「失くして」しまってらっしゃるかどうかは
正確にはわからないんだけれど • • • 。
男性泌尿器の部分にプラスチックの器具をつけてらっしゃる
患者さんがいる。この患者さんも初めてお会いした時には
動揺してしまった。悟られていない事を願うばかりだ。
綾ちゃんはは現在半日勤務のパート状態なので
全部の患者さんと顔見知りな訳ではない。たまたま綾ちゃんと
初対面の場が治療の最後で鍼を抜く場面だったりすると
綾ちゃんは簡単な自己紹介をするだけで特に患者さんのカルテを
事前確認してから対面する訳ではない。
『初めまして。アシスタントのヨシオカです。
それではお時間ですので鍼を抜きますね。』
なあんて明るく言って鍼を抜きにかかる。これも前もってドクターから
鍼を打った場所を知らされている訳でなく、患者さんとお話ししながら
だいたいの当たりをつけて鍼の場所を探していくのだ。
困った事になった事は一度も無い。
止血のための消毒ガーゼを左手にもって身体の各部分を点検。
頭部など見えにくかったり見逃したりする事があるので
必ず皮膚をなでながら患者さんと一緒に確認する。下着を一度開けて
鍼を打つケースもままある。これは患者さんに口頭で質問。
さすがにパンツを一度脱いで鍼を打たれたケースでは患者さんが絶対
覚えているのでこれも問題無し • • • のはずだったんだけど。
この時は患者さんの泌尿器周辺にいっぱい鍼が打ってあって
正視せざるを得ない状況だった。う〜ん。いくらええ年こいたオバはんでも
患者さんにとってはこの姿を女性に見られるのは苦痛なんじゃないのかな、
と思ったり、(後にカルテを読んで知った事だが)彼は大学病院で
手術を受けたばかりだったので看護婦さんに見られるのは
もう慣れっこなのかなあ、と思ったり。
割り切るしか無いんだろうけれど、やっぱり、これが自分のことなら
やっぱり辛いと思うなあ。
今日、デパートで発見。これ、テイーバックです。
上からゲーテ、ダンテ、ヴォルテール、シラー、シェークスピア。
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