2014年11月27日木曜日

中医学への誤解

                     


      『実は私、明後日親友の結婚式で花嫁の介添人をするんです。
      絶対ドタキャンなんて出来ないのにすごく具合悪くて。今日も
      仕事が立て込んでいて早退出来る雰囲気じゃあないし。』





                   見たところ彼女は立派な「風邪」。赤ら顔で鼻をぐすぐすいわせ喉も
    痛いって。熱もこれから上がるんじゃないか?





                    ここら辺にな~んか誤解があるような気がしてならない。うちは
    自然療法だからね。身体に「本質的」な意味で負担を最小限度に抑えて
    治す。「明日までに」無理矢理治す、な~んていうのはむしろ西洋医学の
    発想だ。もちろん、辛い症状を軽減させたり、上手くいけばこのまま
    治っちゃったりもするけどね。



                     ドクターは相変わらずこんな時特有の能天気さを発動して、




                             『O.K.!じゃあ、ご近所特別割り引き(?)ってことで
        100ユーロで治療してあげよう!出来うる限りのこと全部
        やったげるよ。一時間時間取れますか?』



                     なんて突然言い出したものだから彼女びいっくり。まっ、そりゃそうだ。




                         『ひゃっ、ひゃくゆーろお?そ、そんなにかかるんですか?』



                           ほおらね!言わんこっちゃない。この場合、100ユーロセットコースが
      いかに「お得」なのかを綾ちゃんが慌てて説明する。診察にいくら、
      鍼にいくら、吸玉、指圧、漢方薬、、、普通なら200ユーロを軽く
      越えるところだ。



                              『いいわ、それで治るなら!私、一度戻ってドクター ザンダーに
          ちょっとお昼休みを長く取りますって言ってきます。』




        そう言い置いて彼女は二度と戻ってはこなかった






バイエルンミュンヒェンFC


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