『私は小さい頃から酷い斜視で他の人が見ているようには物が
見えていないんです。昔は今のように早期検診などが無かったので
自分が他人と同じように見えていないということがよく判らなくって
色々な意味で苦労しました。集中力も無くってお勉強も出来ない
子供だったんです。』
え~っ!?
それって、それって、もしかして重要アイテムじゃないのお?あの、
もしや貴女の「頭痛」ってお小さい頃からもうあったんですか?
『ええ。誰にも解ってもらえない苦しみでした。物心ついた頃から
偏頭痛とは一心同体で辛い子供時代を送ったものです。私のような
辛い身体を持っているのは自分だけなのだと気付くのさえ随分あとに
なってからです。何しろ子供は表現方法を知りませんから。』
あの、その話、問診の時にドクターにお話になられましたか?
『いいえ。子供時代のことまでは。成人したら全体に随分楽に
なったんです。最近、更年期と共に何もかもぶり返してきて
しまって。』
斜視と頭痛、関係ないわけない気がしてきたぞ。
綾ちゃんちの近くにこの町の昔の領主さんの邸宅があります。
ものすごく大きなお屋敷の周りをずらーっとバラが取り巻いていて
圧巻です。
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