2013年4月28日日曜日
南の島から来た彼女 ⑪
リードさんは医療アドヴァイザーとしてプロっぽく様々な視点から
うちの病院をチェックしていった。
患者さんにお願いする治療後のサイン。ボールペンは何を使っているか。
私の髪型、お化粧、服装。お掃除の状況。電話の応対。治療のあれこれ。
病院の内装。彼女は私を改めて上から下までじっくり眺めて
『うん、OK。髪はさっぱり結い上げて化粧は薄化粧。チャイナ白衣は清潔っと。
あと • • • あえていうならマスカラでもつけると理想的かも。』
余計なお世話だ〜!何で私が職場で仕事するのにマスカラがいるんだ〜!!っと心で
毒づく私。まあいいや。全体としてはOKだったわけだから。
だけど研修のお代は約90万円では済まないようだ。彼女はうちの受付が小さくて良くないと
言い出した。確かにうちの受付は小さめで質素なもの。スタッフも一人しか座る事が出来ないからみんなで仕事の優先順位ごとに順番に座っている。そこで彼女が奨めた
受付セットは巨大で真っ白。これってまるでドイツの歯医者さんみたい。
これが病院としては「ベスト」だからって。
ちょっと、ちょっと、これって危険なんじゃない?でもドクターはすっかりその気になっている。ものすごい金額だし、第一この受付セットってものすごく大きくて受付ロビー
の全てを占めちゃって患者さんのスペースがすごく狭まっちゃうよ。
このシチュエーションってある意味ピンチじゃないの?
(つづく)
これが典型的な病院の受付?私はうちの病院にこんなのやだあ。
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