けれどその頃私たちはパラレルに色々な問題を抱えていた。
一つにはハルさんの問題。多くは「シャボン玉飛んだ」に書いたけれど私たちにとって大切な大切な人の事で私たちはやきもきしていた。
もうひとつ、別の問題があった。ドクターはちょうどこの頃、うちの病院について
ある、一つの分岐点に立っていた。これまで必死で病院経営の事だけ考えていた。
どんな無理でもして頑張って働いてきた。ここに来るまでたくさん苦労をしてらして
なんとか病院をうまく軌道に乗せるところまで来た。これから先どんなふうにしていくのかまさに選択させられるところに来ていた。
その時ある患者さんが現れたのだ。リードさんという、日光アレルギーを煩った方
だった。彼女はうちのいわゆるVIP患者さんであるある女医さんの紹介だった。
(つづく)
ナマケモノもコスタリカで見られるらしい。
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