水槽に漂う異常な量の餌を取り除く任務を仰せつかった綾ちゃん。
えっと、網とか無いのかな?金魚すくいみたいなの。備え付けの
引き出しを漁る。ものすごく大きな網を発見するも(生け簀屋さんとかで
鯛とか捕まえそうなやつ)ボツ。こんなの間違ってお魚さん傷つけちゃうよ。
大体何でこんなのあるのか?さっぱり理解不能じゃないか?
やっぱここは茶漉しだな。
台所には茶漉しが3つある。そのうちのひとつは古くって
変色しちゃったりしてるから、棄てるつもりでもらってもいいよね。
綾ちゃん台所に行ってお料理のマイさん(仮名 ドイツ語出来ない)に
身振り手振りを交えて事態を説明する。
椅子をよいしょと持ってきて踏み台代わりにして水槽の蓋を全開、
さあ始めるかあ、と腕を構えた瞬間、マイさんが突如として血相を変えて
やって来てなんだか怒っている。
『ナイン!ダス、エッセン!!(ダメ!ソレ、タベモノ!!)』
調理用器具を水槽に使うなと怒っているらしい。そっか。さっきの
綾ちゃんの説明、わかってなかったんだ。ものすごく易しい単語を使って
コミュニケートしたつもりだったんだけどな。うー、がっかり。
綾ちゃんしぶしぶ台所へ引き返し、プラスチック製の使い捨てスプーンと
取り替える。
と、そこに今度はまたしてもドクター登場。舞台か、ここは!
『フラウ ヨシオカ、何やってるんだ!それじゃあラチがあかん
じゃないか。こういうときは、、、。』
台所へ飛び込んだドクター、マイさんと二言、三言話して、
「あの」茶漉しを持って来た。あーあ。
『いいかね、この茶漉しはこれをもって水槽専用とする。
飲食用には今後使用しないこと。』
当ったり前じゃあないかあ!っとは綾ちゃんは怒らない。私はオ・ト・ナ。
ちっ。
もう、何でもいいから早く仕事に取りかからせて。
うちもこんな風にしようかなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿