知林ヶ島(ちりんがしま)という自然に砂の歩道が潮の満ち引きで
現れる神秘的なパワースポットを対岸の展望から眺めました。
砂洲が三分の一くらいできているのがお分かりになりますか?
実は綾ちゃんはね、家族旅行どこに行きたい?って最初に訊かれた時
「石垣島」って答えたんだ。南国琉球への憧れ。でもそれだけじゃない。
尖閣諸島問題に揺れる宮古、八重山諸島など南方の日本を訪れてみたかった。
ただ綾ちゃんの両親は80歳を超える高齢。飛行機旅行はとても無理。
本当は綾ちゃん一人でも行きたいくらいだったんだけど今回は親孝行だからね。
それ自体は残念だったけれど思いもかけず指宿という素晴らしい土地を
再認識できて本当に満足していたんだ。
でもね、おやおや?
例えば、、、
タノカンサーっていうんだって。なんか沖縄方言みたいでしょ。
このざっくりした形もお地蔵様みたいな仏教色がなくって南国ぽい。
ここは豊玉姫(とよたまひめ)神社
神社の天井に描かれている豊玉姫はデメジンサーと呼ばれていた。
色遣いといいタッチといい沖縄を思い起こしませんか?
そういえばさつまいもの伝来も琉球からという話だったし、、。
もしかして指宿って沖縄と密接な関係があったのかしら?
するとこれは綾ちゃんビンゴ。
指宿は江戸時代島津藩公認の琉球との密輸港だったんだって。
琉球の人たちもたくさん住んでいたし薩摩の人たちもたくさん
琉球にわたってそこに居着いた人たちもたくさんいたんだって。
そう。だからここには沖縄を彷彿とさせるものがたくさんあるわけなんだ。
日本の神話と沖縄の文化とがミックスした風土。面白いなあ。
今回は涙を飲んだ沖縄旅行気分が少し味わえて満足でした。
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