そうして彼らは帰っていった。夫と妻と犬。
扉から出て行く彼らを見送りながら
なんだか彼らは「おはなしの世界」からやって来た
架空の人たちだったような気がしていた。
これが人徳ってやつなのかなあ、と思ったりする。
わがまま放題で自分勝手なのにやっぱりなんともいえぬ魅力を持った人がいて
全体として他人に愛される人生を送ったりして。パートナーとなる人など近くにいる人にはたまったもんじゃあないだろうけど。
そういう人っているんだなあ、前世の功徳を積んだ人なのかなあと思ったりね。
例えばうちのドクターなんかもタイプはちがうけどちょっとそういうところがある。
色んな場面でしっちゃかめっちゃか(!)なことやってるんだけど、とにかく愛嬌が
あっていざという時には結局上手くいってるし。患者さんからも(なんでこのやり方で
患者さんはついてくるんだろうって思う事がたくさんあるんだけど)多くの場合、
慕われているし。ドクターのやり方があまりに常識から外れている時には、正直に
キビシイ意見を言ってくれる人が必ずいる。ちゃんとそれを受け入れるドクターも
エライと思うけどね。
人間として「好き」とか「嫌い」とかで判断しちゃあいけない場合がある。
この夫婦はその典型だ。
色んな事を教えてくれた。色んな事を考えさせてくれた。
さよなら。また御会い出来るかな。きっとね。
(おしまい)
久々に後藤政志先生の映像を見つけました。拡散希望。
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