2014年11月24日月曜日

中医学による歯科治療

                      


       ドクター、さっと自分の部屋に駆け込むや数分後に処方を二枚
     綾ちゃんに手渡した。




                       『これを煎じて10日間飲みなさい。もうひとつはうがい薬。
      煎じてお酢を混ぜて使いなさい。』



                       ええええ~??綾ちゃんの抜歯は6日後だってばあ。10日も
     お薬飲んでられないよ。


                        そう、綾ちゃんは気がついている。ここに勤め始めて早や二年と半年。
     仕事一筋のドクターは里帰りの時以外に「平日」を休みにすることはない。
     昼休みも在ってなきがごときもので、うちらにとって、休憩時間とは即ち
     患者が(たまたま)いないときを指す言葉であって計画的なフリーの時間など
     そもそもない。つまり、綾ちゃんはドクターが前もってアポを取らなければ
     ならない歯医者の予約などというものを入れているのをスケジュール表に
     見たことが無いのだ。それはとりもなおさず彼が歯医者通いというものを
     してはいないということを意味しているううう??


                        決して本人に言えないが、いや、考えるのも恐ろしいことだが
     おそらくドクター、歯医者というものに行ったこと無いんじゃない
     だろうか?少なくともここで診療所を開いてから。




中華食材店で抹茶を発見。
中国茶抹茶??




2、50ユーロ???
安すぎるでしょう。







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