ある意味恐ろしいことにこの治療は成功した。
もちろん患者さんはドクターの処方した漢方薬も真面目に飲んだし
ツボ押しや吸玉療法なども受けたから鍼だけで全快したとは言い難い。
あの、ビックリする箇所に鍼を打ったのは初回のみで2度目、3度目の来院の
際には普通の(教科書に載っているような)経路に沿っていたと思う。
そうして彼女は治療を終えた。
ドクターにものすごく感謝して。あの後一回いらっしゃったっけ。
お花持ってご挨拶に。
そういうカンケイの人だ。ドクターとは数年に一度しか会わない。
(元々はお亡くなりになったご主人が患者だった。)
綾ちゃんは違う。毎日ドクターと顔合わせてるんだよー!
いやー、足が痛みますか。ふむふむ、ヨシオかさん、ご主人がいらっしゃらないから
肉体的、精神的な渇きが原因ですね。じゃ、ちょっとパンツ脱いで、、、
なーんて訳にいくもんかーい!!!
綾ちゃんはこのような妄想に突如襲われて治療台の上で(つまりすでに
まな板の鯉状態)恐怖に怯えていたのである。
マリエン広場。フランス国旗が掲げてあるのが見えますか?
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