しかし何の成果も出せぬまま月日は流れて行った。
シェーンさん(仮名)はドクターに指示されるまま週に二度うちに顔を見せ治療を
受けて行った。内容は毎度ほぼ同じ。指圧にお灸、梅針と生姜、時々漢方薬を
処方される。吸玉療法をすることも。
家に帰ってネットで検索してみると、西洋医学ではステロイド注射
(ここでもステロイド!!) 以外では脱毛部分に軽く傷をつけたり薬品で軽く炎症を
起こしたり火傷っぽく刺激を与えて毛根の再生力を呼び覚ますらしい、、、って、
これってうちの治療と一緒じゃん。あとは正しい食生活と質の良い睡眠をとり
ストレスをなるべく減らす。若年性脱毛は必ず治るけれど最低でも半年は必要と
書いてある記事もあった。
3ヶ月ほど彼女は通院してくださった。が、ある時息子さんの
具合が悪くなって予約を取り消し。その後息子さんは盲腸炎と
判明、緊急入院でばたばたなさったせいか、ぱったり足が遠のいてしまった。
まあ、治療の成果も出なかったことだし無理も無いか、と
あきらめていたところ、それから更に3ヶ月ほど経って
彼女からお電話をいただいた。
『髪の毛が生えてきました。』って。
ほほう、「最低6ヶ月」の記事はまんざらウソでもなかったようだ。
先日彼女がお花を持ってご挨拶に見えた。
もう今は完全に元に戻って付け毛は一切無しだって。良かった。
本当にね、五体満足とはよく言ったもので
昨日まで当たり前に思えてたものが無くなるというのは
かなり惨い試練だと思う。
綾ちゃんもいつもお役に立てているばかりではないけれど
そんな皆さんから学ぶ事は本当に大きくて重いです。
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