は素早く準備できたようで
もう次の瞬間には喋り始めた。


『まあ、綾子さん。遠いところから。本当に申し訳ないわあ。』


信じられない。意識が戻った。バンザイだ。


ドイツから駆け付けた甲斐があったというものだ。



東京で靖国参拝してきました。綾ちゃん靖国さんは初めてです。


2017年11月3日金曜日

宍道湖の見える病室




             あれから1ヶ月経ったんだなあ。


      姑(しゅうとめ)危篤の一報に綾ちゃんは翌日以降のすべての
     予定をキャンセルして大阪行きのチケットを取った。大阪から
     新幹線で岡山へ、岡山からは特急「いずも」に乗り換えての長旅になる。




        飛行機から眺める関空の上空。海と山とがニッポンだ。
 

      姑とは随分お会いしていなかった。何度か訪れようと試みたのだけれど
     やはり病気の身には綾ちゃんが来ると気を遣ってしまうからと遠慮するよう
     言われていたのだった。日本に帰省するときにはついつい失礼してしまって
     いた。86歳の高齢でここ数年来の長患い。一年に数回救急車のお世話に
     なるのが恒例と化している。しかし今回はもう望みがなさそうだ。
     昏睡状態でお医者様から親族を呼ぶようにと言われた。


      松江駅に降り立ったときに綾ちゃんが最初にしたのは花束を買うこと。
     姑の好きな百合の花をいっぱい買おう。女学校時代その美貌を
     「白百合の君」と崇められていたという彼女は百合の花が大好きだ。
     母の日にもお誕生日にも綾ちゃんは毎年百合の花を贈っていた。


      スーツケースをごろごろ転がせながら綾ちゃんが息子を従えて
     その病室のドアを開けた時、出迎えてくれた舅(しゅうと)の
     背景には美しい宍道湖の風景が見えた。
        

            ああ、ここは出雲の国。松江だ。
           

宍道湖(出雲観光協会の写真より)



2017年11月1日水曜日

神の在わす国、出雲



島根県は全国の都道府県で綾ちゃん一番お気に入りの場所だ。
山口みたいに長州藩士とかみたくごっつい感じないし
ラフカディオ ハーンとか日本を愛する美意識の高い人がいる。
何より日本書紀のふるさとで古来の伝承に溢れている。
とにかく素敵な場所なんだ。
しっとりと落ち着きのある城下町で宍道湖の輝きがが心に沁みる。




松江の老舗旅館 皆美館(みなみかん)の額 司馬遼太郎(左)
 


皆美館


綾ちゃんは夫と結婚が決まるまで夫が島根県の出身だと
知らなかった。広島や東京暮らしが長かったと聞いていたからね。
そりゃあ喜びもひとしお。
出雲の人のところに「嫁ぐ」んだもん。
まあ正確には1日だって住民だったことはないけれどね。




松江に行くと「嫁」なーんていう古風な響きに緊張しちゃう。


そう、今回は「嫁」として綾ちゃん松江に行ったのです。




と言いつつ懐石料理に舌鼓。






不昧公(ふまいこう)お好みの鯛茶漬け。皆美館名物です。
鯛の身をほぐしたものとゆで卵でいただく。



おっと、目玉オヤジちょうちんも飾ってあったね。
これも島根県産品。


2017年10月30日月曜日

今更ですが、選挙へ行こう!




今回の帰省先は島根県だったのだけれど
滞在期間は存外短く大半を大阪で過ごしてしまった。


大阪で何しよう?


カールおじさん大好き。お菓子のカールは実は苦手だけど。


遊びで帰ったわけではないので大手を振って旅行に行く気にも
なれず、とりあえずと潜り込んだ難波駅高島屋の喫茶店で夫と二人
お茶していた綾ちゃん。なんだか日本でしか出来ないことをしたい。



『んねね、じゃあさ、せっかくだから誰かの選挙演説とかあるんじゃない?
安倍晋三とか小池百合子とかさ、大阪来るんじゃないの?地元維新の会は?』


、、、(夫、ググる)、、、


『綾子、ビンゴだよ。これから30分後に小池百合子、松井一郎、河村たかし
合同街頭演説会。JR難波高島屋前だってさ。』



『こ、こ、ここやーん!!』






地元での松井人気はとにかくすごかった。
小池百合子は絶賛逆風真っ只中。きゃあきゃあ黄色い声を松井一郎に浴びせていた
綾ちゃんの隣の若い女性は小池百合子が何か言うたびにんーん、んーん、と
首を振っている姿が笑えた。
綾ちゃん、実は河村たかし名古屋市長もかなり好きなキャラです。



大阪名物、大阪(日本)維新の会
昼間、天王寺からぶらぶら歩いていたら偶然通りかかった。
日曜日で事務所しまってたよ。選挙中でも閉めるんだ。



みなさーん!選挙に行きましょう!
あれ?もう終わってるって?なーんてボケは大阪にいたって通用しまへんで。



大阪でのくいだおれ。綾ちゃん、この居酒屋主催のじゃんけん大会で
優勝!してお代を半額にしてもらいました。快挙!強い女は勝つ!!




串揚げって初めて食べたかも。ハモとかうなぎとか
珍しい揚げ物いただきました。


2017年10月27日金曜日

たっだいまー!帰りが遅れちゃったー!




綾ちゃんの帰りのルフトハンザ機が欠航した。


1時間のはずだった東京トランジット時間がなんと
2泊になっちゃった。何しよう?


やったー!綾ちゃんが今ハマっている『虎ノ門ニュース』
スタジオ見学に行っちゃった!




1:16:43くらいにちらりと綾ちゃんが映っています。
ツッコミはナシよ。時間の都合でちょっとだけ。
このアーカイブは多分あと数日で削除されちゃうと思います。




スクリーンの前に陣取っていましたがカメラが外を写すときには
つい恥ずかしくて逃げ回ってしまいました。


遊びに行ったんじゃないんだけど結局いっぱい遊んできた。
ゆっくり報告しちゃいまーす!







2017年9月30日土曜日

ちょっくら日本に帰省してきまーす!




ちょっくら日本に帰省することになりました。
神出づる国、出雲へ行ってきます。


3週間後にまた!


2017年9月26日火曜日

一体いつになったら語学の学習を終えることができるのだろう?




昔、外国語(英語)がペラペラの人はカッコ良く見えた。


いいなあ、あんな風になりたいなあ。



あれからウン十年。


結局いつまでたってもできやしない。
まあ綾ちゃんの場合は随分サボっちゃったし真面目にも
やってはこなかった。でもドイツに住み始めてはや二十年。
そりゃあ、初心者じゃない。だからと言って完璧じゃない。
なんとかやっとこさでコミュニケーションはとれてる。
それどころか綾ちゃんはドイツ語を他人様に教えていたりする。


だけど最近の綾ちゃんはある「諦めの境地」に達してしまっている。


母国語である日本語だって大変難しい言語だ。しょっちゅう漢字を
間違えるし表現を失敗して赤っ恥をかいたりする。敬語なんてやめてくれって
思ったりする。


だけど根本的に「日本語ができない」とは思わない。
理解できないことがあったりアウトプットを失敗しても赤面して
それで終わりだ。


それに対して英語やドイツ語など後から習い始めた言語はどこまでいっても
確固たる自信が持てないのだ。
「私はドイツ語ができるのだ」といつまでたっても確信を持てない。


だから綾ちゃんはいつまでも綾ちゃんを伝書鳩扱いする
その奥様を決して非難できない。ものすごく良く理解できるのだ。


一体いつになったら語学の学習を終えることができるのだろう?



これはミュンヘンの中心部にあるお店のデイスプレイです。



これって明らかに米朝パロディーでしょう。
日本にこんなのショーウインドーに飾ったら大変なことになっちゃう。


2017年9月25日月曜日

伝書鳩




今綾ちゃんがケアしている案件の話。


ある日本人のご家族がドイツに遊びにいらっしゃる。
彼らと交流のあるドイツ人のご家庭でホームステイが実現した。
お互いにそわそわどきどきしながら準備を進めている。いや、いた。




これなーんだ?今日綾ちゃんは数年ぶりにオクトーバーフェストへ
行きました。すごい人だかり。



日本の奥様がいろいろ準備のことで綾ちゃんにメールを送ってくる。
あれも聞いてくれ、こんなことしていいだろうか、こういうことは
どう思いますか?


綾ちゃんは自分の知っていることはお答えするし
自分一人ではわからないことはステイ先のご家族と連絡を取る。



観覧車の上から撮りました。


ある問題でステイ先のご家庭に何度か目に連絡を取ったときのこと
数度のSMSのやり取りの後、急に直接電話がかかってきた。


『おい、うちのゲストはドイツにやってきてうちに泊まって
僕とは口をきかないつもりらしい。
一体どうなっているんだ!いい加減にしろ!この話はもうおしまいだ!』


ええー?その話を今蒸し返すー?


実はこの話題は最初からドイツのファミリー側のネックだった。


ホームステイ自体はホイホイで話が進んだ。
しかしながらドイツ人側は最初から「???」と文句を
言っていたことがあった。


実はゲスト側の奥様は日本の高校の英語教師なんだ。
もちろんドイツ人側は英語ペラペラだ。


ドイツ人ファミリーは日独友好親善に前向きで直接お泊りに来る
家族と事前にメールその他で知り合いになりたい。
彼らが日本のゲストたちに何度英語でメールを送っても
彼らは必ず返事を「綾ちゃんに」日本語で送ってくる。
なんで自分で返事書かないんだ!
『私の英語は完全ではありませんから。その方が良いと思います。』
(いや、綾ちゃんのドイツ語も完全からは程遠いんだけどね)
必ずその一言が添えられている。



綾ちゃんは伝書鳩よろしくそれぞれの側に伝言を送っていて
今回の事態に陥ったわけだ。(基本綾ちゃんはお仕事を全うすることに
集中いたします。ご意見は求められた場合以外いたしません。)


綾ちゃんはね、実は両者の言い分よく理解できるんだ。


意外にこういうところに本質的なことが隠されていたりする。









オクフェスといえばチキン丸焼きですがこの焼きマスも隠れ名物です。