ここのところ毎年冬が近づくとにわかにこのテーマで子供の周辺は盛り上がる。
コンクールというかお祭りみたいな感じですね。なにしろ出場料無料(寄付金歓迎!)、
一位大量放出(ええ!?)、でも賞金や奨学金なども用意してある半官半民ドイツ国を挙げての一大イベントでドイツで音楽を習っている子供の大半はアソビの子も趣味の子も
本気の子も出場する。州大会以降は毎年開催地が変わるため開催地に選ばれた土地
(たいてい僻地な田舎)の宿泊•飲食施設、交通は賑わうので町おこしも兼ねている。
国際コンクールではないため「本気」の子は二の足を踏むかと思いきや
そうはいかない。ドイツ中の各種音楽大学その他はここでの成績を専攻基準に加味する
ためむしろ「必須」だ。うちの長男はミュンヒェンにたった一つしか無い音楽学校
(ギムナジウム)に通っているが、ここは音楽のためというより学力が高いため
人気の学校で入学時に条件の成績をクリアした子供たちの中からさらにくじ引き選抜
となる。このくじ引きを避けれる条件が、この、ドイツ青少年音楽コンクールでの
入賞歴なのだ。他のコンクールでは(いかに有名でレベルが高くとも)だめなのだ。
うちの長男もまさかこんなことで役に立つとは思いもせず前の年に参加していたので
ラッキーだった。その他、ドイツでは16歳から若くて才能のある学生は音大に
特別予科生として入学可能だがその条件の一つにこのコンクールの全国大会入賞歴が
あるらしい。マストではないようだが。
その大会にまたしても今年、うちの子たちはトライする事になった。
長男はピアノソロ部門
スタインウエイハウスのルビンシュタインホールが会場でした。
本番前に5分間だけピアノに触れる事を許される。
後ろの写真はルビンシュタインがスタインウエイに口づけている場面。
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